フランケンシュタインの恋 第4話

最近、買い物でしめじを買うことが増えた気がする。
スーパーであの姿を見ると思わず
「研さん・・・」
と、かごにいれてしまいます。
なんか愛おしい。
ま、そんなことはどうでもいいのですが、
とりあえず第4話の感想。

4話は3話のおさらいの後、かわいい!かわいい! で始まりましたね。
お手てあげて幼児たちと横断歩道を嬉しそうに渡る研さん。
嬉しそうに津軽さんの横を歩く研さん。
電車に乗りたがる研さん。
かわええ・・・( *´艸`)
思わず包容中のカップルを指さして
「指を指してはいけません」
と津軽さんに注意されて、指さしたことを隠すように
両手をみぞおちの辺りでぎゅっとしてかわええ・・・。
エスカレーターで落ちそうになっているのも、かわええ・・・。
どうやっておりたらいいのわからなくて、
最後津軽さんに腰の辺り押してもらってようやくおりられるんですね。
もう、なんといっていいか・・・かわええ・・・( *´艸`)
お着替え研さんも、かわええ。
中の人があれほどどんな服でも着こなせてしまうのに、
研さんが着ると何着てもとってつけたようになるの、不思議。
そういう見え方って演技でコントロールできるもんなんですね。
とにかく「かわええ」連発だった4話の冒頭。
人間の世界に興味津々で、なんでも素直に受け入れる研さんを見ていると
世の中の何気ないことにはこんなに素敵なことが隠れているんだなと思う。
研さんの側にいて、研さんの反応を見ている人を
ほんわかとした幸せな気分にさせてくれる。
きっと津軽さんも稲庭先輩も、研さんのそういう所に惹かれているからこそ
人間ではないとわかっていながらも世話を焼いてしまうんだろうな。

稲庭先輩にとって研さんはきっとわんこみたいなもんだったんだろうな。
子供が友達と捨て犬を拾ってきて、内緒で飼っている・・・みたいな。
津軽さんと二人で協力して研さんの面倒をみている・・・つもりだったのが
気がつくと自分がのけものになっていて、
今まで対等だと思っていなかったのに、
世話やいてあげなきゃいけない存在だったはずなのに、
いつのまにか研さんと津軽さんだけが先に行っちゃったような感じ。
研さんが天草に送った質問は、きっと先輩にとっても切実な問題で、
それに自分の恩師が答えるというので、
研さんと一緒に真剣に聞いていたのではないかな。
で、研さんがラジオで聞いたそのままを津軽さんにぶつけちゃって
あえなく玉砕・・・。
自分が告白したときと同じ理由で断られている研さんを
稲庭先輩は複雑な思いで見ていたのだと思う。
稲庭先輩が自分は病気だから恋ができないと津軽さんから言われて
そのまますっと引き下がったのは、
お母さんを早くに病気で亡くして居たからなのですね。
愛する人に先立たれる苦しみを知っているからこそ、
死と向かい合う苦しさを知っているからこそ、
津軽さんの気持ちを尊重して、これ以上気持ちを押しつけずに
そっと側にいようとしていたのかなという気がする。
津軽さんが心の余裕が持てるようになるまで、
自分から人を(自分を)好きになってくれるまで。
でも研さんは持ち前の真っ直ぐさと純粋さで、
稲庭先輩が越え損なった一線を越えようとしている。
知らないからこその強みで、ぐんぐん前に進んでいく。

稲庭先輩は研さんのこと知った上で優しくしてくれているのかと思っていたんだけど
違ったんですね・・・
本放送で、津軽さんに断られた後、研さんが胞子をまき散らす様子を見て
驚いていたので、あれ? 今更? 
って思ってしまって、ちょっと混乱していたのだけど、
コメンタリィを聞いて納得しました。
稲庭先輩は研さんが出したきのこは見ていたけど
胞子をまき散らす現場に遭遇したのは初めてだったんだ!
きのこを出すのは平然と受け入れているから、
胞子もOKなのかと思っちゃったよ・・・(;^ω^)
そんでもって先週、意識を失いそうになりながら
うっすらと研さんを見ていたと思っていたけれど、
やっぱり見てはいなかったんですね。
今回、胞子をまき散らす研さんを目の当たりにして、
3階建ての屋上から落ちて傷一つない研さんを目の当たりにして、
改めて研さんは人間ではないもの、化け物だという思いを強めた先輩。
もちろん拾ってきたわんこをかわいがるような気持ちもちゃんと残って居るでしょうから
いろんな思いが複雑に渦巻いているはずですよね。
柳楽くんの演技がまたいいんだ。
基本、先輩ってあんまり内の感情を表情に出さない感じなんだけど
大きな目がすごく感情を映している感じがする。
来週は先輩が新たな行動にでる?
先輩がラジオ局にどんな思いで行くことになるのか・・・気になるぅ。

