フランケンシュタインの恋 第4話

最近、買い物でしめじを買うことが増えた気がする。
スーパーであの姿を見ると思わず
「研さん・・・」
と、かごにいれてしまいます。
なんか愛おしい。
ま、そんなことはどうでもいいのですが、
とりあえず第4話の感想。

4話は3話のおさらいの後、かわいい!かわいい! で始まりましたね。
お手てあげて幼児たちと横断歩道を嬉しそうに渡る研さん。
嬉しそうに津軽さんの横を歩く研さん。
電車に乗りたがる研さん。
かわええ・・・( *´艸`)
思わず包容中のカップルを指さして
「指を指してはいけません」
と津軽さんに注意されて、指さしたことを隠すように
両手をみぞおちの辺りでぎゅっとしてかわええ・・・。
エスカレーターで落ちそうになっているのも、かわええ・・・。
どうやっておりたらいいのわからなくて、
最後津軽さんに腰の辺り押してもらってようやくおりられるんですね。
もう、なんといっていいか・・・かわええ・・・( *´艸`)
お着替え研さんも、かわええ。
中の人があれほどどんな服でも着こなせてしまうのに、
研さんが着ると何着てもとってつけたようになるの、不思議。
そういう見え方って演技でコントロールできるもんなんですね。
とにかく「かわええ」連発だった4話の冒頭。
人間の世界に興味津々で、なんでも素直に受け入れる研さんを見ていると
世の中の何気ないことにはこんなに素敵なことが隠れているんだなと思う。
研さんの側にいて、研さんの反応を見ている人を
ほんわかとした幸せな気分にさせてくれる。
きっと津軽さんも稲庭先輩も、研さんのそういう所に惹かれているからこそ
人間ではないとわかっていながらも世話を焼いてしまうんだろうな。

稲庭先輩にとって研さんはきっとわんこみたいなもんだったんだろうな。
子供が友達と捨て犬を拾ってきて、内緒で飼っている・・・みたいな。
津軽さんと二人で協力して研さんの面倒をみている・・・つもりだったのが
気がつくと自分がのけものになっていて、
今まで対等だと思っていなかったのに、
世話やいてあげなきゃいけない存在だったはずなのに、
いつのまにか研さんと津軽さんだけが先に行っちゃったような感じ。
研さんが天草に送った質問は、きっと先輩にとっても切実な問題で、
それに自分の恩師が答えるというので、
研さんと一緒に真剣に聞いていたのではないかな。
で、研さんがラジオで聞いたそのままを津軽さんにぶつけちゃって
あえなく玉砕・・・。
自分が告白したときと同じ理由で断られている研さんを
稲庭先輩は複雑な思いで見ていたのだと思う。
稲庭先輩が自分は病気だから恋ができないと津軽さんから言われて
そのまますっと引き下がったのは、
お母さんを早くに病気で亡くして居たからなのですね。
愛する人に先立たれる苦しみを知っているからこそ、
死と向かい合う苦しさを知っているからこそ、
津軽さんの気持ちを尊重して、これ以上気持ちを押しつけずに
そっと側にいようとしていたのかなという気がする。
津軽さんが心の余裕が持てるようになるまで、
自分から人を(自分を)好きになってくれるまで。
でも研さんは持ち前の真っ直ぐさと純粋さで、
稲庭先輩が越え損なった一線を越えようとしている。
知らないからこその強みで、ぐんぐん前に進んでいく。

稲庭先輩は研さんのこと知った上で優しくしてくれているのかと思っていたんだけど
違ったんですね・・・
本放送で、津軽さんに断られた後、研さんが胞子をまき散らす様子を見て
驚いていたので、あれ? 今更? 
って思ってしまって、ちょっと混乱していたのだけど、
コメンタリィを聞いて納得しました。
稲庭先輩は研さんが出したきのこは見ていたけど
胞子をまき散らす現場に遭遇したのは初めてだったんだ!
きのこを出すのは平然と受け入れているから、
胞子もOKなのかと思っちゃったよ・・・(;^ω^)
そんでもって先週、意識を失いそうになりながら
うっすらと研さんを見ていたと思っていたけれど、
やっぱり見てはいなかったんですね。
今回、胞子をまき散らす研さんを目の当たりにして、
3階建ての屋上から落ちて傷一つない研さんを目の当たりにして、
改めて研さんは人間ではないもの、化け物だという思いを強めた先輩。
もちろん拾ってきたわんこをかわいがるような気持ちもちゃんと残って居るでしょうから
いろんな思いが複雑に渦巻いているはずですよね。
柳楽くんの演技がまたいいんだ。
基本、先輩ってあんまり内の感情を表情に出さない感じなんだけど
大きな目がすごく感情を映している感じがする。
来週は先輩が新たな行動にでる?
先輩がラジオ局にどんな思いで行くことになるのか・・・気になるぅ。

