空に歌えば

この1週間は怒濤の一週間でした。
まず月曜日に「亜人」の舞台挨拶があって、
もちろん参加できるわけもないんだけど
ありがたいことにLineLiveで中継してくれたので
それなりにリアルタイムで楽しめて。
でもってこの日にamazarashi公式さんから怒濤のお知らせ開始。
CMに楽曲が使われることが発表されるでしょ。
秋田さんの弾き語りライブが年末に行われるという発表でしょ。
秋田さんがラジオに生出演&弾き語りのお知らせでしょ。
まず仕事帰りにCMの件を知って、有頂天気分で帰宅。
なんとかぎりぎり間に合って「亜人」の中継を見ていたら
途中でピコンとamazarashiからのお知らせが!
え? なになに? と思うものの、中継も気になるから一生懸命見てて
終わったらあわてて情報見に行って・・・という感じ。
「亜人」の中継だけでも一大イベントなのに
普段そんなに情報こないamazarashi公式も
こんな日に限って大きなお知らせ三つも出してくるしで、
なんか気持ちがいっぱいいっぱい。
それぞれにわくわくどきどきで、かえってどう反応していいのかわかんない。
火曜はamazarashiのNewシングルフラゲ日で
そこからネットにインタビュー記事がどんどんあがってくるし、
その後も綾野君の久々バラエティ出演(まだ見られていない)や
朝のワイドショーでしょ?
それから「コウノドリ」の情報も上がり始めました。
いよいよ撮影開始したんですね。
仕事のほうもちょっと頭の痛い案件が持ち上がっているので
そっちではめちゃくちゃ落ち込むわ・・・で
なんかとっても気持ちが落ち着かない1週間でした。

とりあえずいよいよ発売されたamazarashiの4枚目のシングル「空に歌えば」
ずっと「ヒーローアカデミア」のオープニングでは聞いていて
いい曲だなあ・・・早くフルで聞きたいなあと思っていました。
スピード感があってドライブ感もあって力強くて聞きやすくていいなあ。
そんな中にも「必然」みたいな堅い言葉がいっぱい入れ込まれていたり
一番盛り上がる鼓舞する言葉として「足掻け」という単語を選んでくるあたりは
とってもamazarashiっぽいなあって思っていたんですけど、
やっぱりフルで聞きたい。
というのも前回ドラマの主題歌になった「ヒーロー」も
ドラマのオープニングで流れている部分は当たり障りのない耳障りのいい
悪く言えばそれほど特徴のない曲に聞こえていたんです。
どうしてもタイアップとなると毒気をぬかないといけなくなるのかなあ・・・
って思っていたら、フルバージョンを聞いてびっくり。
オープニングでは1番はまるまる流れているのかと思っていたら
1番でさえもかなりトリミングされていて、
ちゃんとフルで聞いたらいつものamazarashi!という感じの
毒も熱もあるとても力のある曲でした。
だから今回もそうなのかなあって期待していて。
それにアポロジーズのスタッフ日記でも
アニメで流れていない部分にamazarashiらしい仕掛けがあるって言ってましたもんね。
今年8月中旬に青森で行われた凱旋コンサートでは生で歌われて
その後サマソニでも披露されて、
後、関東では1回ラジオでフルが流れたんだっけ?
その辺りの先に聞いた人の感想で
「仕掛け」はポエトリィリーディングっていうのは分かっていたんだけど
やっぱり早く聞きたくて・・・。
いつもは1日限定で視聴公開みたいなのがあるんだけど
今回はそれがラジオだったのかな。
MVが8月下旬に公開されるっていうのは噂で聞いていて、
ずっと待っていたんだけど、ついに8月には公開されず・・・。
1日遅れで9月1日に公開されました。
このMVがすごくいいんです。
amazarashiのMVってアーティストが顔出ししないこともあって
映像作家さんが好き勝手に作る感じのものが多いんですよね。
amazarashiはシングル4枚しかだしていない割にMVはたくさんある方だと思うんですけど
(他のアーティストさんの実状を知らないのでなんともいえませんが)
その中で秋田さん出演のものってたぶん今回入れて4作くらいじゃないかな。
基本的にはYKBXさんの独創的なアニメ作品が多い。
最近は他の映像作家さんも増えましたが。
どっちにしても楽曲とつかず離れずで映像としての主張もものすごく強いものが多い。
タイアップの場合はタイアップ先のイメージを膨らませたものもあります。
「生肉を食べ続ける美少女」(季節は次々死んでいく)とか
「ドールが壊されるづける」(命にふさわしい)とか。
でも、amazarashiそのものを描こうとしているのは
この前発表されたMV「つじつまあわせに生まれた僕ら」と
この「空に歌えば」だけなんですよね。
「つじつま・・・」のMVもある意味とても秋田さんを表現していて
すごくお気に入りなんですけど
それ以上にこの「空に歌えば」は突き抜けた感じがしてすごく好き。
1番は青森、2番は東京で、
本来人が行き交う場所にだれもいない。
そこでアンプをつけてギターをかき鳴らし歌い始める秋田さん。
秋田さんの歌を聞く人は誰もいないのだけど、
秋田さんの声はまっすぐな光の筋となって空に届く。
そして空に「空に歌えば」という文字がかっこよくデザインされて描き出される。
秋田さんの歌に合わせて、デザインされた幾何学模様がリズミカルに描かれていくのもとてもきれい。
秋田さんが映っているとは言え、当然顔は映らない、
ということは必然的にバックショットや全身のショットが多くなって
それって映像的にはとてもいい感じなんですよね。
風景とのバランスがとてもいい。
特にラストなんかは青空の分量が大きくて
その真ん中の下の方で秋田さんのシルエットが小さめに映る。
たぶんアーティストをアピールすることが目的のMVならば
表情をとらえるためにもっと人物に寄るんだろうけど、
その辺は大胆に画面を構成できるのかな。
アーティストの顔(表情)を使えないというのは
ものすごく大きな制約なんだっろうけど、
逆にその制約を長所に変えているんですよね。
1番は昼(朝?)2番が夜のシーンで
間奏に入ると空に黒い雲が立ちこめてきて雨が降り始める。
そして叩きつけるように語られるポエトリーリーディング。
amazarashiファンは「ああとってもamazarashiらしいなあ」と思う箇所なのですが
ヒロアカで気になって始めてこの部分を聞いた人は
どういう感想をもつのかなあ・・・。
バンド名のamazarashiが「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、
僕らは雨ざらしだがそれでもという思いでつけられた」ので、
そのamazarashiが「その時、すでにもう雨はあがっていた」と歌うことは
とてつもなく大きな意味を持つんですよね。
映像はここから大きく切り替わってライブシーンへ。
驚いたことにここで音源も変わって、実際のライブの音源に。
始めてそのことに気づいたときぞわっと鳥肌が立ちそうになりました。
「雨があがっていた」という歌詞の後切り替わる映像、
それまで誰も聞いていない場所で必死に歌い続けてきた秋田さんの歌が
レコーディングされた音源より少し粗く、でも力強い音が
ライブ会場に集ったファンに届く。
このライブ会場は撮影用に集められたものじゃなくて、青森での凱旋講演。
撮影はライブがすべて終了した後、観客の協力を得て撮られたそう。
MVで映像として残されたライブがメジャーデビューして始めて行った青森でのライブ
というのが、何とも胸熱。
もう1番2番で出ていた光線のようなものは出なくて
秋田さんの声がそのまま観客に届いている感じがすごく好き。
ずっと認められない者の思いを歌ってきたamazarashiが
ジャンプの王道と言われるアニメのオープニング曲を歌う。
それも今までにない聞きやすい感じの曲で。
長さもamazarashiの曲としては短めだし、
MVも今までのアーティスティックなものから
ちょっとアーティスト寄りになった。
今回はラジオにも何回も出たし、
心なしかネットメディアでのインタビューも多い気がする。
ここらで勝負にでているのかなあという気がひしひしとします。
でもそれは売れにいっている、売れ線を狙っているというのではなく、
ちゃんと自分たちの路線を守りながら、
少し門戸を広げつつある・・・という感じ。
売れたらいいなあ。
決して万人受けするバンドとは思わないので
大ヒット・・・とまでは言わないけれど、
でも今よりももっと多くの人に届けば
きっとその何割かの人の心には大きく響くはず・・・。
それってなんか同志が増えていく感じがするのです。
本当に、売れたらいいなあ・・・。