津軽さんは今回も悩める回でした。
難病であることは話していましたが、
明るく元気に前向きに毎日を過ごしていて、
気持ちの上では整理できているのかな・・・と思いきや、
これほど病気が心に暗い陰を落としているとは・・・。
津軽さんの切実な思いに対して、
教授が研さんにラジオを通して伝えた
「恋をして、遺伝子に働きかければいい」
というアドバイスはあまりにも無責任に聞こえる・・・。
いくら恩師の言葉とはいえ、なんちゃって医学みたいですもんね。
ああ、でも、そういえばこの教授、初回から
「笑いが遺伝子に与える影響」みたいなテーマで実験していましたっけ。
教授にとってはあくまでも誠実に答えたということなんでしょう。
教授と天草の言葉を素直に受け取った研さん。
ラジオで聴いた言葉をそのまんま津軽さんに伝えてしまいます。
案の定、その言葉に津軽さんは反発します。
断っている理由は稲庭先輩に言ったのと同じだと思うんですけど、
その時よりもずっと動揺していました。
そのまま、教授の元に、どうしてあんな答えをしたのか
聞きに行かずにはおれないほどに。
津軽さんは今までいろんなことを諦めて生きてきたのでしょう。
できることを探して、そのために生きることができれば、
自分の短いであろう命にも意味があるのだと信じて。
きっと、彼女があきらめた筆頭のものが、
恋をするということだったんじゃないかな。
恋は相手が必要なものだから・・・。
もし、自分が誰かに恋をしたとして、
相手にも恋してほしいと思ってしまったら・・・
報われないときには、不確定なものの為に限られた時間を無駄にしてしまうことになるし、
うまく思いが伝わったとしても、
今度はその楽しい時間を人よりずっと短く終えなければならない運命を恨むでしょうし、
何より自分が母親を亡くした衝撃を知っているから
相手にそんな思いをさせたくないという気持ちもあるでしょうし。
教授はそんな彼女の思いをさらりと受け流して、
彼の存在を認める以上、彼の思いを無視することはできないと諭します。

稲庭先輩の時には、それなりにうまくいなした告白を
研さんの時には巧くいなせなかったのは、
やっぱり研さんの真っ直ぐさ、なんでしょうね。
研さんの真っ直ぐさは人の心を動かすんですよね。
なんの計算もないから。
津軽さんが戸惑っている間に、研さんが高所から落ちて、
研さんがどうやら本当に普通の人間ではないことが分かってきて、
研さんの言う120年生きてきたということも
もしかしたら事実なのかもという気がしてきて
ついにお姉さんが自分を危険な目に遭わせたのは研さんだと気がつきます。
津軽さんにとってはそれは研さん=化け物という式が確定することなんですけど、
津軽さんは、先輩が不用意に言った
「ばけもの」
という言葉に反発しているんですよね。
「長く生きることができない私の身体と、長く生きることしかできないあの人の身体は
どこがどう違うのですか?」
人の寿命における「普通」ってどのくらいか分からないんだけど
なんとなく平均寿命くらいを思い浮かべます。
少なくとも多くの人は自分がおじいさん、おばあさんと言われるような
年齢までは生きるだろうと
高をくくって生きている。
そこからはみ出た「研さん」と「私」は同じようなものなのかもしれない。
遺伝子レベルで早く死ぬことが刻印された人間と
遺伝子レベルで死なないことを刻印された人間に
そんなに大差ないんじゃないか・・・
そういう思いにようやくたどり着いた津軽さんは
病院から抜け出した研さんを探し回ります。
そして、やっと見つけた研さんに
自分がなぜ恋を諦めなければいけないのかを
今までおそらく自分に言い聞かせてきた言い訳を
絞り出すように語ります。
でも、こうやって研さんに話している時点で、
今までの「恋はしない」という覚悟が揺らいでいるということですよね。
研さんはその言葉には直接答えずに
枯れた木に向かい、自分の津軽さんへの思いを注入するかのように
木を抱きしめます。
人間を抱擁することはできない研さん。
津軽さんが自分に例えた枯れ木を包容することで
枯れ木に新しい生命の息吹を吹き込みました。
コメンタリィでもみんな言っていたように、
ここのCGがすごかったんですよね。
今までは胞子をまき散らす時は白い胞子で
それは負の感情でもってまき散らされていたので白いキノコができてた。
でも、津軽さんを思って飛ばす胞子はピンク色で、
木に生えるきのこも赤い色。
まるで蘇って花を咲かせたように見える木を背にして
研さんは津軽さんに伝えます。
ここまで研さんはラジオから教授の言葉を聞き、
天草の言葉を聞き、
振られて落ち込んでいるときには、工務店仲間からいろんな恋に関する言葉を聞きました。
今まで研さんが恋に関して集めてきた言葉をミックスして総動員して
津軽さんに思いを伝えました。
それはやっぱり真っ直ぐで前向きで、今まで聞いてきた言葉そのまんまだったんだけど
オウム返しではなくって、ここまで研さんなりに暖めた言葉ではあって。
それになんといっても研さんの思いの象徴であるきのこの花を咲かせた木を見たら
もう
「はい」って言う他ないですよね。