津軽さんは今回も悩める回でした。
難病であることは話していましたが、
明るく元気に前向きに毎日を過ごしていて、
気持ちの上では整理できているのかな・・・と思いきや、
これほど病気が心に暗い陰を落としているとは・・・。
津軽さんの切実な思いに対して、
教授が研さんにラジオを通して伝えた
「恋をして、遺伝子に働きかければいい」
というアドバイスはあまりにも無責任に聞こえる・・・。
いくら恩師の言葉とはいえ、なんちゃって医学みたいですもんね。
ああ、でも、そういえばこの教授、初回から
「笑いが遺伝子に与える影響」みたいなテーマで実験していましたっけ。
教授にとってはあくまでも誠実に答えたということなんでしょう。
教授と天草の言葉を素直に受け取った研さん。
ラジオで聴いた言葉をそのまんま津軽さんに伝えてしまいます。
案の定、その言葉に津軽さんは反発します。
断っている理由は稲庭先輩に言ったのと同じだと思うんですけど、
その時よりもずっと動揺していました。
そのまま、教授の元に、どうしてあんな答えをしたのか
聞きに行かずにはおれないほどに。
津軽さんは今までいろんなことを諦めて生きてきたのでしょう。
できることを探して、そのために生きることができれば、
自分の短いであろう命にも意味があるのだと信じて。
きっと、彼女があきらめた筆頭のものが、
恋をするということだったんじゃないかな。
恋は相手が必要なものだから・・・。
もし、自分が誰かに恋をしたとして、
相手にも恋してほしいと思ってしまったら・・・
報われないときには、不確定なものの為に限られた時間を無駄にしてしまうことになるし、
うまく思いが伝わったとしても、
今度はその楽しい時間を人よりずっと短く終えなければならない運命を恨むでしょうし、
何より自分が母親を亡くした衝撃を知っているから
相手にそんな思いをさせたくないという気持ちもあるでしょうし。
教授はそんな彼女の思いをさらりと受け流して、
彼の存在を認める以上、彼の思いを無視することはできないと諭します。

稲庭先輩の時には、それなりにうまくいなした告白を
研さんの時には巧くいなせなかったのは、
やっぱり研さんの真っ直ぐさ、なんでしょうね。
研さんの真っ直ぐさは人の心を動かすんですよね。
なんの計算もないから。
津軽さんが戸惑っている間に、研さんが高所から落ちて、
研さんがどうやら本当に普通の人間ではないことが分かってきて、
研さんの言う120年生きてきたということも
もしかしたら事実なのかもという気がしてきて
ついにお姉さんが自分を危険な目に遭わせたのは研さんだと気がつきます。
津軽さんにとってはそれは研さん=化け物という式が確定することなんですけど、
津軽さんは、先輩が不用意に言った
「ばけもの」
という言葉に反発しているんですよね。
「長く生きることができない私の身体と、長く生きることしかできないあの人の身体は
どこがどう違うのですか?」
人の寿命における「普通」ってどのくらいか分からないんだけど
なんとなく平均寿命くらいを思い浮かべます。
少なくとも多くの人は自分がおじいさん、おばあさんと言われるような
年齢までは生きるだろうと
高をくくって生きている。
そこからはみ出た「研さん」と「私」は同じようなものなのかもしれない。
遺伝子レベルで早く死ぬことが刻印された人間と
遺伝子レベルで死なないことを刻印された人間に
そんなに大差ないんじゃないか・・・
そういう思いにようやくたどり着いた津軽さんは
病院から抜け出した研さんを探し回ります。
そして、やっと見つけた研さんに
自分がなぜ恋を諦めなければいけないのかを
今までおそらく自分に言い聞かせてきた言い訳を
絞り出すように語ります。
でも、こうやって研さんに話している時点で、
今までの「恋はしない」という覚悟が揺らいでいるということですよね。
研さんはその言葉には直接答えずに
枯れた木に向かい、自分の津軽さんへの思いを注入するかのように
木を抱きしめます。
人間を抱擁することはできない研さん。
津軽さんが自分に例えた枯れ木を包容することで
枯れ木に新しい生命の息吹を吹き込みました。
コメンタリィでもみんな言っていたように、
ここのCGがすごかったんですよね。
今までは胞子をまき散らす時は白い胞子で
それは負の感情でもってまき散らされていたので白いキノコができてた。
でも、津軽さんを思って飛ばす胞子はピンク色で、
木に生えるきのこも赤い色。
まるで蘇って花を咲かせたように見える木を背にして
研さんは津軽さんに伝えます。
ここまで研さんはラジオから教授の言葉を聞き、
天草の言葉を聞き、
振られて落ち込んでいるときには、工務店仲間からいろんな恋に関する言葉を聞きました。
今まで研さんが恋に関して集めてきた言葉をミックスして総動員して
津軽さんに思いを伝えました。
それはやっぱり真っ直ぐで前向きで、今まで聞いてきた言葉そのまんまだったんだけど
オウム返しではなくって、ここまで研さんなりに暖めた言葉ではあって。
それになんといっても研さんの思いの象徴であるきのこの花を咲かせた木を見たら
もう
「はい」って言う他ないですよね。