で、カップリング曲の「たられば」は
この春から行われていたメッセージボトルツアーで初披露された曲。
優しいメロディに乗せて「もしもぼくが・・・」と繰り返される曲。
歌詞的には、構成の仕方が「僕が死のうと思ったのは」と同じかなあと思いました。
ずっと一つのお題を繰り返していって、
そこに続く言葉を展開させていきながら、
最後の最後にお題そのものをひっくり返す・・・っていう。
でも、そのお題にあたる部分が非常にネガティブな(ある意味amazarashiらしい)
「死にたい理由」という重いお題ではなくて
もっと一般的でライトなものに変わったというのが大きな変化。
歌詞そのものも「僕が・・・」のほうは言葉の選び方が叙情詩的な感じがします。
一方「たられば」はもっと平易な言葉で散文詩的。
曲調も明るい。
でも、ラストのオチが「たられば」は2段階あるんですよね。
いったん、ああなるほどな・・・って思わせておいて
ラストのワンフレーズでその一旦提示したラストに疑問を呈す。
このラストのワンフレーズがとてもamazarashiっぽいなと思うんです。
もちろん「たられば」で夢想される内容やその表現に
どこか悲観主義的な匂いがしてそれも秋田さんっぽいなとは思います。
ただ、もう「死にたい」というようなところから歌い起こさなくとも、
もっと日常的でささいな感情の動きからでも
amazarashiらしい掘り下げ方をして何かを語ることができるのだという意味で
この曲はこれからのamazarashiの行く末を示唆する曲なのだなあと思うのです。

この曲は大阪のFM802で1週間独占先行オンエアーされました。
こういう取り組みは私がファンになってから始めてでした。
ありがたいことに大阪のFM曲だったので聞くことができました。
(秋田さんが出演した東京のFMは聞けなかったけど)
毎日仕事が終わってから、今日はどの番組でオンエアしてくれたんだろう・・・
と探すのが楽しくて・・・。
本当にradikoさまさまです。
「たられば」をかけてくれた番組を1週間いろいろ聞きました。
DJの紹介の仕方を聞くのも面白かったし、リクエストハガキも楽しかった。
こうやってラジオで改めて聞くと、本当に「たられば」はある意味耳障りのいい曲で
でもがっつり歌詞を聞き込んだらやっぱり深いものがあるから、
こうやってラジオでオンエアーされることでこの曲に出会う人が一人でも増えて
amazarashiに興味を持ってくれるといいなあと思いました。
結構いろんな番組でかけてもらったみたいなんだけど、
特に一人、熱くamazarashiを語ってくれるDJさんがいて、
もしかしたらこのDJさんは以前秋田さんを大阪にまで呼んで
ラジオに出演させてくれた人かなあ・・・って思いました。
番組名とか覚えていないので定かではないのですが。
確かあの時もFM802だった気がするんですよね。
だとすると今回のFM802独占オンエアーも
もしかしたらそのDJさんの尽力があってのことなのかもなあ。

そう言えば、今までもシングルは必ず弾き語りバージョンが入るんですけど
表題曲ではなくてカップリング曲が弾き語り・・・というのは初めてですよね。
そういう意味でもとても大事な曲なんだなあという気がします。
今までシングルはカップリング曲もMVが作られているので
「たられば」でも作ってくれないかなあ・・・。