考えてみれば、あの枯れ木は研さんでもありますよね。
枯れたはずの身体に新しい菌を入れられて、
枯れた木(肉体)が疑似的に蘇っている。
今回は普通の人間として生きていた研さんが一瞬登場しました。
津軽さんにそっくりな津軽さんのひいひいおばあさんと一緒に
お地蔵さんに手を合わせている場面。
やっぱりあの女性とは知り合いなんですね。
公式HPの相関図「120年前になにがあった?」という文言は
生き返った研さんが彼女を殺したという意味だけじゃなくて
もっと何か関係があったことも意味してる?
少なくとも彼女は研さんが一度死んだことを知っているわけですよね。
だからこそ、生きて動く研さんにあれほど怯え、逃げだした。
津軽さんの病気が遺伝性があるようなので、
もしかしたら研さんの生みの親である博士は
そういう病気を治すような研究をしていたのかもしれない。
あの大学ももともとは感染病の研究所だったわけですし。
じゃあ、生前の研さんはどういう存在だったんだろう・・・。
研究所の研究員?
もしくは、感染病を煩って、研究を兼ねた治療の為に入院していた患者?
なんとなくあの服装から研究員ぽいですよねえ。
そして何らかの理由で若くして亡くなった。
博士はその彼の身体を使って人体実験をした。
あそこで手を合わせて拝んでいるのは、
彼女の病気の平癒を願ってだったのかなあ・・・。
代々あのお地蔵さんに病気平癒のお願いをすると聞き遂げられるって言い伝えありそうだし。
津軽さんのお母さんもその話を聞いたからこそ
津軽さんを連れてきたんだろうしなあ。
なんで博士は恋しい彼女を生き返らせようとしなかったんだろう。
研さんを生き返らせることができたんだから、
彼女も生き返らせてもよかったのに、
博士はもう誰にも研さんにした施術を再びしようとしなかった。
いや、もしかしたらチャレンジはしたのかな。
でも成功しなかったとか?
過去の話を考えているといろいろイメージが広がりすぎて
収集がつかなくなってしまいます。
ただ、一つ言えるのは、研さんは自分の異能力に怯え
たった一人で120年もの年月を生きてきたということ。
今回、津軽さんがその悲しみに気づいてくれてよかった。
博士の過去が描かれた2話以降、勝手に思っているのは
博士の遺体をあの場所に置いたのは研さんだったのではないかということ。
もちろん、研究熱心な博士が机で研究しながら亡くなった可能性もあるのですが、
なんとなく、ベットの上で亡くなったか、
どこかで倒れて亡くなってしまった博士の遺体を
生前、一番彼が目にしていた場所に移したんじゃないかなと思うんです。
生きていた頃と同じように座らせてみても
もう博士は動かない。
何も話してくれない。
博士がだんだん朽ちて骨になっていく様を
ずっとあの家で暮らしながら見てきたんだなあと思うと切ない。
死なない研さんが、人間の「死」という概念をきちんと理解して
自分がそれを招いてしまうことをきちんと恐れているのは
そういう経験があるからなんだと思うんですよね。
もちろん120年前に自分が触れたことで人を殺してしまったというのは
あると思うんですけど、
たぶん、研さんの感覚では「殺した」というよりも「動かなくなった」
なんじゃないのかと思います。
それを博士に教えられて「自分が殺した」と認識したとしても。
彼女が「動かなくなった」ことと博士(お父さん)が死だことが結びついたとき、
初めて「自分は人を殺した」ということが本当に理解できたんじゃないのかな。
津軽さんが母の死を経験したように、
稲庭先輩が母の死を経験したように、
研さんもまた博士(父)の死を経験しているんですよね。
そして、研さんが人間の社会で生きていくのなら、
もっと多くの大切な人との死別を経験せざるを得ない。
そういう悲しみを、津軽さんが気づいてくれてよかったなあと思います。

すごいなあと思ったのは、
生前の研さんと、今の研さんがちゃんと別人だったこと。
生前の、つまり怪物になる前の研さんは
ちゃんと青年の顔をしているんですよね。
つまり人間っぽい存在感がちゃんとある。
今の研さんは、独特の異質感がありますもんね。
表情の幼さとか、ちょっと猫背な感じとか?
ほんのわずかなシーンなのに、ちゃんと別人感を出せるってすごいなあと思いました。

なんとか5話の放送までに、4話の感想間に合ったあ・・・。
これで心おきなく5話が見れます。
初めて電車に乗る研さん、楽しみ~!










