リッチマン、プアウーマン8話感想

今度はちゃんと本編の感想です(;^_^A
終わってからまとめて感想を書こうかと思ってたんだけど、
8話があんまり面白かったのでちょこっと感想。
朝比奈がいよいよ日向に牙をむきましたねえ(><;)
日向を裏切ると決めて4話目・・・ですよね? 確か・・・。
見たら録画を消しちゃってたので確認ができないのですが・・・。
(あ、5話6話はちゃんと残してます
(^_^)v)
きっときっかけは
「初めておまえに失望したよ、朝比奈」
でしたっけ?
パーソナルファイルの提携話を強引に進めようとして、
大企業に媚びへつらっている朝比奈に対して日向が言った言葉。
遠野がネクストイノベーションから切られた時と全く同じ構図。
というより、朝比奈のエピソードを引き立てるために、
遠野という人物を出して過去に相似形のエピソードを継ぎ足したって言う方が正しいかな?
遠野の時は朝比奈は完全に日向と同じ所にいて、
遠野を「ちっちゃいやつだなあ」という言葉で簡単に切り捨てた。
年月が経って、ネクストイノベーションは大きくなり、
気がつけばその大きさを維持するために、
朝比奈は昔切り捨てた遠野と同じようなことをしていた。
朝比奈はそうは思ってないだろうけど・・・。
朝比奈は会社が大きくなれば大きくなったなりのやり方があるんだって思ってる。
でも日向はあの頃のまま。
会社が大きくなろうがやり方は変わらない。
きっと朝比奈は無意識に日向のそういうところに嫉妬してるんだろうな。
そして、自分は日向と同じ位置に居たはずなのに、
その日向から「失望したよ」という言葉で切られた(と思った)。
朝比奈の頭の中には遠野やその他大勢の、
今まで日向に切り捨てられた人間の記憶があるはずで・・・。
だからこそ、自分はそいつらと同じじゃないと日向に牙をむいた。
これだけのクーデターの準備を用意周到にやるところが朝比奈らしい(・・;)
やっぱり、優秀な人なんだねえ。
そして、朝比奈はどうすれば日向が一番傷つくか熟知している。
8話では畳みかけるように日向を追い詰めていました。
かわいさ余って憎さ百倍っていうところですか(゚_゚i)
朝比奈が日向に一手打つ度に、
その裏に隠された歪んだ日向への愛情がほの見えて切ないです。
でも、多分、日向は他の人間から同じ事をされても、
側に朝比奈がいてくれたらちっとも傷つかないで、
反撃方法を考えていると思う。
日向が一番傷ついたのは、
日向に牙をむいたのが他ならぬ朝比奈だったからだよ。
日向が他者との接し方に難があるっていうことは、
物語のはじめから繰り返し描かれていた。
日向は自分の言葉で人が傷つくと言うことがわからない。
だから、自分の何気ない言葉が朝比奈を深く深く傷つけたことに気づけない。
朝比奈はいつでも自分側に立っている人間だと思っていたのに・・・。
傷ついた日向が送別会で爆発するシーンが素晴らしかった。
この脚本家さん、いつも書きにくいシーンを堂々と書いてきますね。
前回の「大切なことはすべて君が教えてくれた」でも主役の教師の不祥事がばれて、
教室で生徒からつるし上げられる場面をがっちり描いていました。
今回の日向が朝比奈に全て奪い取られて爆発するというシーンもですが、
きっと、書くにしてもきつい場面。
描き方を失敗すると陳腐になるし、
何と言っても主役の一番弱い部分を衆人の前にさらけ出すわけですから、
その後の主役をどう描くかも併せて、難しい部分だと思うのですが、
決して逃げずに、真正面から描くところが気持ちいい。
そして、前作も今作も、その脚本に主役の役者さんが全力で答えている。
小栗君は舞台でのお芝居に定評があるし、安定した台詞回しはさすが!
このドラマでは随所で日向のプレゼンシーンを出してきて、
小栗君の役者としてのいい部分を積極的に活かしてきたんですが、
今回も見事でした。
感情が爆発するシーンって、難しいと思うんですよ。
役に入り込んで気持ちを作ればいいってもんじゃない。
こういうシーンで日向の哀しみをじっくり魅せてくれたのは、
さすが小栗君の演技力のたまものだなあと思いました。
映画「TAJYOUMARU」も見たのですが、
そんでもってあの映画も小栗君が持っている舞台役者としての資質を活かそうとした映画だと思ったのですが、
残念ながらそちらではあんまり魅力的だなあと思えなかった小栗君が、
このドラマでは本当に魅力的に見えます。
そして対する井浦さんもまたとっても魅力的。
もともと「チェイス」で名前を覚えたというのもありますが、
一見クールで裏に歪んだ愛情を持っているような役、
本当に似合いますね。
今回はいつまでも子供のような日向に対して大人の魅力も出しているし、
その一方で天才的な器の大きさを感じさせる小栗君の演技に対して、
天才にはなりきれない哀愁も漂わせて、
この二人のシーンは見ていて引き込まれます。
私的にはどっちかというと恋愛パートのほうがおまけ要素で、
男二人の愛憎のバトルをもっと見ていたのですが、
制作者側は仕事パートよりも恋愛パートを中心にこれから描きたいそうで・・・。
ちと、残念・・・( ̄_ ̄ i)
ま、月9だしね、そういう枠だし、仕方ないか┐( ̄ヘ ̄)┌
女性二人の人物造形&役者さんも魅力的だし。
特に耀子の描き方は面白い。
テーブルなんかを使ってセンスや趣味が合うってことをにおわせていたり、
日向が仕事で悩むのに連動させて
耀子も料理人としての仕事の悩みが描かれて、
ああ、この二人は魂が近いところにいるんだなあ・・・って思わせる。
朝比奈の妹っていうのも立場的に面白いし、
日向の理解者になりたい、助けになりたいって願うヒロインと
どう対立させていくのかは楽しみではあります。
とりあえず8話では真琴が日向についていってくれてよかったな・・・と(^~^)
恋愛的な意味・・・ではなくて、
彼女がいれば日向はもう一度立ち上がれる気がするから。
真琴は朝比奈に代わる日向の新しい理解者ですよね。
日向は孤高の天才ではあるけれど、
彼が本当に力を発揮するには側に理解者が必要だから。
朝比奈が妙に真琴にちょっかいを出しているのは、
彼女が自分の代わりになり得る存在だって直感的に感じているからじゃないのかな。
なーんて、やっぱり思考回路は日向と真琴の恋愛話よりも
朝比奈と日向の関係に向かってしまう・・・(^▽^;)
だって私にとってこのドラマで一番魅力的なのは
日向と朝比奈の人物造形なんだもん・・・(*v.v)。