うちは初回生産限定版Aっていうのを買ったのですが、
Aの特典っていうのが、ラバーバンドとライブDVD。
3曲入っているのですが、これが6月に行われた中野サンプラザのライブ。
シングルの発売で一番心待ちにしていたのはこの特典DVDでした。
というのは、このライブ、途中で中断されたんですよね。
今度10月に振り替え公演があるんですけど。
amazarashiの今回のメッセージボトルライブツアーは本当にアクシデントが多くて、
まず札幌の公演がサポートメンバーの出羽さんの体調不良で中止。
アレンジからサウンドプロデューサー、そしてリードギターを担っていた人だったので
もう大ショック。
残念ながらまだ体調は完全じゃないらしく、
その後のライブは他のギターのサポートメンバーとなりました。
このころはライブの日になるとTwitterで検索かけて
無事ライブが行われているか確認していました。
新しいサポートメンバーでなんとか残りの日程乗り切れるかなって思った頃、
今度はドラムのサポートメンバーである橋谷田真さんが中野サンプラザでダウン。
それもライブの途中で中断されたと知った時には
もうどうなることやら・・・と心配で心配で・・・。
結局その後のライブはもう一人ドラムのサポートメンバーを入れて青森公演まで終了。
サマソニから真さんは復活されたようで、嬉しかったなあ・・・。
出羽さんも真さんもTwitterをされていてそれなりにつぶやかれていたんですけど、
ダウンされている間はお二人ともプツンとツイートが途絶えて
それもまた心配で心配で・・・。
幸いなことに、今はお二人ともポツポツとTwitterの方に戻ってきてらっしゃいます。
よかった・・・。
サポートメンバーとは言え、ライブは最初からこのメンバーで固定していたそうで
もうサポートメンバー以上の思いがあります。
それは秋田さんもインタビューで言ってましたね。
amazarashiはライブは5人のメンバーが真横に一列に並ぶんです。
それもそんな思いの現れなんだろうなと思います。
amazarashiに関わる以前からプロミュージシャンだったのは出羽さんと真さんだけで、
二人がamazarashiのサウンド面を引っ張ってくれたっていうインタビューも
どこかで読んだっけなあ。

というわけで、中野サンプラザは途中で中断してしまったライブだったので
まずDVDに入るとは思っていなかったんです。
もしかしたらここの映像を核にしてセル用のDVDを作ろうとしていたんだけど
中断によってできなくなったから3曲だけシングルの特典につけた
ということなのかもしれませんが・・・。
何にしろそのアクシデントがあった特別なライブが
一部とは言え形になって残ったのがすごい。
そして何よりも聞きたかったのが「命にふさわしい」
ライブ当日、必死で行かれた方のツイートを探してなにがあったのかを調べました。
なんとなくわかったのは
・真さんは最初から首にギプスを巻いていたこと
・「少年少女」(この曲は秋田さんと豊川さん二人で演奏された)の後
 秋田さんと豊川さんが舞台袖に引っ込んで舞台からだれもいなくなった。
・そのまましばらく時間があって、真さんの体調不良のため中断が発表された
・秋田さんが一人で舞台に出てきて弾き語りで「命にふさわしい」を歌った。渾身の歌だった。泣いているようだった。
という感じ。
だから特典映像に「命にふさわしい」中野サンプラザって見たときには
本当に驚いてしまったのです。
実際にDVDを見ているとたぶん慌てて録画の準備をしたんでしょうね。
出だしの画像がちょっと乱れている。
カメラの数も少ないのかな。
というより予定外の弾き語りだからカメラワークの打ち合わせがない中で
秋田さんの左右と正面と後ろ姿の映像だけなんとか押さえました
というようなシンプルな映し方で、
でも、だからこそ歌の力がストレートに伝わる。
一本の真上からのスポットライトに照らされて、
いつも通りつばが広い帽子をかぶっているから顔は見えないんだけど
声の感じから時折「ん? 泣いてるのかな」って思えるところもあって
いつものライブ映像よりもずっと生っぽい感じがしました。
本当によくぞこのライブ映像を記録したな、
そしてそれを特典映像として出してくれたな・・・。
あのライブの映像の説明はなにもなかったから、
もしも中野サンプラザのライブについて何も知らないまま
たまたま「空に歌えば」の曲が気に入って、限定版Aを買った人がいて
なんで「命にふさわしい」のライブ映像だけこんな粗いんだろう
って疑問に思う人もいるかもな。
あのライブ映像はこういう理由で他と違ったテイストになっていると思われます。
だからこそファンの方で、もしまだ買うのを躊躇している人がいたら、
このライブ映像は本当に必見の貴重な記録ですので
是非是非買ってもらいたいなあと思います。
ライブ映像1曲目の「ヨクト」は出羽さん不在ですが
代わりのサポートメンバーが入ったこれまた貴重な映像です。
幕にタイポグラフィで歌詞を映すスタイルではなく
照明で見せるタイプの演出でバンドスタイルの演奏が際だっています。
2曲目の「少年少女」は本来はバンドアレンジなのですが
このメッセージボトルツアーでは秋田さんと豊川さん二人の
最初のあまざらしスタイルで演奏されました。
これも映像としてはやはり貴重だと思います。
そして秋田さん絶唱の「命にふさわしい」
この三曲を特典映像にしたというのも
このシングルを一つの大きな勝負点としているのだなあと感じます。
どうか、結果がちゃんと付いてきますように・・・。

明日から(あ、もう今日か)はCMソングとしてamazarashiの歌が
テレビから流れるはず・・・。
世代を越えて受け入れられる音楽が生まれにくい昨今、
どうすれば広い層に音楽を聞いてもらえるか・・・と考えたら、
やっぱりCMというのはとてもいい場です。
アニメや映画やドラマよりも多くの人が触れる可能性がある。
一人でも多くの人にamazarashiの音楽が届くことを願ってやみません。

posted by HaHa at 01:35Comment(0)音楽

メッセージボトル~Zepp Namba

行って来ました~! amazarashiライブ。

いつもは長男と行っているんですけど、今回は次男と。

別に長男がamazarashiに興味がなくなったとか、そういうことでは全然なくて

長男は一足先に名古屋で参戦してきました。

なんでこんなややこしいことになったかというと、

amazarashiのライブツアーが発表されたときは3枚チケットを取るつもりでいたんです。

今回は中三の次男も連れていきたかったので。

で、その話をしていると、ChiChiが

「ウッキー、4月はライブ2本やな」

と、話に入ってきました。

ChiChi(つまり主人)は大の高橋優ファン。

高橋優もこのちょっと前にライブツアーを発表していました。

で、ChiChiは勢いで2枚のチケットを押さえました。

誰かと行く約束をしたわけではなかったのですが、ボッチ参戦は避けたかったようです。

でも一緒に行ってくれるかもしれなかった友人は息子さんと行くそうで、

余った1枚を無駄にしないために、必死で家族を誘いました。

その誘いに唯一乗ったのが長男。

大阪城ホールに一度入ってみたかったそうです。

だから前述の言葉になったわけなのですが、

「うわーすごいなあ、1月で2回のライブ? で、いつ頃?」

「えーっと、中ごろやったと思うで」

「え? amazarashiも中ごろやで。もしかして二日連続?」

とか言いながら日にちを調べてみると、な、な、なんと! 

日にちがかぶってるじゃあーりませんか!!