フランケンシュタインの恋 第3話

3話は少しだけ視聴率戻したんですね。よかった。
このままずるずる・・・じゃもったいなさすぎる!
相変わらず「きのこ気持ち悪い」っていう感想はあがってくるけど
先週よりずっと減ったかな。
本当に集合体が苦手な人たちはリタイアしたのかも。
生理的にイヤというのは、もう仕方ない。
私だって終始発泡スチロールが出てきてきゅっきゅいうドラマがあったら
見ていられないと思うもの。
ただすごいなあと思ったのは、制作陣が攻めているっていうこと。
3話では納豆を食べた研さんがなめこ出しましたから!
もう撮影が済んでいたはずですからそのまま出したということなのでしょうが、
なんか嬉しくなってきました。
たぶんこのドラマを作っている人たちは、こんな反応で
自分たちが信じて作ってきたものを歪めたりはしない気がする。
そんないい加減な覚悟ではこのドラマを作っていない気がする。
玉名さんも、なめこを見てからはびっくりしていましたが、
布団をめくるまでは何かを期待している感じでしたよね。
驚いてはいるけれど嫌悪感を感じているわけではなさそう。
なんといっても、この回のラストで
津軽さんが研さんのきのこを美しいという。
このきのこはあなたの心だから人間と恋をして一緒に暮らしてもいいと言う。
そうか、ここできのこを使うんだ!
きのこは研さんにとって、自分が人間ではないことの証のようなもの。
忌み嫌われるものである・・・というのは
ドラマの中でのこういう意味もあるし、
それに加えてドラマに対するTwitterの反応の方を思い浮かべてしまって
ちょっと切なくなってしまった。
自分が一番苦しく思っている所を
こんな風に認めてもらったら、もう恋に落ちずにはいられませんよね。
最後の涙が美しくて、本当に美しくて、愛おしくて
そのままエンディングに繋がっていく流れが秀逸でした。
この曲はあまりにもこのドラマにぴったりで毎回びっくりしてしまいます。
初回も、2回も3回も、
ちゃんとラストシーンの研さんの心情を受けて歌われている気がする。
今まで3回とも、あ、ここで切るんだ・・・ってちょっと思うほど
描ききらない、もしくはシーンが終わりきらない感じで終わってるんだけど
このエンディングの曲が研さんの思いを引き受けることで
一つの話がまとまっていく感じ。
この曲がドラマとは関係なく作られたというのが驚きなんだけど、
でもだからこそこれだけぴったりと寄り添う歌詞でもうまくはまるのかな
という気もする。
ドラマの主題歌って、そのドラマ用に、あまりにドラマに寄せて作ると
曲もつまんなくなるし、ドラマにも広がりが生まれない。
いい主題歌って、その曲独自の物語性を持ちながらも、
どこかドラマの内容を重ねあわせることができるフレーズがあるってくらいの
距離の取り方が一番いいと思うんですよね。
でも、この「棒人間」はもともとドラマを意識して作られた訳じゃないから
曲だけで成り立つ世界観を持っているのは当たり前として、
ドラマの内容にかなり寄り添っていても、とってつけた感がない。
「僕は人間じゃないんです」なんてすごいフレーズですよね。
それも、この曲ではそれは怪物ではないんです。
人間の社会の中で生き辛さを感じている人間が
その辛さや違和感をこういう表現で表したというのが秀逸。
この曲が最後にかかることによって、
ファンタジー色の強い、非現実的なこのドラマ世界が、
実は人間を描くメタファーなんだよという視点も与えてくれる。
いろんな意味で秀逸なエンディングだと思います。
映像もとても素敵。
是非この曲フルバージョンでMV作って欲しい!

今回は津軽さんが研さんの「怪物は恋をしてもいいですか」という問いに
覚悟を決めて「恋をしてもいいです」と答えるまでの話。
「ここで一緒に生きていきましょう」と言うまでの話。
恋とはいっても他の多くの恋愛ドラマで描かれているようなものではなくて
稲庭先輩が研さんに説明したような、「どんな時でも一緒にいたい」というシンプルな思い。
「怪物は恋をしてもいいですか?」ということは
「怪物がそばに一緒にいてもいいですか」ということ。
こんな僕でも一緒にいてくれますか、いてもいいですか?
という研さんの思いに津軽さんは真正面から答えてくれました。
一人で生きてきた怪物にとって、それはとても大きなことだったのだと思います。
もちろん物理的には稲庭工務店に住まわせてもらっているわけだから、
もうすでに一人ではなくなっているわけなのですが、
120年の孤独を埋めてもらうためには、
「一緒に生きましょう」と言ってくれる人が必要だったのですね。