ところで・・・サイケデリックペイン。
ちょこっと動画が公開されましたねo(〃^▽^〃)o
なんかこの髪型がすごく懐かしい気がする・・・。
そして、やっぱりとっても似合っています(///∇//)
・・・かっこいい・・・。
いろいろ感想をあさっていると、
みなさんネタバレを気にされていてなかなか詳しい感想に行き着けなかったのですが、
そろそろ内容に関するような感想も上がり始めていて・・・。
そっかあ・・・そういうことだったんだあ・・・。
そりゃあ、主役くっちゃうわな(゚_゚i)
っていう展開に唖然・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)
舞台はやめとこ・・・って思っていたのですが、
大阪での公演日に一か八かで会場に行ってみようか・・・
とむずむず出来心がわき上がり始めている今日この頃・・・(^_^;)

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「リッチマン、プアウーマン」(遠野限定)感想その他いろいろ

毎日暑いですね・・・。
暑すぎて暑すぎて、頭がうだっています・・・(><;)
夏が苦手な私は、この季節は過ぎ去るのをただひたすらがまん・・・。
それでもクーラーの設定温度はぴっちり28度(^_^)v
がんばっているんだよ! 関電さん!

暑くて頭がモーローとしている時間が長いので、
ひたすらネットをサーフィンしている時間が長く・・・。
ブログは書こうとするものの、なかなかまとまらない・・・。
書きかけで放り出した下書きだけがたまっていって、
気がついたら検索かけてぼーっと眺める・・・の繰り返し。
最近ではせっせせっせとサイケデリックペインの舞台を見に行った人のレビュー探し。
でも、舞台って映画やテレビと比べて、
圧倒的に見ている人の数が少ないので、
当然ひっかかってくる情報もポツポツ・・・。
でも、見に行った方が順次時差攻撃的にレビューを書いて下さるので、
毎日ちゃんと新しい記事が見つかったりするのは楽しい(^~^)
いい感じみたいですね、サイケデリックペイン。
綾野くんのファンでない方のレビューでも「かっこいい」と書かれていましたから、
さぞや素敵な魁人なんだろうと想像をふくらませています(〃∇〃)
演奏あり、歌あり、ダンスあり(って綾野君は踊るのか?)
おちろんお芝居も・・・っていうものすごくパワフルな舞台みたいなので、
体調管理には気をつけてがんばって下さいな。