なんで…orz

amazarashiってそんなに年がら年中ライブやっているわけじゃないし、

高橋優だって全国を回っているライブで、なんで大阪公演の日程がダブルかなあ…。

長男はかなり「amazarashiに行く~」ってごねたのですが、

その時点ですでに高橋優のチケットは押さえてあったので無理やり高橋優の方に行くことに。

必然的にamazarashiのライブには私と次男が行くことになりました。

代わりに長男はツアー初日、名古屋のチケットを取ってなんとか納得しました。

当日まで「そっちに行きたい」「当日券買いたい」と言ってたけどね。

あ、別に高橋優が悪いわけじゃないんです。

ライブさえ重なっていなければ、長男ももっと高橋優のライブを楽しみにしていたはず・・・。

ほんと、なんの呪いだ?

とまあ、当日までにすったもんだがあったわけですが、

なんとかChiChiと長男は大阪城ホールへ、

私と次男はZepp Nambaへ行くことになりました。

ここで次の困った問題が…。

我が家で一番の方向音痴が次男で、二番目が私…。

前回Zeppn Namba に行ったときは長男についていったので難波の地理が全くわからない…。

たどり着けるのか…とドキドキしながら、

とりあえず携帯のナビを頼りにあっちいったり、こっち行ったり…。

なんとかたどり着けました。

無事にグッズもゲットして、次男が行きたがったアニメイトにも行って、

予定通り入場することができました。

2階席だったせいもあってか、入場はすごくスムーズでした。

集合時間にちょっと遅れていったらすでに300番台の入場が始まっていて、

ほどなく2階の列も動き始めました。

前に来たときはやたらと入場で待った気がしたので

スムーズな誘導にびっくりしながらも中へ。

と、まあ、私たちはスムーズだったんだけど、

大変だったのは1階の後ろの方の番号の人たちだったんじゃないかな。

ずいぶん長い間、本当に開園間際まで、

「すみません、もう一歩、半歩でいいですから中に詰めてください」

ってマイクの音が響いていました。

下を見るともう人がギュウギュウ詰め。

私が初めてライブに来たときはなんばHutchで

結構後ろの方はゆるゆるで、簡単に移動ができるくらいだったんだけど

もう真ん中の人はトイレにも行けなさそうなくらいぎっちりで。

そんでもって笑ったのが、

「前の方があいていまーす。できるだけ前に行ってください」

と入場する人を前の方に誘導していたこと。

いやいやいや、普通は前から詰まるもんでしょ?

でもamazarashiはあんまり前に行き過ぎると映像見にくいから(;^ω^)

この間どっかのバンドのライブではファンが前に行こうとして将棋倒しになった

っていうニュースもあったっていうのに

amazarashiファンは後ろの方が好きなんだね( *´艸`)

ってほのぼのしている場合じゃなく、上から見ていると心配になるくらい人がギッチリで。

amazarashiさーん、これだけ人が入るんだから、もうホールでコンサートしようよお。

最初に入場した人は3時間くらい、身動きも取れないような状態で立っているしかないわけで

なんか危険な感じがする。

ZeppNambaがソールドアウトするんだから、大阪のホールだって埋まるよ。

…という切実なお願い。

席が2階席の最後列だったので、音は大丈夫かな・・・と心配していたんだけど

そこは問題なくいい音でした。

基本20代30代がメイン層のバンドなので私たち親子は多少場違いなのですが

たまたま前の席がどうも中学生くらいの女の子とお母さんの二人組。

女の子がファンで、心配してお母さんがついてきているパターンかと思いきや、

お母さんが常連さんで、初めてお子さんを連れてきたらしく

ライブのあれこれを女の子に説明しているのがほほえましい。

密かに心の中で「仲間だ」認定をして、ほっとしておりました。



さて、ライブの中身はというと、とてもよかった。

秋田さんの声もすごくよく出ていたし、演奏もばっちり。

いつもは秋田さんの歌声ばかりに気を取られていたんだけど、

この日は演奏を聞く余裕もできて、

当たり前のことなんだけど、演奏上手いなあと思って聞いていました。

演奏がしっかりしているからこそ、秋田さんの声があんなに映えるんですよね。

それから豊川さんのコーラスの声がよく聞こえた!

長男は「名古屋ではあんまり聞こえんかったで」と言っていたのですが

大阪ではかなりはっきり聞こえていましたねえ。

今回大阪では秋田さんの歌詞とびが多かったんですけど、

秋田さんが抜けちゃった部分も豊川さんがしっかり歌ってカバーしてたり。

歌詞とびに関しては確かに回数は多かったんですけど、復活も早くてすごいなあ…と思ってました。

なにせあの歌詞量ですよ!

「メーデーメーデー」なんて、生で歌おうとするのがまずすごいのに。

あ、「メーデーメーデー」の最後のサビの歌詞抜けはきっと息継ぎですよね。

そこ以外は本当に完ぺきで、背筋がぞくっとするくらいかっこよかった。

カラオケでamazarashiを歌うと、歌詞がちゃんと画面に出ているのに

息継ぎ失敗したり、歌詞を見失ったり、かんじゃったりして飛んじゃうと

しばらく復活できないですからね。

あわあわ言ってる間にどんどん曲が進んじゃって。

それを、次のフレーズはもう立ち直っている感じで、

そっちのほうに感心してしまっていました。

生だもの、そういうハプニングも醍醐味の一つ。

ハプニングとしてもう一つ面白かったのは、

大阪ではMCがぐだぐだになっちゃったってとこ。

今回、いつも少ないMCが輪をかけて少なくて、

「ありがとう」以外のMCは「たられば」の前のMCくらいだったんだけど、

秋田さん、話している途中で自分の話の方向性を見失っちゃった。

たぶん、amazarashiという思いもしなかったバンドの形で今ここに居るっていうことを

言いたかったんだろうなあって思うんだけど、

amazarashiを「変なバンド」って言っちゃって、

そこを言い直して言葉を探しているうちに

なんかしどろもどろになっちゃって、「何言ってんだろ」なんて自分で言っちゃうところがかわいい。

かわいいって失礼かもしれないけど、秋田さんってきっと私よりも年下だから、いいよね(なにが(;^ω^))