今回、津軽さんはちゃんと研さんの問いに答えるために
探偵みたいにいろいろ動いて研さんの情報を集めました。
ひいひいおばあさんが、倒れた姉と同じ症状で死んだこと。
それは約120年前だったこと。
もともとひいひいおばあさんの代では
大学周辺に住んでいたこと・・・なんかを重ねあわせたら
そりゃどうしても研さんに繋がっていくよね・・・。
120年前という時代の符合。
姉の病気の原因が研さんにあるというのは間違いなさそうだから
じゃあひいひいおばあさんを死に至らしめたのも研さん?
そう考えた津軽さんは一人、研さんの家に忍び込みます。
そこで残された博士のメモや書物を写真に撮って
教授と一緒に解明します。
今回の津軽さんの下りは段取りの部分だったと思うんです。
怪物がどうして生まれたかを視聴者に説明する、
つまりはこの物語世界を説明する部分。
普通だったらこの役目は先輩が背負うよね。
津軽さんは研さんのそばに居させて、
先輩を動かして先輩に謎解きさせて説明していく。
でも、このドラマは逆なんですね。
ヒロインを離れさせて、先輩をそばにおいておく。
だから実はこの回も津軽さんにはそれほど感情移入することができませんでした。
だって、謎解きに一人走り回ってるんだもん。
どっちかというと、興味を持ち始めたのは先輩の方。
先輩って面白い存在ですよね。
普通、このポジションだったら研さんとは距離を置こうとしたり
津軽さんから遠ざけようとやっきになったりすると思うんだけど、
稲庭先輩はそうじゃない。
津軽さん以上に研さんに興味を持っているし、
研さんをそっとサポートもしてくれる。
でもって、津軽さんほど研さんをおそれていないんですよね。
研さんが津軽さんのお姉さんに何かしたのは知っているはずなのに、
2話の終わりで感情の高ぶりとともに光るキノコを発生させてるのも見たはずなのに
平常心で研さんに向き合ってる。
この感じ面白いなあと思うんですよね。
今回だって研さんの為にラジオにメール出してあげてるし、
時間になったらラジオつけてあげて見守ってるし。
襲われた時も自分はぼっこぼこにやられながらも
研さんは逃がそうとしてくれたし。
研さんが変体した時、その姿見たのかなあ。
やられて倒れ込んでいたから気を失ってたのかなあ。
でも倒れている稲庭先輩の顔の後で一瞬手を光らせた研さんのカットがありましたから
うっすらと見たのかもなあ。
CMがあけると、もう傷の手当てを済ませて後かたづけをしていたし、
研さんを気遣って話すその様子が、本当に普通だったから
わからないんだけど、なんとなく、稲庭先輩なら
姿を変えた研さんを見ても、あんな風に普通に接することができるだろうなあと思う。
そんでもって今回もまた示唆にとんだことを言っていました。
人間だって人を殺したいほど憎むことはある。
自分も殴られているときそう思った。
だから研さんの感情はとても人間的なのだと。
あの状況で、さらっとこういうことを言えてしまう先輩すごい。
自分だって怖い目にあって、痛い目にあって、まだ時間が経ってないのに
落ち込む研さんを見てこれだけのことが言えるんだもん。
この後津軽さんがやってきて「一緒に人間の世界で生きていきましょう」
って言うことで、研さんはこの世界で生きることを本当に決心するんだけど
その前段階で先輩の言葉があったからこそ、
自分が感情に任せて人を殺すかもしれないという激しい落ち込みの中でも、
津軽さんの言葉を素直に受け入れることができたのだと思う。
この先輩を柳楽さんが本当に力まずに演じていてすばらしい。
柳楽さんの持つ独特の存在感が、
この人絶対単純ないい人じゃないでしょ?
という雰囲気を醸し出している。
これから研さんと津軽さんの関係が進展していった時に
先輩がどのように変わっていくのかが楽しみです。
怖くもあるけど・・・。
今回すでにちょこっとその予兆が・・・。
「話があるんです」とやってきた津軽さん。
自分に対する話だと思って姿勢を正したのに
「研さんと二人で話したい」と言われて複雑な思い。
物陰で二人が話しているのを聞いている様子は切なそうでした。
一つのことを思い始めたら猪突猛進の津軽さん。
そういうところは理系女子の設定が生きていますが、
とりあえずは先輩の顔の傷、気づいてあげてよ!
津軽さんは先輩よりもずっと他人の気持ちに鈍感な設定なんですね。
プロデューサーさんのインタビューによれば、
稲庭先輩はこれから人間らしい感情をどんどん描かれるらしい。
楽しみ♪

さてさて、今週の怪物さん。
見所たくさんありましたねえ。
私が一番印象的だったのが、襲われたときに雄叫びをあげるアップ。
たとえば私が絵が描けて、この話をマンガにしようとしたら
このシーンはこういう絵を描きたいと思うような
私にとってドンピシャな表情でした。
私浦沢直樹さんがNHKでやってる「漫勉」が大好きで。
絵が巧い人たちがペンを動かすのを見ているだけで楽しくなってくるんですけど、
その絵が巧い人たちが、ここぞという場面のキャラクターの表情に
かける神経の細やかさにいつも本当にびっくりしてしまう。
ちょっとしたペンの勢いや線の位置で驚くほど変わっていく絵の表情。
いや、時には何をこだわっているかわかんないような細かいニュアンスで
表情が大きく変わると言っているのを見ていて、
キメるシーンでのここぞという表情って本当に大切なんだなと思う。
このシーンはまさにそういう肝になるシーンで、
その感情を表出させた表情として、私の中では完璧だと思えました。
押さえようのない憎しみと、こうなってしまう自分に対する悲しみが
ないまぜになったような感情がほとばしり出た表情。
ちょっと仏像にも似ていると思ったんだよなあ。
表情は仁王像とかそういう系統の怒り顔なんだけど、
その裏に阿修羅像の憂いのある苦しみを隠しているような。
本当にすばらしい表情でした。
このシーンが感情を吐き出す動系の表情だとすれば、
ラストの泣き顔は静系の表情。
こっちもすばらしかった。
目の縁がじんわりと赤くなって涙がこぼれる。
よく泣くシーンは涙が出てるとか出てないって言う点でのみ語られますが
涙の有無なんてもうどうでもいいんんだなという気になってくる。
津軽さんの言葉をまっすぐに受け止めて感情があふれ出てくる感じ。
吐き出す演技も、受け止める演技も
どちらもあふれんばかりの感情を見事に表現する綾野君の
本領発揮とも言うべきドラマだなあと思います。
前回の、お父さん(博士)に感情を吐き出すシーンもよかったなあ・・・
書くの忘れてたけど。
そうかと思えば、日常の何気ないシーンのやりとりも間が秀逸。
何気ないやりとりなのにくすっと笑えるツボは絶対にはずさない感じ。
基本研さんはぼけてるので、室園さんがつっっこむことが多いんだけど
たぶん言い方一つでちっとも面白くないやりとりになっちゃうような
じんわりとした面白シーンも、
きちんといい間合いで言えているからこそ室園さんのつっこみが面白くなっているんだと思う。
それからそれから、過去の回想シーンで生き返るところお表情もよかったなあ。
長い長い眠りから覚めた赤ちゃんのような何物でもない感じが。