うだうだとしている間に綾野君のテレビ露出は結構あって、
まずは「リッチマンプアウーマン」。
ははは・・・絵に描いたような小者でしたね(;^_^A
今の綾野君をこういう使い方するのってちともったいない気がするのですが・・・。
ま、それはファンの欲っちゅうもんですね(^^ゞ
なんだか物語を進行させるためにいろいろと設定を詰め込みすぎたきらいが・・・。
とりあえずネクストイノベーションの創設期に600万の資金をポンと出せて、
今、朝比奈さんの悪事に協力できるだけの財力を持った実家があるっていうだけでいいんじゃないの?
でもそこにプログラマーとしての一定の能力も付加されているらしい。
あの日向さんが名前を覚えているっていうだけでもすごいのに、
(なにせ秘書っぽい仕事をしている安岡君は毎日目の前をちょろちょろしてるのに、
未だに名前を覚えてもらっていない)
その上優秀だったって記憶してもらっているんだから、
本来はかなりできるやつなはず・・・。
プログラマーとしては優秀、でも性格がどうしようもなく小者・・・。
ついでにチュッパチャップス好き(*v.v)。
たったあれだけの登場にしてはものすごくいろいろと付加された人物で・・・。
初期の頃のメンバーで、
なおかつ、後半の一つの山場になる朝比奈さんのクーデターに大きく絡む・・・
となると、本来はもっと登場すべき人な気がするなあ。
だって、やっぱりこの先きっと朝比奈さんは遠野を利用するだけ利用してさっさと切り捨てるんだろうし、
その朝比奈さんもネクストイノベーションの舵取りに失敗して、
結局は遠野も巻き添え食って買い占めた株価が大暴落・・・
って展開ありそうじゃないですか。
でも綾野君に時間がない以上、きっともう遠野の出藩はないはずで・・・。
全部説明台詞だけで済ますんだろうか・・・。
それとも話が大きく恋愛モードにシフトして、
朝比奈のクーデターは成功したまま終わるんだろうか。
真っ青になって慌てふためく遠野っていうのを見たかったんですが、
もちろんないんだろうなあ・・・。
5回を見終わった後は、
綾野くんを使うなら時間がないってわかっているんだから、
遠野をもっと単発で終われるような設定にすればよかったのに・・・。
もしくは、遠野が最初から予定されていた人物だとしたら、
もっと時間に余裕がある人を遠野役としてキャスティングしたほうがよかったんじゃないの?
って思っていたのですが、
6回を見てちょっと納得。
ネクストイノベーション創設期の日向・朝比奈・遠野の三人のバランス、
すごくしっくりくる・・・。
天才とそれを支える秀才と、その二人に追いつきたい若造一人。
遠野の二人に認められたいっていう思い、
その二人に認められるだけの能力を自分は持っているはずだっていうプライド、
そしてそんなこんなでいっぱいいっぱいな感じがはまってるって思いました。
「独立したいんだ」って切り出した時、本当は止めて欲しかったんだろうなあ・・・
っていう表情がちょっと切なかった・・・。
本当は「君の能力がネクストイノベーションには必要なんだ」
「君が出してくれた出資金がなくなるとネクストイノベーションは立ちゆかないんだ」
・・・って言って欲しかったんだろうなあ、遠野くん。
それもまた小者っぽいんだけどσ(^_^;)
・・・にしても、この一連のシーンでやつれた感じがしてしまうのは
「綾野君、疲れてる?」って思って見てしまうせい?(・・;)
最初に日向に出会うスーツ姿の時はそう思わないんだけど・・・。
そう言えば、遠野が日向に融資を申し出た金額も10億でしたね。
遠野が昔必死の思いで持ってきた提携話も10億。
10億の提携話を「小さい男だなあ」と切り捨てた日向が、
10億の出資に喜んで飛びついてくる。
きっと一矢報いた気分だったんでしょうね、遠野君。
それもこれも全て朝比奈に操られているとはいえ・・・。
どこまで行っても小者っぷりが切ない遠野でしたが、
ドラマの中で日向と朝比奈の引き立て役・・・
と考えればそれはもう立派に役割を果たしたわけで・・・。
特に5回の朝比奈さんはかっこよかった・・・。
そんなこんなでいっぱいいっぱい詰め込まれた設定で、
あっという間に駆け抜けた登場でした。
ところで日向と朝比奈が事務所移転のために壁を壊しているシーン、
遠野の「俺にだってできる」の文字が消えているのってなんでなんだ?
移転先の新しい(現在の)会社ではちゃんと復活してるのに・・・。