名古屋に参加した長男の話によれば、ここのMCは

「ベストを出したことでこれからのAmazarashiを心配している人もいると思うけど、

そういう人たちのために新曲を持ってきました」

という感じの内容だったらしい。

大阪ではそこまでいきつけなかった感じ。

でも、秋田さんがしどろもどろになっちゃった時に

「ひろむーっ、がんばれーっ」

なんて掛け声が飛んだりして、あったかい空気に包まれたのがすごくよかった。

「メッセージボトル」に同封された小説では、

MCの後の観客の冷たい反応にいらついている描写があったけれど、

それから流れ流れて、今、Zepp Namba満杯のお客さんが

秋田さんの言葉を心待ちにしていて、

秋田さんの言わんとすることを一生懸命受け止めようとしていて、

何年もかけてAmazarashiはこれだけの味方を手に入れたんだなあって思った。

何年もかけて秋田さんの歌が、これだけの味方を連れてきたんだなあって思った。

秋田さん、誰かに届けと大海に投げ入れた貴方の歌は、

確かにこれだけの人に届いたんだよ。


セトリはベストアルバム「メッセージボトル」の流れを受けて、

ベスト的なものでした。

「夕日信仰ヒガシズム」ライブから参加しだした私でも

ライブで一度は聞いたことがある曲がたくさん。

でも、ここ最近のライブの定番になっていた

「季節は次々死んでいく」や「スターライト」

また知名度が高いと思われる「スピードと摩擦」「僕が死のうと思ったのは」がなかったので

完全に初めてのお客さん向け…というわけではなかった気がします。

もちろん今旬の「命にふさわしい」や「ヒーロー」は入っていたんだけど

今までのamazarashiの核を作ってきた曲たちが丁寧に集められた感じ。

「メッセージボトル」に収められた曲たちの中でも

ルサンチマン的要素…というか、「誰か認めてくれ」というニュアンスが強い曲を中心に

セトリが組まれていたような気がします。

まさにデビュー前、青森でライブイベントを企画して

そのイベント名に「メッセージボトル」と名付けて希望を託した

秋田さんの思いが詰まったような曲たち。

amazarashiの曲の中には、その時々の秋田さんの心境によって

ふっとすべてを悟ったような、いろんな苦悩を乗り越えた後のような

晴れ晴れとした美しい人生賛歌的な歌もたくさんあって

「メッセージボトル」にも収められているんだけど

(例えば「終わりで始まり」や「ライフイズビューティフル」)

そういう曲よりは負の感情に支配されている曲が多かった気がします。

「虚無病」のミニアルバムからは「僕が死のうと思ったのは」じゃなくて

「メーデーメーデー」が歌われたのもそういう流れだったからかなあと思いました。

「メーデーメーデー」は救難信号のことなので、

まさにメッセージボトルという名のライブにふさわしい。

「メーデーメーデー」は「虚無病」のライブビューイングの時の

本番後に会場に流されていたくらいで、ライブで演奏されるのはこれが最初だと思います。

その時から一度生で聞いてみたいと思い続けていた曲。

でも同時に生で歌うには難しいんじゃないかとも思っていたので

今回ライブで聞けてとてもうれしかった。

この曲の映像もすばらしくて、電波がきちんと入っていないTVのような

ノイズだらけの映像に時折ふっと映像が映るといった趣向のもので、

この曲が流れると感じる不安感を掻き立てられる感じが

見事に映像で再現されていました。

今回初めて見た映像はこの曲と「たられば」かな。

「たられば」は歌詞メインの映像だった気がする。

後は「命にふさわしい」はWOWWOWで放送されたCDJの映像と同じだったので

なんとなくなじみ深かったし、

「ヒーロー」は公開されているMVの映像でした。

実は「風に流離い」の映像も見覚えがなくて、

おおーっ、秋田さんがいっぱい映ってる!

この上手くはないけど雰囲気のある字は秋田さんの字かなあ

と一人で興奮していたのですが、帰ってから長男に言うと

「「ヒガシズム」ん時もあの映像やったで」

とさらっと言われてしまった(>_<)