次回は津軽さんとのほんわかしたシーンがいっぱい見られそうなので
めちゃくちゃ楽しみです。
やっぱりこのドラマが始まる前に一番期待していたのは、こういうシーンだったので。


今回のコメンタリーも面白かった。
一番印象に残っているのは新井さんの「オフビートの役者ばっかり」っていうくだり。
なるほど、このドラマを見ているときになんとなく感じていた他のドラマとは違う感じってこれだったんだ。
つまりはほとんどの役者さんの演技がTVっぽくないっていうことなんですよね。
話の骨格というか、ドラマの方向性はとてもTVドラマっぽいのに
思いのほかポップになっていないのはそういうことだったんだ。
でも、それがいいんだよなあ・・・。
ありえない設定のファンタジーな話が、しっかり地についた話になっている気がする。
そんな中で十勝役の山内さんだけがドキュメンタリーっていうのも妙に納得。
そうそう! 十勝が出てくるとちょっと違う空気感になる。
違うドラマを見ているような感じ。
そう、ドラマ見ているのに急にドキュメンタリーっていう感じだよなあ。
だって目線のキョドリ方とか、妙にリアル。
今度山内さんもコメンタリー来てほしいなあ。
コメント聞いてみたい。
やっぱり新井さんの話面白いですね。
綾野くんとのコンビネーションもばっちり。
最後の最後、本編が終わってからの新井さんと綾野くんの短いトークで
綾野君が大うけして大爆笑していたようすがすごくかわいかったです。

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2017年春ドラマスタート

「スタート」ってもうずいぶん前にスタートしてますよね(;^ω^)

ゴールデンウィーク真っただ中ですが、子供が季節外れのインフルエンザに罹ったため

どこにも行けません。

発熱したのが5月1日だったので、真ん中の平日2日もあわてて有給とって休んだから

期せずして9連休の大型連休になっちゃったんですが、

一日家にいるのでそんな感じも全くしません。

だからこの機会に!とめちゃくちゃ頑張ってたまっているドラマと映画を消化しています。

ドラマはようやく録画していた初回は全部見終わりました。

映画は今日は「ペコロスの母に会いに行く」と「インセプション」を見ました。

「ペコロスの母に会いに行く」はしみじみといい映画だと思いました。

余裕があれば感想をまとめたいと思います。

「インセプション」は夕食後に見たということもあって、途中2回ほど寝落ちしました。

これほど置いてきぼりを食らったままの映画を見たのは久しぶりで、

中盤までほとんど何が何やらわかりませんでした。

後半はとりあえず主人公たちが何をしようとしているのか、と、

奥さんとのいきさつはわかったようなわかんないような感じだったのですが

世界観のシステムが理解しきれていないので、

違う階層で進むシーンが短い時間で挟み込まれるともう何がなにやら…。

途中寝てしまったこともあってこの映画の感想は書けないなあ。

何度も見ればもう少しわかるかもしれないけれど、また寝てしまう自信がある・・・。

でも映像は本当にきれいだったし、主人公夫婦の物語が切なかった。

ラストがはっきりしないところで切られているので、

解釈がさまざまにできるようなんですけど、

私はうっすらと理解したストーリーがハッピーエンドだったので

もうこの作品はハッピーエンドだと思っておくことにします。

でないとなんかものすごく後味悪いもの。

すごく長大な悪夢から目が覚めた気分。

それも、浅い眠りの中で現実のTVの音なんかがぼんやりと聞こえていて

夢の中にその現実が作用して、現実と夢とまぜこぜになったような悪夢。

なんかもやもや・・・。

 

というわけでようやくたまっていた新ドラマの初回は見られたので最初の感想。

今回見た作品は

・貴族探偵

・CRISIS

・あなたのことはそれほど

・母になる

・緊急取調室

・人は見た目が100パーセント

・恋が下手でも生きてます

・架空OL日記

・リバース

・ツバキ文具店~鎌倉時代屋物語~

・女囚セブン

・SRサイタマノナッパー

・4号警備

・ボク、運命の人です。

・犯罪症候群

・マッサージ探偵ジョー

・トモダチゲーム

・小さな巨人

・櫻子さんの足下には死体が埋まっている

・フランケンシュタインの恋

・ファイナルファンタジーXIV光のお父さん

 