そんでもって「ボクらの時代」
やっぱり気心の知れている二人との出演と言うことで、
今までで一番素に近い綾野くんが見られたんじゃないかなあ・・・って気がしました。
そして改めて綾野君の雰囲気ってやっぱり独特な感じがあるよなあ・・・って思いました。
服装もあったのかもしれないけど。
山田君があれだけすらすらと話しているのを始めて見た気がする・・・(・・;)
んでもって、今まで見た山田君が話している映像で、
一番好感が持てた(^▽^;)
玉山君にしろ、綾野君にしろ、その他の彼の周りにいる人たちが、
山田君に惹かれていくわけがちょっとだけわかった気がします。
男から見て、いい男なんだね、山田くん。

ついでに山田君の「A-studio」も拝見。
前回に比べて格段によく話していたような気がします。
後半はまた話しにくそうにしていたけど・・・ヽ(;´ω`)ノ
奥さんのエピソードの時は一生懸命話そうとされていたので、
彼にとって結婚はいい方向に作用しているのかなあ・・・っていう気がしました。
それまでは何となく
わかんない人は分かんなくていいや、
どうせ話しても分かんないんだろ?
的な、ちょっとガードする感じというか、
構えて話している感じがしていたけど、
そういう固い感じが薄まって柔らかくなった気がしたので。
奥さんの話をしている山田君は本当にいい顔で話している気がしました。
話を聞いているだけでとても素敵な女性なんだと言うことが伝わって来て、
よかったねえ、山田君、素敵な人と出会えて。
そして話の中に玉山君も綾野君も出てきました。
前回山田君が出た時は玉山君目当てに一生懸命見ていて、
がっつり綾野君だけだったんだよなあ・・・と懐かしく思い出し・・・。
鶴瓶さんが前回の時のインタビューの話なのかな?
「昔ひまやった時は、ずっと公園でカンケリしてたんやろ?」
って言っていましたね・・・。
公園で兄ちゃん二人がカンケリしてる図・・・なんかかわいいぞ(^▽^;)
よっぽど暇だったんだね・・・(><;)
玉山くんに関しては4年前のタイ旅行の写真。
そー言えば行ってた行ってた!
タイで山田くんと玉山くんの目撃情報あったりして、
そっかあ、今の時代は外国行ってても目撃情報とかあがっちゃうんだ・・・
って驚いた覚えが・・・。
山田君は「mw」の撮影だったっけ?
玉山君は「プリズナー」の撮影がタイで控えてて、
下見かなあ・・・なんて思っていたっけ。
んでもってその秋から「天地人」の撮影だったんだよなあ。
あのメンバーで旅行に行っていたんですね。
そのメンバーの中に、玉山君自身が「A-studio」に出演した時に
鶴瓶さんが取材に行った友人さんも写っていて、
そーかあ、あの時の友達仲間も山田君とつながってたんだ・・・
いつもみんなが集まって飲んでいるって言うお店の写真も紹介されたりして、
本来なら知るすべもない彼らのプライベートの一端が、
ちょっぴりパズルのピースのようにつながって、
なかなか面白い番組でした