覚えてない・・・。

確かに調べてみたら「ヒガシズム」で歌われているのでこの映像見ていたはず・・・。

同じく「後期衝動」の「一体全体誰だお前は?」の後に

バーンとスクリーンいっぱいに映し出される「Amazarashi」の文字がかっこいいなあ

って思っていたんだけど、きっとこの映像も見ているんですよね、私。

「後期衝動」は「ヒガシズム」の時の一意版最初の曲ということはすごく覚えているんだけど

映像の記憶はすっぽりと抜け落ちていました。

記憶がちゃんとあって、今回もう一度見られてうれしかったのは「少年少女」かな。

降ってくるカタカナの色がふっと変わって言葉を形作る趣向のこの映像、すごく好き。

「しらふ」から「美しき思いで」の流れは、もう鉄板ですね。

何度聞いても胸に迫るものがある。

「たられば」は先に聴いた長男から「素晴らしいで」と散々聞いていて

秋田日記で先に歌詞を読んでいたせいもあって、

ああ、こういう曲なんだ…という確認的な気分で聞いてしまった。

ちょっと失敗。

でも、この曲が新しい方向性を感じさせるものだっていうのはちゃんと伝わりました。

「認められたい」という強烈な思いに裏打ちされたAmazarashiの今までの方向性は

少しずつでも実際に知名度が上がってファンも増えて、チャートも上がり始めている今、

いつかは歌手としてやっていくためのモチベーションとして

燃料ぎれを起こすんだろうなと思っていたので。

Amazarashiのことを考えるとき、よく中島みゆきさんを思いだすんですけど、

みゆきさんも世に出始めた頃は別れ歌うたいの異名を持っていました。

同時期に人気があった松任谷由美さんが

恋愛賛歌の明るくキュンとする歌を多く歌っているのと対比されて

失恋ソングばかりを歌っているというレッテルをはられていました。

確かに初期の頃の歌は、ベースに「どんなに好きになっても選んでもらえないあたし」

という思いがあって、その思いに共感する者が彼女の歌にはまっていくという感じでした。

でも、みゆきさんは次第に「選んでもらえないあたし」だけの世界観から脱却していくんですよね。

90年代、2000年代以降にヒットした彼女の歌はもはや失恋ソングじゃなくて

幅広い世代に受け入れられるような広い不変的なテーマ性を持った歌。

「時代」とか「地上の星」とか。

スケールが大きいものだけじゃなくて、女の生き方を歌い上げる歌、

物語性の強い歌、世情に切り込むような歌…いろんな歌を生み出して

テーマがどんどん広く深くなっていったんですよね。

だからAmazarashiもそんな風に、世界を広げていくことは可能なんだろうと

ぼんやりと思っていました。

そういう自分勝手な希望が、秋田さんによって証明されたようで嬉しい。

「命にふさわしい」あたりからその萌芽が見え始めた気がするんですけど、

「命にふさわしい」や「たられば」のような、

「認められたい」じゃない方向で深く人間や人生を見つめるような曲、

秋田さんならではの視点で今の社会を切り取るような方向に向かうことができたらいいな。

いまだに青森に住んでいるということが、強みになると思うんですよね。

そんなAmazarashiの新しい方向性もちょっこし見せてもらえたライブでした。


ライブ終わりの1曲は、「未来づくり」

大好きな曲の一つです。

音源はインディーズ時代に青森で発売された時のもの。

「未来づくり」はその後「千年幸福論」というアルバムに再録されていて

私はもちろんそちらで知っていたのですが、

あまざらし時代の「未来づくり」(というか「光、再考」に収録された曲は全部)は

今よりもずっと力強くてエモーショナルな歌い方。

表現としてはきっと「千年幸福論」バージョンの方が洗練されていて安定感があって

歌詞が紡ぎだす世界をしっかりと伝えているんだろうと思うんだけど、

勢いというか青さみたいなものがいい意味で表現の力になっているんですよね。

「千年幸福論」で聞いていたとき、歌詞の中にある感謝すべき自分を認めてくれた「あなた」は

恋人(もしくは豊川さん)かなあって思っていたんですけど、

「ROCKIN'ON JAPAN」のロングインタビューを読んでからは

売れなかった時に支えてくれた人たちのことだったんだなあ・・・って思って、

ライブでラストに流れたこの曲を聴いたとき、

これ、私たちファンのことでもあるのかなあ・・・って思えました。

この音源を録音した頃の秋田さんは、

そりゃ売れたい、売れてほしいとは思っていただろうけど

実際問題として大阪という青森から遠く離れた街で

二千人を軽く超える人たちがいる大きなライブハウスの空間を自分の声が埋めることを

想像してなかったろうと思うんですよね。

見えない誰かに向かって力いっぱい歌ったメッセージが、

今、十年弱の年月を経て私たちに届いた。

まさにメッセージボトルとして。

秋田さんのメッセージボトルを確かに受け取った…

そんな幸せな気分で家路につきました。

とても、とても、いいライブでした。

posted by HaHa at 08:34Comment(0)音楽

命にふさわしい

ここんとこ、amazarashi関係の情報が動いています。

楽しみにしていた「命にふさわしい」がいよいよ発売されました。

オリコンウィークリーランキングで5位までいったそうで、

よかったよかった。

「季節・・・」と比べてどうだったのかなあ。

シングル売り上げで勝負しているバンドではないとはいえ、

やはりヒットチャートに名前が出るのは単純にうれしい。

今回はゲームとのコラボレーションということで、

アニメやドラマのタイアップと比べてどうなのかなあと思っていたのですが

かなりの反響があるみたいですね。

なにより秋田さんが大好きなゲームとのコラボを喜んでいるのが一番嬉しい。

去年の暮れごろから心なしか秋田日記のトーンが低めで、

秋田さん元気ないなあ……って心配していたんですが、

この日記はうれしそうで、本当によかった。

曲もすごくいい。

去年、COUNTDOWN JAPANで初披露されたんですよね。

ツイッターで感想を漁っていたら、この曲の感想も続々とあがっていて

早く聞きたくてむずむず(みぞみぞ?)していました。

年が明けてから恒例の24時間視聴があって、MVが公開されて。

正直いって、MVは苦手です・・・。

「季節・・・」と同じで見ていて気持ち悪くなるんですよね・・・。

いや、映像そのものは美しいなあと思うんです。

色とか構図とか、かっこいいなあって。

でも、人形たちが残酷に破壊されていく様は正視できなくて…・

ニーアの世界観にシンクロさせてあるのはわかるんだけど

あそこまで残酷に破壊の様子を繰り返し見せるのはなあ…ってどうしても思ってしまう。

長男も私と同じような感想で、でも次男は全然平気って言っているので

本当に感覚的なものなんだと思う。

なんでも心理学の先生に監修も受けているとか…。

なんかのネット記事で読んだ気がする。

このMVの感想で心理テストもできるそうな。

CDが発売されるまでは、映像を見ないようにしてひたすら音楽聞いてました(;^ω^)

 

発売日直前、フラゲ日にはニコ生ライブもありました。

ニコ生ライブって楽しいんですよね。

実際のライブではほとんどファン間の交流はないのですが、

ニコ生だとコメントがあるからどんどんやり取りが生まれる。

曲終わりには「888888」っていう文字が画面いっぱいに広がって

「割れんばかりの拍手」が可視化されている感じがするし、

サビの歌詞がみんなで合唱するように歌に合わせて流れるし。

ニーア関係で興味を持った人が

「この曲なんていう曲ですか?」

と尋ねたら、ちゃんと答えてあげたり。

途中、なぜか年齢の暴露合戦になったり、

トイレに行きたい人がひたすら「トイレ行きたい」ってつぶやいていたり…

と、なんかいろいろで面白かった。

本当にみーんなで秋田さんの歌を聴いているっていう連帯感がすごい。

だから映画館でのライブビューイングで大勢の人たちと無言で聞くよりも

ニコ生のライブの方が活気が感じられて好き。

今回の生ライブも結構曲数歌ってくれたんですよね。

「光、再考~季節は次々死んでいく」はちょっとびっくりした。

最初曲名が「季節は次々死んでいく」って出たのに

どう聞いても「光、再考」で、あれ? って思っていたら

光、再考はワンフレーズだけで、そのまま「季節…」につながっていく構成。

「光、再考」は初期の代表曲で

「季節…」はおそらく現時点で一番多くの人に認知されているamazarashiの曲。

曲の雰囲気も、トーンも全然違って、全く違う曲なんだけど、

弾き語りでこうしてつなげられると、なにかしらつながりを感じられる。

つまりは「光、再考」も「季節…」も同じことを歌っているんだ…

従来のファンからはamazarashiは変わったって言われるけど、

本質的には変わっていないんだ…ってことか。

そんな秋田さんからのメッセージとも挨拶ともとれる曲から始まった生ライブ。

次に「この街で生きてる」っていうのもちょっとびっくりしたけれど、

もっとびっくりしたのはその次の曲「ヒーロー」。

「ヒーロー」は今放送中のテレビドラマ「銀と金」の主題歌で

amazarashiにしてはわかりやすくキャッチーな曲だなあ…

でも、逆に耳あたりが良すぎてなんかちょっと物足りないな、

amazarashiっぽさがないな、

やっぱりタイアップとなるとカラーを薄めなくちゃならなくなるのかな…

なんて勝手なことを思っていたのですが、そうじゃなかった!!