今回のクールは結構力作ぞろい。

そして警察ものや謎解きものが多い。

その分病院もの、学校ものはあんまりないかな。

深夜ドラマに企画そのものが面白い作品が多いですね。

とりあえず「犯罪症候群」と「フランケンシュタインの恋」は

好きな俳優さんが出ているので別格として置いておいて、

今一番お気に入りは「ツバキ文具店」です。

NHKらしいとても丁寧な作品です。

題材からして地味だけど、雰囲気というか余情というか

そういうものがたっぷり詰まっていて

あわただしい日常の時間の流れをリセットしてくれるような感じがする。

多部さんの正しい起用の仕方ですよね。

もともと映画ではこういう役を多くやっていた気がするんだけどなあ。

少なくとも私が持っている多部未華子のイメージはこういう感じです。

なぜか民法のドラマではキワモノ的な役をふられることが多い気がするけど、

そんでもってTVではそういう役の方がキャッチーでキュートに見えるんだけど

でもやっぱりこのドラマの多部ちゃんのような多部ちゃんが好きです。

手紙が題材なのもいいなあ。

相手のことや書く内容、季節を考えて封筒と便箋、時には筆記用具も選んで

切手はあらかじめできるだけ記念切手を買いためておいて

封筒にあったものを選んで貼る…とか、

ああ、そうそう、昔そういうことしてた! と懐かしく思い出しました。

最近は本当に手紙を書くことが少なくなったから

もう便箋も事務的なものといつの季節でも使えそうな無難なものしか持ってないや。

昔は季節が変わると文具売り場を覗くの楽しみだったのに。

人とのコミュニケーションの手段が手間がかかるものだったからこそ

心を砕いて少しでも気持ちが伝わるように…と心を配っていた部分が多かったんだなあ。

今は簡単にLINEやメールでコミュニケーションができて、

そりゃ、スタンプとかを選ぶ楽しみはあっても、

やっぱり圧倒的に心配りのウエイトは減っていて…。

字は上手くないし、決して筆まめでもなかったので

今の風潮が楽といえば楽で楽しんでいるんだけど、

改めて手紙の良さに気づかされるドラマです。

多部ちゃんが毎回悩みに悩んで書く手紙の言葉も美しいんだ、これが!

美しい書き言葉が音読される心地よさっていうのも相まって

今、一番お気に入りのドラマです。

 

次週が気になって仕方ない。

放送中は謎が気になって気になってぐっと引き込まれる!

というのは、「リバース」が一番かな。

天才でない、明るく器用でもない藤原君を久々に見た気がする。

その藤原君がすごくいい!

それから普通っぽい役の戸田恵梨香ちゃんもいい。

それからそれから市原隼人くんの表面明るいけど嫌な奴っぷり!

役者さんが上手く役にはまっていて見ていて気持ちいい。

先が気になるのは湊作品ならでは。

ほんっとうに謎で引っ張るの上手いですよねえ。

その割に結末があっさりしているから、あんまりファンにはなり切れないんだけど

どの作品も見始めから中盤くらいまでの引きの強さはすごいなあと思います。

人の嫌な部分を書かせたらぴか一ですよねえ…。

 

「CRISIS」は映像がスタイリッシュでアクションがすごい。

刑事ものではあるんだけど、やりたい方向がぴしっと定まっていて

そっちの方向に降り切れているから他の刑事ものとははっきりと一線を画している。

同じ刑事ものでも「小さな巨人」は組織としての警察を描いていて

警察版「半沢直樹」という触れ込み通り。

同じ警察ものだけどそれぞれ違った魅力があって、

しかも相当なクオリティで作りこんである。

だからなんとなく警察ものはこの2本でいっぱいいっぱいで

今期は「緊急取調室」はもういっかなあ…。

一番視聴率いいんですけどね、この作品。

前のシリーズで鼻についた主人公の浮きっぷりも

それなりに馴染んできていて、ぐっと見やすくなっているし。

なんといっても天海さんと毎回登場する豪華ゲストの演技合戦が楽しい…のはわかっているんだけど

わかっているだけに安定感がありすぎて物足りない。

 

「人は見かけが100パーセント」は主人公たちの描き方がなんとなく嫌で、

初回でやめようかと思ったんですが、

ある意味とっても感情移入というか共感はできる人たちなんですよ、あの女子モドキ3人。

私もファッションやおしゃれがとても苦手で、

でも思いついたように何とかしようと頑張る時があって、

でも、頑張るとあの3人組みたいなことになるんです・・・orz

私が着るとなんか違う、なんか決まらない…というか

だんだんお手本ですら何がいいんだかわからなくなってくる。

おんなじ位置で悩んでいる3人を見ていると、

このドラマで3人と一緒に学んでいけば、私にもファッションがわかってくるかも!