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ヘルタースケルター

見てきました・・・ようやく(^▽^;)
一人で見に行って来たのですが、
窓口で映画の名前を言うのに抵抗がある映画を見たのは初めて・・・(;´▽`A``
普段一人で映画に行くのは全く抵抗がないのですが、
一人で見たくないと思ったのも初めてかな。
かといって誰かを誘うのはもっと抵抗があるし。
多分・・・いや、ぜっっっっっったい、綾野君が出てなかったら見に行かなかった映画。
本当は綾野君が出ていても見に行くのはやめようと思ってました。
映画のキャッチコピー「見たいものを見せてあげる」と真逆で、
「見たくないものは見なくてもいいじゃん」
っていうのが、最初のスタンス(;^_^A
綾野君がどう演じているかを確認するだけなら、DVDになってから見れば済むし。
だいたい、この映画の綾野君のビジュアルがあんまり好きではなくて・・・。
今はかなり熱に浮かされている状態なので、
奥村の役に「はいっている」綾野君を見て、
こういうのもありだな・・・(^~^)って思えるのですが、
初めてこの奥村の扮装を見たのがまだ「カーネーション」で周防さんが出ていた頃。
(だったと思う。もしくはその直後くらいかも)
蜷川さんのツイートで撮影終わりの金髪でちょっと上気した感じの周防さんを見て、
・・・こ、これは、周防さんじゃない・・・(゚_゚i)
と、いったん自分の中で見なかったことにした覚えが・・・(^_^;)
「カーネーション」で周防さんにはまって、
自分の関心が役柄の「周防さん」から役者の「綾野剛」にかわるまでに、
結構時間がかかっているのですが、
その期間、逡巡して行ったり来たりしていた要因のひとつがこの画像でした(;´▽`A``
蜷川さんの前作「さくらん」も期待した割には面白くなかったこともあって、
監督にもあまり興味を持っていなかったし、
何と言っても沢尻エリカさんが大嫌いで、
彼女が映画で復活すると聞いたときには、
なんでやねん!( ̄へ  ̄ 凸 って怒りを覚えていたほど。
そんなこんなで見たい要素ゼロだったこの映画、
なんで見に行ったんだ・・・ってことになるのですが、
それは・・・もう・・・綾野くんと蜷川さんに説得されたようなもので・・・(^▽^;)
春以降、綾野くんのインタビューの多くが「へルタースケルター」関係だったので、
記事を目にする度に、なんとなく
やっぱり見ようかなあ・・・と洗脳されていったような・・・(;^_^A
綾野くんの公式HPの意味不明なドキュメンタリーを読んだ頃には、
これは・・・綾野くんがこう言っている以上、
どうやって「落ちていく」のかをしっかり見届けんといかんのやないか?
と思い始めていました。
その頃蜷川さんが辛坊さんの番組でインタビューを受けられていて、
そこで「ツイッターなんかで自分は安全な立場にいて、
簡単に人を消費していくような風潮に疑問を感じている・・・」
みたいなことを蜷川さんが話しているのを聞いて、
この言葉がずしんと心にひっかかったのも大きかった。
映画でリリコがやっているようなモデルさんはもちろん、
俳優さん、音楽関係の人たちお笑い芸人さん・・・
いわゆるマスコミ系の人たちはもちろん、
きっと、今オリンピックで注目されているようなアスリートの人たちなんかも
その対象ですよね。
盛大に人を持ち上げて、飽きれば簡単にこきおろす。
その世論が時には人の人生をも潰してしまう。
今まではマスコミが煽って大衆が乗っかっていたのが、
ネットの普及、SNSの登場によって、
一般の人たちが自分で自分の意見を大勢の人に向けて発信できるようになって、
今までは友達同士の軽口、おしゃべりで済んでいたような言葉達が、
SNSに乗っかって、公明正大に巷に垂れ流されていく。
マスコミ以上に無責任な軽さで。
時にはそんな有象無象の小さなつぶやき、感想が寄り集まって、
ひとつの世論を作っていったり・・・。
それだけ、表に立つ人たちは不用意な悪意とも言えない悪意で傷つけられることも多いはずで・・・。
そして、私は明らかに表に立つ人たちを「消費する」側にいる。
こうして日々ネットをのぞいて、
ツイッターから情報をもらったり、
知らない人の書いた文章を読ませてもらったり、
時にはこそっとつぶやいてみたり、
こうやってだらだらとブログを書いてみたり・・・。
そういう自分に「どうなの? それって」と言われた気がして、
映画の中でリリコが辿る道筋は、
あんたたちもその責任の一端を背負ってるんじゃないの?
って突きつけられた気がして、
とりあえず、きちんとリリコという人の成り行きを自分の目で確かめなくちゃいけない・・・
という強迫観念のようなものが生まれてきて・・・(;^_^A
その後、沢尻さんが悪い噂で週刊誌に載ったりなんかしたから、
こりゃ、下手したら公開できないかも・・・、
待っていてもDVDにならないかも・・・
っていう恐れもあったので、
とりあえず無事に公開されたら劇場で見る! と決心しました。

