2017年夏ドラマスタート

武曲の感想に手間取っているので
とりあえず急ぎでこの夏のドラマの感想。
今回初回を見たドラマは
・コードブルー
・下北沢ダイハード
・僕たちがやりました
・カンナさーん!
・過保護のカホコ
・黒皮の手帖
・セシルのもくろみ
・脳にスマホが埋められた!
・ハロー張りネズミ
・あいの結婚相談所
・ウチの夫は仕事ができない
・デッドストック
・ごめん、愛してる
・警視庁いきもの係
・愛したって、秘密はある
・マジで航海してます
・居酒屋ふじ
・ブランケットキャット
・悦ちゃん~昭和駄目パパ恋物語~
・アキラとあきら
・孤食ロボット
くらいかな・・・。
深夜ドラマで抜けているのもあるかもしれない。

今期は特に設定が突拍子もなくて
こんなんでドラマが成立するの?
と思ったドラマが多かった気がします。
だってドラマ紹介の文を読んで
「脳にスマホが埋め込まれスマホ人間となった男が・・・」
とか
「過保護に育てられた女の子が自立していく物語」
とか書いてあっても、なかなか「これ見たい!」と思えない(;^ω^)
でも、こうした紹介文だけ読んでいた段階ではも一つ気分が乗らなかったドラマも
実際に見てみるとキャラクターが立っていたり、
アイディアが上手く映像として処理されていて面白かったり・・・で
やっぱりドラマは実際に見てみないとわかんないもんだなあと思います。
とくに「スマホ」と「カホコ」は主人公が魅力的。
突拍子もない人物設定で、全然リアルではない人物を
上手く魅力的に見せているんですよね。
強調の仕方、デフォルメの仕方の加減が上手い。

伊藤君は本当に不思議な役者さんで、
決してハンサムじゃないし、役も三枚目というか
いろんな部分で駄目なところが多い人物を演じることが多いのに
どんな役もとても魅力的に見せるんですよね。
なんかほっておけない気分にさせてしまう。
視聴者に親近感を持たせる力がとても強い。
ある意味とてもTVドラマ向けの役者さんなんだろうと思います。
「スマホ」も伊藤君が演じることで、ずいぶん作品が引っ張り上げられていると思う。
他人のスマホを盗み見られるというのは発想としてはとても面白いけど
ともすればアイディア倒れになりそうな企画なのに
ちゃんとドラマとして見ていて楽しい。
スマホ人間の表現方法もCGの使い方が上手いですよね。
あんまり話題になっていないけど、
今期一番見る前と見てからのギャップが大きかったドラマ。

「過保護のカホコ」は遊川さんの脚本と聞いて期待半分不安半分。
遊川さんの作品は好きなものときらいなものに大きく分かれてしまうので。
ここ最近はあまり好きな作品が無かったのでどうかなあ・・・って思っていたのですが
今のところ、すごく面白いです。
登場人物のデフォルメの仕方も楽しいし、
それをベテランの役者さんたちが楽しそうに演じておられるのもいい。
時任さんの気弱げなナレーション、最高!
カホコを楽しく見ていられるのは、
お父さんの視点からちゃんと突っ込んでくれているから。
でもなんと言っても高畑充希ちゃんが上手いですよね。
最初こそ、あまりの主体性のなさにイライラしましたが
一生懸命さが伝わるので主人公としてちゃんと魅力が伝わる。
表現のさじ加減が絶妙なんだと思います。
そしてもう一人竹内涼真くんもすばらしい。
「ひよっこ」毎日見ているんだけど、
最初島谷くんと同じ役者さんってわかりませんでした。
実は島谷くんを見ているときはそう思わなかったんだけど
麦野を演じているのを見て、この人うまいなあと気が付きました。
ツンデレの役なので、結構きつい言葉でカホコに迫ったりするんだけど
嫌みにならないところで上手く押さえてる。
そんでもって、麦野君を見た後、島谷くんを意識して見ると
かなり繊細に演じているんだ・・・
島谷くんの演技ってすごく押さえてあるから今まで気づいてませんでした。
全然タイプの違う役をこれだけ自然に演じわけるとは、
若いのにすごいなあ。
カホコと麦野くんのシーンは本当にテンポがよくって
見ていて楽しいんですよね。
今のところ、最近の遊川さんの作品に感じる苦手な部分もあまり感じないので楽しんで見ています。