ドラマのOPで流されているのは1番…って思っていたんですが

1番もフルじゃなくて、かなり切り刻まれていたんですね。

いわばわかりやすくトリミングされた曲を聴いて勝手な感想を抱いていたんだけど

フルで聞くと、これはいかにもamazarashiの世界観。

ヒーローになりたいと願いながらもみっともない自分を歌った

とっても魅力的な曲でした。

ああ、早くCDに入らないかな…って思っていたら今度のベストアルバムに入るんですね。

深夜帯とはいえ、ドラマの主題歌なんだからシングルで発売するんだろうと思っていたんだけど

もうシングル発売はないのかな?

考えてみれば前にドラマとタイアップした「アノミー」もシングルではなく

ミニアルバムとして発売したのだから

シングルカットしないというのはamazarashiっぽいといえばamazarashiっぽい。

同時期にタイアップが二つ重なって、

一方をシングル、一方をベストの中の1曲にしたのも、

なんか欲がない感じがして好きです。

売り込み攻勢をかけたいバンドだったら、2週連続発売! なんて感じで売りそうなものなのに。

そんでもって、シングルにしたのがゲームとタイアップした方の曲…

というのも、なんか秋田さんっぽくて面白いですね。

とはいえ、今年に入ってシングル発売、翌月に初のベストアルバム発売、そしてLIVEツアーへ

という流れは、ここを一つの正念場として勝負をかけてきているような気がします。

ゲームからamazarashiを知った人が、

amazarashiの入門編として聴くためのベストアルバムを出して

できればライブへ…という流れを作りたいのかな。

確かにさかのぼって聞くには、かなりアルバムの数も増えてきたから

ベストアルバムがある方がとっつきやすいかもしれない。

そして、限定版のみとはいえ、従来からのファンにはありがたい過去の音源。

メジャーデビュー前に青森で限定発売されたという幻のアルバムですよね、これ。

このアルバム、ヤフオクとかではすごい金額で取引されているらしいです。

以前、秋田さんが日記で質問を募集したりしてファンと交流を図った時期がありまして

その時に過去の(メジャーデビュー前の)音源が聞きたいって要望が多かったらしく

秋田さんが持っている古い音源を公開してくれたことがあるんですよね。

あっという間に消されちゃいましたけど。

消した時の日記がとても印象的でした。

自分は音楽を無償で消費していいとは思っていないこと。

無名だったあまざらしにお金を出してCDを買ってくれた青森の500人の人たちがいたからこそ

今自分たちがここにいること。

そのことは心に留めておいてほしい…

だいぶん意訳していますが、こんな感じの日記でした。

たぶん、過去の音源をネットにアップしたことでいろんな意見が秋田さんに届いたんでしょう。

インディーズ時代の音源が不当な高値で取引されていることには

納得いかない思いがあったのではないかと思います。

とはいえ、それを抑えるために無償で公開してしまうと、

今度は当時自分たちを応援してくれた人たちの思いを無にすることになる・・・。

そんな葛藤の一つのアンサーとして、

初のベストアルバムに、過去の音源を付けた…ということなんでしょう。

すごく秋田さんらしくて、うれしくなってしまいました。

何よりも楽しみなのが、詩集がつくこと。

amazarashiの歌には、ポエトリー以外、必ず詩が添えられています。

歌詞とは違った角度から表現された詩。

でも、CDでは歌詞カードに歌詞の隣に併記されているので、

・・・・・・・字がちっちゃいんですよね・・・orz

私、まだほとんど老眼はでてないんですけど、

それでも読むのいやになるくらいフォントが小さい。

買ったときに聴きながら一通りは読むんですけど、

読み返す気力がわかないくらい字が小さい。

今回は大きい文字でお願いします。

ま、対象とされているファン層が、私の年代よりもずっと下なんで

そんなこと考慮する必要もないのかもしれませんが・・・。

 

閑話休題

ニコ生ライブに話を戻しますと、

続いての曲は「僕が死のうと思ったのは」。

これもコアなファン以外の人に認知度が高い曲なのではないかと思います。

中島美加さんに提供した曲ですから、中島さんの曲として知っている人も多いかも。

この曲は本当に弾き語りが合うんですよねえ…。

最初「季節は…」の時にはちょっと声が出にくいのかな…って思っていたのですが

このころになるとずいぶん安定して、迫力のある弾き語りに。

そして「夏を待っていました」

この曲は認知度が高いというわけではないんでしょうが、

かなり早い時期の楽曲で、

YOUTUBEでMVが見られることもあってファンにもファン以外にも人気のある曲。

ストーリー性の強い曲の一つで、映画「スタンドバイミー」を彷彿させる名曲。

最後に「命にふさわしい」というセトリ。

全般的にファン以外に強くアピールしながらも

従来のファンをも満足させるとてもいいセトリだった気がします。

歌われた曲はどれも弾き語りが生える曲たちだったのですが、

特に「命にふさわしい」は魂のこもった歌でした。

出羽さんがアレンジした「命にふさわしい」もスケール感があって大好きなんですけど

弾き語りのシンプルな「命にふさわしい」も力強くって好き。

あ、あとLIVEバージョンの「命にふさわしい」はラストの「命さえ」と「光と影」の部分に

豊川さんの力強いコーラスが加わって、このバージョンも好き。

CDJのWOWWOW放送、去年は有名アーティストをピックアップしての放送だったので

amazarashiはなかったんですけど、

今年は出演アーティストをすべて見せてくれたのでamazarashiも1曲分だけ流れました。

選ばれた曲は「命にふさわしい」

歌詞が大きな紗幕に自由自在に動き回るパターンの映像でした。

これ、次のライブでもやってくれますよね、きっと。

生で見られるのとても楽しみ!!