原作は読んでいません。
根本的に私は沢尻エリカという女優さんが嫌いです。
(こういう書き方をするのが「消費していく」ということになるんだな・・・きっとσ(^_^;))
沢尻さんに関して、特に批判的な感想になると思いますので、
不愉快に思われる方はどうぞこの先を読まないで下さいね。
ネタバレも含むと思います。














この映画の評価はきっと、よくも悪くも沢尻エリカを受け入れたかどうかっていうところで
決まっていくんだろうな・・・。
沢尻エリカを熱演と受け取った人は高評価をつけるだろうし、
原作のファンで彼女の演じたリリコがイメージに合わないと思った人は低評価だろうし。
私は原作は知らないのですが、
沢尻エリカが演じたリリコはどこか違うと思いました。
前半の人気の絶頂にいるリリコ。
カメラの前に立つリリコは本当に綺麗で美しくて
誰もがあこがれるっていうのはよくわかる。
でも、この美しさはお人形の美しさだ。
リカちゃん人形と同じ。
綺麗なんだけど、中身がない。
中身がないんじゃあ、綺麗じゃなくなったときに、
次の新しい「綺麗な人」が出てきたら取って代わられちゃうのは当たり前。
確かにファッション業界でファッションアイコンとして勝負している人たちにとっては、
「美しさ」っていうのが唯一最大の価値基準なんだろうけど、
リリコはドラマに出たり映画に出たり、バラエティにも出てるみたいだし、
いろいろファッション業界以外の仕事もしてる。
映画やドラマっていうようなお芝居の仕事も、
バラエティ番組のように会話のセンスと反射神経なんかを要求される仕事も、
きちんと求められているものをこなそうと思ったら、
「美しさ」以外の価値を生み出していかないと、表の舞台で生き続けていくことはできない。
そういうのって今じゃあ結構当たり前で、
実際今テレビ等で活躍する多くの芸能人・タレントさんってそうですよね。
俳優さんだってモデル出身っていう人は多いけど、
演技が出来ないと消えていっちゃうし。
「かっこいい」「かわいい」「きれい」で出てきた人も、
その後ちゃんと自分で生き残る道を見つけている。
沢尻エリカが演じたリリコは、どこか一昔前のアイドルのように見えたんです。
「きれいさ」の次の自分の価値を自分で見いだせない操り人形のような。
でもたぶん、この「ヘルタースケルター」という作品では、
リリコの価値観に観客が圧倒的に巻き込まれないとお話が成立しない。
きれいでなければ自分の価値はない、
きれいであるためにはどんなことでもする、
というリリコの生き方、思考回路に絡み取られて初めて、
この映画のテーマが浮き出てくると思うのですが、
美しさを失い、後輩にとって代わられ落ちていくリリコを見ながら、
自業自得だもんなあ・・・(・ε・)
と冷静に眺めていた段階で、私はこの映画の世界から脱落したようなもので・・・。
見る前の期待が大きすぎたのかもしれません・・・(><;)
だって、あれだけ「沢尻エリカ熱演!」ってあおられたら、
どんなすごいものを見せてもらえるんだろう・・・って思うじゃないですか!
確かにちゃんと露出していたし、性的なシーンも多かったし、
ものすごくわがままなバックステージの様子といい、
きっと全盛期の清純派時代の沢尻エリカがこの役をやったら
それはもう度肝を抜かれたと思うんですよね。
あの沢尻エリカがここまでやった!って。
でも、今はイメージがつきすぎているから、
マネージャーの羽田ちゃんにむちゃくちゃな態度を取るシーンを見ても、
ああ、現実の沢尻エリカもこんな感じなんだろうなあ・・・って思っちゃう。
いや、それどころか、後半のリリコが屋上に逃げていって
「もうこんな仕事したくない」
って泣くシーンなんかを見てると、
この中の人ってこんな殊勝じゃないよな~、
こうやって周りの人を慌てさせて、後で背中にこっそりとアカンベーしてそうだよな・・・
なんて思ってしまう。
劇中のリリコよりも、
舞台挨拶で不機嫌な顔で「別に」って言ったり、
「体調不良」なんて便利な言葉でしゃあしゃあと話題作りだけして舞台挨拶さぼっちゃうような
沢尻エリカ本人の方がよっぽどエキセントリックで衝撃的。
もっと言ってしまうと、
そういう沢尻エリカが演じるリリコが
どう? 私はこんなに自分をさらけ出して演じているのよ、すごいでしょ?
っていう演技に見えてしまって・・・。
本人のイメージと役柄のイメージが重なるときの弊害ですね。
もちろん本人のイメージに近い人物を演じることである種の効果が生まれることはあるし、
今回の場合も「リリコ役は沢尻エリカ以外には考えられない」
と言っている人が多いですから、きっと効果があったんだろうとは思うのですが、
私の胸には響かなかったなあ・・・残念ながら。
なまじっか、リリコという一人の人間が消費されて潰れていく様を、
自分もその加害者の一人かもしれないという覚悟をもって見に行こうと思っただけに、
拍子抜け感が半端無くて・・・。
たかが映画を見るのにそこまで大上段に構えて行かなくても・・・てなものなんですが、
そこまでの思いがなければ、私の場合映画自体を見たいとも思ってなかったんだし。
・・・と、堂々巡り!(´Д`;)