と思って3回まで見たんですが、もう、やめます。

理由その1。

リケジョたちが普段慣れている研究の手法でファッションを研究する

という触れ込み部分に期待したのですが、作り手が「研究」や「分析」をはき違えている気がする。

すごく表面的なところで「研究」の手法をとらえていて、「分析」が全然できてないんですよね。

せっかくのリケジョ設定が台無しで残念。

理由その2。

おしゃれの目的が「男性受けがいい」という方向に行っていること。

おしゃれってそれだけじゃないじゃないですか。

TPOに合わせることは、その場にいる人たちへの心遣いでもありますし、

自己表現の一つの形でもあります。

多少反発はしながらも、結局は「男受けがいい」面ばかりを強調するのはどうかなあ…

っていうか、そういう方向でしか描けないところに

このドラマの作り手の姿勢が表れているようにも思えてくる。

というわけで脱落しました…。

 

「母になる」は正直いつやめるか…と思いながら見ているのですが、

初回の小池栄子さん演じる育ての母の手紙にびっくりしたんですよ。

あまりにも母親のエゴ丸出しの文章で。

ちょっとおぞましいような書き方で、この人これからどうするんだろ・・・

という興味だけで見ています。

だんだんああいう手紙を書かずにはいられなかった理由というのは見えてきたけれど

やっぱり、あのエゴは恐ろしい。

それは育ての親だからというものでもない。

自分が生んだ子供にならなおさらああいうエゴが生まれやすいと思うので

そういう自戒も込めてもうちょっと小池さん演じる「もう一人の母」の行く末を見守りたい、かな。

 

「ボク、運命の人です」は大好きだった「プロポーズ大作戦」のノリで見ていて楽しい。

「プロポーズ大作戦」では運命を変えようと時間を超えて奔走していた山Pが

今度は神様役で「運命の人と結ばれろ!」とけしかける役。

同じ脚本家さんなので似ていて当たり前。

でも、このノリ好き。

というわけで恋愛もの系ではこれをチョイス。

 

今回深夜ドラマはドラマそのものが面白いというよりも

企画が面白い! っていうのが多い気がする。

「ファイナルファンタジー光のお父さん」も

ドラマ自体はそれほどでもないんだけど、実在のゲームとコラボしているのが楽しい。

実際にゲームやってみたくなりますよね。

ゲームあるあるもふんだんに盛り込まれていますし。

今ちょっと「ファイナルファンタジー」という作品そのものに過剰反応しているので

とりあえず、見ます。

 

「架空OL日誌」も深夜じゃなきゃ絶対成立しなしドラマですよね。

ドラマとしてストーリーがどーとか、キャラクター設定がどーとか言うドラマででは全然ない。

でも、ゆるゆるとしていて思わず見ちゃう。

バカリズムさんが原作脚本主演ということで、それもいいんだと思う。

最初はバカリズムさんがOLを演じていると知らなくて見たので

意味がわかんなかったんだけど、

見ているうちに違和感が全然なくなっていくのがすごい。

これ、普通に女優さんが演じていたら本当に見る価値ないくらい

普通のくだらない会話でなりたっているドラマなんだけど、

バカリズムさんが演じることによって、コントみたいなテイストになっているので

普通のくだらない話がちゃんとネタとして認識できるんですよね。

普通っぽさとネタっぽさがいい具合に混じっているので

深夜ドラマらしいゆるいドラマとして楽しめる。

というか、とりあえず、これでドラマになると思った人、すごい。

 

「SRサイタマノラッパー」は単館系の映画で結構有名。

とはいえ見たことはなかったんです。

でも、何かの映画を単館系の映画館に見に行った時に予告を見たことがあったり

ツイッターのタイムラインによく名前が上がってきていたので

なんとなくその存在は知っていました。

その「サイタマノラッパー」がキャストそのままにドラマになると聞いて

とりあえずは見てみようと思って見てみたのですが

正直初回はどう見ていいのかよくわかりませんでした。

うーん、よくわかんないなあ…と思いながらとりあえず2回を見たあたりから

ラップにはまりました。

ラップで物語が進行していくの面白い。

日常の会話が、気持ちが、韻を踏んでリズムに乗ってラップになっていく。

その爽快感。

古来日本人は詩歌で様々な心情を表現してきました。

平安時代なんて歌が詠めなければ恋もできなかった。

現代ではそれがラップになっているんだなあって思えました。

私の世代では考えられないんですが、

最近の若者世代の人たちは本当に日常の言葉をラップで表現できる人が増えているそうです。

それは海外から入ってきた文化にかぶれているんじゃなくて、

歌で政治を動かし、歌で恋をしてきた文化が

今、形を変えて根付こうとしているのかなあと思えました。

毎回全編の3分の1くらいはラップなのだそうです。

このラップ聞くだけで楽しいです。

 

「4号警備」はタイトルだけでもういいかなと思っていたんですが

窪田くんがものすごくいい。

なんだろう…とても雰囲気のある、余情のある存在感。

内容も30分のドラマにしては濃いし、よくまとまっているし

なんといっても映像がとても美しいので楽しみに見ています。

窪田君を美しく撮れる作品は、よい作品だ。

 

とまあこんな感じで、少しづつしぼりながらも、

まだ結構な数のドラマを見ています。

まだ放送に追いついていないものもあるけどね(;^ω^)

今期は「フランケンシュタインの恋」があるので

そっちにだいぶん興味関心とエネルギーを持っていかれていますが

他にも力作ドラマがいっぱいで楽しいです。