「カンナさーん!」は渡辺直美さんがかわいくて
彼女を見ているだけで楽しいんだけど、
なんとなく毎回なんかひっかかる・・・。
元夫にいらっときたり、
頑張りすぎる様子を見ていてしんどくなったり・・・。
今はいらっとする部分と楽しく見ている部分のせめぎ合いといったところ。

「黒革の手帖」は何度も映像化されていて
なんかもう今更・・・って思っていたんだけれど、
1回目を見るとぐっと引きつけられてしまった。
やっぱり何回も映像化を試みられているだけあって
原作の骨子がしっかりしているからか、
ある程度展開がわかっていても見入ってしまう。
武井さんはこの役には若すぎるのでは?
と思ったのですが、なんのなんの見事なママぶり。
そして思わず画面に見入ってしまうほどの美しさ。
もともときれいな子だなあとは思っていたのですが、
この作品では殊更きれいに映っている気がします。
そして、今までいい子の役が多かった気がするのですが、
こういうスノッブさを持つような役の方がずっと輝いて見える。
そして、そして、仲里依紗さん。
私は前のクールで話題になった「あなたのことはそれほど」を
仲さんが出てくる前にリタイアしてしまったので見ていないのですが
この作品でも仲さんの存在感が話題になっているのは何となく知っていました。
私が最近見た中で印象的だったのは「逃げる女」というNHKのドラマ。
銀髪で平気で人を殺すエキセントリックな女をとても印象的に演じていました。
「黒革の手帖」でも、武井さん演じる元子とは対局の女として
ゲスい女を力一杯演じています。
2話は本当に仲さんに引っ張られて見たもんなあ。
他の脇の人もみなさん適役で毎回安定して楽しめるドラマです。

「ごめん、愛してる」はベタだとは思うんですよね。
展開がドラマチック過ぎて、韓国ドラマみたい・・・って思ったら
本当に韓国ドラマが原作なんですね。
韓国ドラマ風の展開のさせ方は苦手なことが多いんだけど、
たまーに、こういうベタな展開にはまる・・・。
なんだかんだ言っても「冬のソナタ」もしっかりはまったし。
でも、なんと言ってもこのドラマに関しては
長瀬くんがかっこいいことが一番の魅力。
こういうテイストの役を演じる長瀬くん、好きだあ・・・。
そして、長瀬君のライバル役の坂口健太郎くんもいい。
坂口君の持つ「甘さ」がこの役に上手くはまってる。
天才で純粋で母親に溺愛されて育ったおぼっちゃん。
だからこそ持っている無自覚の残酷さが
ちゃんと役の魅力になっている。
長瀬君と坂口君の真逆の魅力がドラマを牽引していて、
ベタな部分もそれなりに見られてしまう。
こういうドラマばっかりになったらいやだけど、
たまにはこういうラブストーリーにどっぷりつかりたくなるんだよなあ。
というわけで楽しみに見ています。

「うちの夫は仕事ができない」はとにかく初回がびっくりしました。
「フランケンシュタインの恋」を彷彿させるシーンが満載で。
ただでさえ森が映るだけで過剰反応していた時期に
森での出会いのシーンと夫がキノコ好き(キノコを研究していた)という部分に
なんだかとってもうれしくなり、
その勢いでそのまま見続けている感じ。
もちろんこのドラマでは森やキノコはそれ以上出るわけではないのですが、
とにかく主役の夫婦がかわいい。
錦戸くんは好きな役者さんなんですが、
はまる役というのがある役者さんだなあと思っていて
どんな役でも変幻自在に演じる・・・タイプではないと思うんですよね。
多少ストライクゾーンからずれても、
ぐっと自分の方に役を引きつけられる人だとは思うんですけど。
でも、この役は錦戸くんにぴったりの役なので
本当に安心して見ていられます。
なんだかんだあっても、毎回それなりにほのぼのまとまっていくので
そういう意味でも安心してのんびり楽しめるドラマ。
ただ、例えば録画を失敗して1回飛んでしまったら、
もうそれはそれでいいかなあと見なくなってしまうかも・・・くらいの感じ。
もっとぎゅっと引きつけるなにかが、ほんの少し足りないかなあと言う
なんかよくわかんない物足りなさはなんとなく感じます。
それが何なのかは分かんないんだけど。