でも監督に関して言えば、私には「さくらん」よりも「ヘルタースケルター」のほうがずっとよかった。
この映画を通して監督が言いたいことがあるって言う感じは、一応伝わったから。
「さくらん」の時はストーリーを持った映画じゃなくて、美しい映像でしかないなあ・・・という思いが残ったものですから・・・。
結構あちこちで、執拗に繰り返される女子高生の会話が無駄・・・
っていう感想を目にしたのですが、
たぶんこの部分こそが監督が伝えたいことの一つ。
監督が辛坊さんのインタビューで言っていた
人が「安全な場所に居ながら簡単に人を消費して」いっているっていうことを表現した部分。
名も無い彼女たちが軽い気持ちで口にする一言一言が、
直接的間接的にリリコに届いて彼女を崩壊させていく要因の一つになっていく。
これは原作にもあった場面なのかなあ・・・。
おそらく原作が書かれた時代とはIT環境がまるで違うから、
こういう部分を今風にネットでの表現にうまく置き換えることが出来たら、
もっと今っぽくなったのになあ・・・とは思います。
映像的に映えないからかなあ・・・。
話されている内容は同じなんだけどねえ・・・。
彼女たちの話す言葉が
某巨大掲示板やツイッターで日頃目にする表現とあまりに同じだったので笑ってしまった・・・(^_^;)

綾野くんに関しては・・・ああ、なるほど、落ちていってるな・・・と(^_^;)
確かに落ちていく様を見届けました(o^-')b
ああいう、どうしようもないヒモ男も綾野君が演じていると、
どこかかわいげがあるというか、憎めない感じがしてしまうのは、
ファンゆえのあばたもえくぼ状態なんだろうか・・・σ(^_^;)
それでもリリコにせまられて、ちょっとキョドってるとことか、
予告なんかで使われた色っぽいけれどもどこか虚無感を感じさせる一瞬の表情とかは、
綾野君ならではの表現だなあ・・・と思って見ていました。
この一連のリリコとの絡みのシーンと、犯罪を犯すシーンの奥村と、
尋問シーンでのいかにも典型的なダメ男の奥村とがうまくつながらなくて・・・。
あれは犯行を行ってから奥村が自暴自棄な方向に変化したということなのでしょうか・・・。
というよりも、奥村は捕まらないの?
検事さんには犯行がばれてるみたいだったのに?
それともこの後捕まったのかな?
リリコが羽田ちゃんに無理難題を言ったり、
羽田ちゃんと奥村を人間扱いせずにおもちゃのようにもてあそぶのを見ながら、
(もちろんものすごい不快感と共に見ていたんですけど(。・ε・。))
人を大切にしない人は人からも大切にしてもらえないよな・・・と思っていました。
逆に言えば、彼女自身が人としてちゃんと扱われていないという思いがあるから、
自分が思う存分力を行使できる人間には同じように人間扱いしないのかも・・・。
そう思うと羽田ちゃんや奥村に対するひどい態度は彼女の哀しさの裏返しで、
リリコのわがままをそのまま受け入れてしまった羽田ちゃんや奥村もまた、
リリコを追い詰める一端を担っているんだよなあ。
リリコに魅力を感じられなかったので、
(奥村はまだしも)羽田ちゃんがなんであそこまで言うことを聞いてしまうのか、
も一つ腑に落ちなかったんだけど。
それにしても、綾野君って年上の女性とつきあっているっている役が似合いますね(*゚.゚)ゞ
「セカンドバージン」のYOUさんとのツーショットも、なんかしっくりきていたし、
今回の寺島さんともなんとなく納得できてしまう組み合わせでした。



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