WOWWOWの番組、他のアーティストさんもちらちら見ていたんだけど、

いわゆる盛り上げる系のバンドが多い中で、

やっぱりamazarashiはかなり特異でした^_^;

いわゆるファン以外の観客も多数いるはずなのに

大半の観客が棒立ちになってる・・・。

あれ、スタイルとしてやってるわけじゃなくて、

思わず聞き入っちゃうから思わずそうなっちゃうんですよね。

でも、観客をあおり盛り上げるのがデフォルトで、観客もノリに行っているフェスの中では

やはり、かなり独特のムード。

歌詞をスクリーンに映すというバンドは他にもありましたが

なんせ、舞台面全面に紗幕を張って、その面いっぱいに文字を映すので

文字の大きさというか迫力が違うんですよね。

ニコ生にしろ、紗幕を張ったステージにしろ、

私はメンバーが顔を隠すことに慣れてしまって、

あのスタイルが普通になってしまっているんだけど、

普通の人が見たらまずそこにも強い違和感を感じるのかなあ。

ニコ生でも、生ライブが始まったときに

顔が見えないことに違和感を感じた感想流れていましたもん。

ちなみにニコ生の顔の隠し方、最高に上手かったです。

顔の部分が完全にシルエットになっていて。

黒いスナフキンとかいろいろ言われていましたが、

私は「銀河鉄道999」の車掌さんが歌を歌ったらこんな感じ? と思っていました。

もう、私にとって秋田さんはあのシルエットの顔なんですよね…^_^;

そんなスタイルのライブが多くのそうそうたるアーティストたちのライブと一緒に

WOWWOWで流れたのがうれしかった。

WOWWOWさん、CDJ再放送してくれないかな。

できればもう少したくさんの曲を放送してくれないかな。

 

シングルそのものの感想に戻りますと、

「命にふさわしい」は決して派手でもないし、

キャッチーな曲でもないんじゃないかなと思います。

だけど印象に残る曲。耳に残る曲。

それで聴きこんでいくと泥沼のようにはまっていく曲。

ニーアのゲームはしたことがないんだけど、

ゲームの世界観を反映しているのかな。

ゲームをやり終わったら、今とはまた違った感覚で聞けるのかな…

って思うと、ちょっと楽しみ。

今、ふっと心に空白ができると

「こころうぉーなくすのにぃ~」

と力強い秋田さんの声が浮かんでくる…かなり重症です。

シングルでも必ず1曲はポエトリーリーディングが入るのがお約束。

今回のポエトリィはちょっと懐かしい感じの穏やかな語り口。

ここんとこ結構切羽詰まった語り口のポエトリィが多かったものですから…。

最後の部分だけはメロディがついて、

で、このメロディも耳に残る…。

ひたすら同じフレーズが繰り返されるせいもあるんだけどね。

そしてカップリング曲は「数え歌」

この曲、実はとても楽しみにしておりました。

「命にふさわしい」と同じくらいに。

この曲、曲自体は先に聴いて知っています。

この曲はこの間発売された「虚無病」のアナザーストーリー

「nothingness」に特典としてついてきたのです。

もっと言えば、歌詞は秋田日記で発表されていました。

「虚無病」ライブの後、絵本の発売発表があって、

でも、最初はもういいかなあ…って思っていました。

絵本だけど、アルバム1枚分くらいの値段なんですもん…。

ライブビューイングで「虚無病」ライブを見て

もう十分に「虚無病」の世界を味わった気分になっていたし。

だからナンバーがついているものには間に合わず。

実際に発売されて、絵本を手にした人たちが

特典に「数え歌」の音源がついていると言っていたので

思わず勢いでぽちっとしてしまいました。

ストーリーに関係がある音源がおまけにつくとは書いてあったのですが

実際にその音源が何かまでは明かされていなかったものですから

なんとなく躊躇していたんですよね。

結果的に買ってよかったです。

一気に「虚無病」の世界観が広がった。

もしくは、すごく安定した場所に落ち着いた気がしたから。

「虚無病」という話は面白いなあと思ったけれど、

なんとなく、ほんとうになんとなく、違和感があったんです。

今まで、「虚無」というのはamazarashiのいろんな局面で出てきていて

「虚無主義に抗え」というキャッチフレームもありました。

つまりは「虚無」の沼にはまりそうなのは自分たち

(歌の主体であり、聞き手)であったはずなのに

「虚無病」の世界では周りの人たちが虚無病に罹患し、

主人公たちだけが病から免れている…という設定だったから。

なんとなく「あれ?」っていう違和感があったんです。

でも、絵本を読んでその違和感が解決しました。

このお話は「しらふ」と同じだったんですね。

世間の人たちこそ現実世界に酔っているよっぱらいのようなもので、

社会の枠組みに上手くはまれず、世間の人たちを離れた場所から見ている自分こそが

しらふの状態…と歌う「しらふ」と一緒。

「nothingness」のもう一つの視点を得て初めてこの物語は完成する。

すっきりした気分で聞いた、搭乗人物サラが歌う「数え歌」

つまり、特典の「数え歌」は女性ボーカルだったんです。

たいていは秋田さんの歌は秋田さんが歌っているバージョンが好きなんですけど

ごめんなさい、この歌だけはサラバージョンが好き。

それくらい、サラの声がいいんです。

キンキンしすぎないあったかい声音、けれどもきれいに伸びて透明感がある。

何より表現力がものすごい。

歌詞の言葉一つ一つの意味を声でしっかりと表現している気がする。

あんまり好きなので歌い手さんが誰だか知りたいのですが

なにせダウンロード音源なので、絵本には書いてないんですよね。

私が見落としているだけなのかしら・・・。

最初、豊川さんの声? って思ったけど、

コーラスで入っている声とはちょっと違う気がする。

それにもし豊川さんがこれだけ歌えるのならば、

amazarashiは秋田さんとツインボーカルでやっていくべきだと思う。

それくらいよかったんですよねえ。

これ、ダウンロード音源なので、ダウンロードしたアプリでしか聞けないんだけど

将来スマホを買い替えた時もちゃんと移せるのかな。

それが今から心配。

 

とまあ、これこらいがここしばらくのamazarashiの活動に対する感想です。

来月からは名古屋を皮切りにライブツアーがスタートするし、

私が行くのは4月だけど、今から楽しみで楽しみで…。

なんでも、秋田さんはとてもつらい撮影を終えられたとか?

ということはまた新たな映像が公開されるはず。

なんのMVかなあ…

やっぱり「ヒーロー」かなあ…と楽しみは尽きません。

こんなに忙しそうに思えるのに、かっちりゲームもやっているのって秋田さんらしい^_^;

私も次はニーアやらなくちゃなあ…

(やるのは息子だけど)