「ぼくらがやりました」は初回見て「シュアリーサムデイ」やん!
って思いました。
あの年代の男子のあほさかげんが、いろんな方向から描かれて詰め込まれた初回は
正直げんなりしました。
描き方がどうのというよりも、単に好き嫌いの話です。
うーん、窪田くんが主役と言うことで期待してたけど
初回はひたすらバカやっているだけで、正直もういいかなあ・・・って思ったんだけど、
2回目くらいから様々に揺れ動く主人公を窪田くんが本当に丁寧に演じていて
もうちょっと見てみようかな・・・という気になっています。
主人公の仲間の井佐美とマルはどちらもトライストーンの若手さんなんですね。
間宮くんは綾野君がかわいがっている後輩だし、
葉山くんは「フランケン」で共演していたし・・・で、
なんかちょっとうれしい。

「あいの結婚相談所」はまんま山崎さんのパフォーマンスに依存した話で
それはそれで振り切っていて楽しいなあと思いました。
この振り切り方も深夜ドラマならではだなあ・・・と。

同じく深夜ドラマならではだなあと思ったのは「デッド・ストック」
すごく夏らしい題材ですよね。
ストレートにこういう恐怖物をしようというのが逆に新鮮。
ついでに虹郎君がかわいい。
本筋も怖いけど、虹郎くん演じる新人ADのお母さん?も怖いんですけど
彼女、生きてますよね?
お母さんと言えば、エンディングがUAでこれもうれしい。

「下北沢ダイハード」は企画が面白いです。
こういう企画が出てくるっていうのは、
TV東京の力なんだろうなあと思います。
オープニングもエンディングもかっこいいですしね。
エンディングだけに柄本さんが出ているのも、何とも贅沢。
いずれ柄本さんも本編にでるんですかね?

これはWOWWOWドラマなので、厳密には夏ドラマと言えないかもしれないんだけど
「アキラとあきら」が面白いです。
やっぱり井戸端さんの原作ものは面白い。
アキラとあきらの因縁めいた関係も面白いし、
過去の回想が多く挿入されて、その部分だけでも十分楽しめるくらい描き込まれていて
その過去が現代にどう響いているかという描き方も面白い。
何よりアキラとあきらを単純に対立するライバルとして描かずに
(これからそうなっていくのかもしれませんが)
それぞれの立場で、それぞれの問題と向き合わせながらも
二人の関係性を描いていくというのが上手い。
向井くんも斉藤巧くんも企業ものというイメージはなかったのですが
なんの違和感もなくはまってる。
TBSも最近企業もののドラマを多く作っていますが
WOWWOWの方がちょっと押さえた演出で、
物語をじっくり見せてくれるので、私は好きかな。
この「アキラとあきら」のように、大きく二つの柱があるような
少し複雑なストーリーはWOWWOW得意だよなあ。
いい意味で役者の個性が前に出過ぎずに(つまりは役者だよりじゃなく)
地に足の着いたどっしりとしたドラマづくりをしているなあと思います。

とまあこんな感じで、8月に入ってようやく見るドラマも絞れてきました。
ところで、このクールってなんだかドラマ掛け持ちしている人、多くないですか?
中には同じ刑事役で出ている人もいるし。
たまに混乱してしまいます・・・。
掛け持ちが悪いわけではないんですけどね・・・。
あんまり多いと「もっと他にもたくさん役者さんいるのに・・・」とつい思っちゃう。

このクールは結構バラエティに富んだ作品が多くて楽しいです。
ただ、のめり込むほどの作品はないかなあという印象。
さて、何本最後まで見るかな?
今のところ10本前後まで絞れているんだけど、
もう少し減らさないと追っ付かないなあ・・・。