考えてみれば、あの枯れ木は研さんでもありますよね。
枯れたはずの身体に新しい菌を入れられて、
枯れた木(肉体)が疑似的に蘇っている。
今回は普通の人間として生きていた研さんが一瞬登場しました。
津軽さんにそっくりな津軽さんのひいひいおばあさんと一緒に
お地蔵さんに手を合わせている場面。
やっぱりあの女性とは知り合いなんですね。
公式HPの相関図「120年前になにがあった?」という文言は
生き返った研さんが彼女を殺したという意味だけじゃなくて
もっと何か関係があったことも意味してる?
少なくとも彼女は研さんが一度死んだことを知っているわけですよね。
だからこそ、生きて動く研さんにあれほど怯え、逃げだした。
津軽さんの病気が遺伝性があるようなので、
もしかしたら研さんの生みの親である博士は
そういう病気を治すような研究をしていたのかもしれない。
あの大学ももともとは感染病の研究所だったわけですし。
じゃあ、生前の研さんはどういう存在だったんだろう・・・。
研究所の研究員?
もしくは、感染病を煩って、研究を兼ねた治療の為に入院していた患者?
なんとなくあの服装から研究員ぽいですよねえ。
そして何らかの理由で若くして亡くなった。
博士はその彼の身体を使って人体実験をした。
あそこで手を合わせて拝んでいるのは、
彼女の病気の平癒を願ってだったのかなあ・・・。
代々あのお地蔵さんに病気平癒のお願いをすると聞き遂げられるって言い伝えありそうだし。
津軽さんのお母さんもその話を聞いたからこそ
津軽さんを連れてきたんだろうしなあ。
なんで博士は恋しい彼女を生き返らせようとしなかったんだろう。
研さんを生き返らせることができたんだから、
彼女も生き返らせてもよかったのに、
博士はもう誰にも研さんにした施術を再びしようとしなかった。
いや、もしかしたらチャレンジはしたのかな。
でも成功しなかったとか?
過去の話を考えているといろいろイメージが広がりすぎて
収集がつかなくなってしまいます。
ただ、一つ言えるのは、研さんは自分の異能力に怯え
たった一人で120年もの年月を生きてきたということ。
今回、津軽さんがその悲しみに気づいてくれてよかった。
博士の過去が描かれた2話以降、勝手に思っているのは
博士の遺体をあの場所に置いたのは研さんだったのではないかということ。
もちろん、研究熱心な博士が机で研究しながら亡くなった可能性もあるのですが、
なんとなく、ベットの上で亡くなったか、
どこかで倒れて亡くなってしまった博士の遺体を
生前、一番彼が目にしていた場所に移したんじゃないかなと思うんです。
生きていた頃と同じように座らせてみても
もう博士は動かない。
何も話してくれない。
博士がだんだん朽ちて骨になっていく様を
ずっとあの家で暮らしながら見てきたんだなあと思うと切ない。
死なない研さんが、人間の「死」という概念をきちんと理解して
自分がそれを招いてしまうことをきちんと恐れているのは
そういう経験があるからなんだと思うんですよね。
もちろん120年前に自分が触れたことで人を殺してしまったというのは
あると思うんですけど、
たぶん、研さんの感覚では「殺した」というよりも「動かなくなった」
なんじゃないのかと思います。
それを博士に教えられて「自分が殺した」と認識したとしても。
彼女が「動かなくなった」ことと博士(お父さん)が死だことが結びついたとき、
初めて「自分は人を殺した」ということが本当に理解できたんじゃないのかな。
津軽さんが母の死を経験したように、
稲庭先輩が母の死を経験したように、
研さんもまた博士(父)の死を経験しているんですよね。
そして、研さんが人間の社会で生きていくのなら、
もっと多くの大切な人との死別を経験せざるを得ない。
そういう悲しみを、津軽さんが気づいてくれてよかったなあと思います。

すごいなあと思ったのは、
生前の研さんと、今の研さんがちゃんと別人だったこと。
生前の、つまり怪物になる前の研さんは
ちゃんと青年の顔をしているんですよね。
つまり人間っぽい存在感がちゃんとある。
今の研さんは、独特の異質感がありますもんね。
表情の幼さとか、ちょっと猫背な感じとか?
ほんのわずかなシーンなのに、ちゃんと別人感を出せるってすごいなあと思いました。

なんとか5話の放送までに、4話の感想間に合ったあ・・・。
これで心おきなく5話が見れます。
初めて電車に乗る研さん、楽しみ~!










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