クレオパトラな女たち第6回

全部終わってから感想を書こうと思ったのですが、
あんまり6話が面白かったので6話の感想です。
なんといっても裕の見所満載の回でしたもんね[E:heart01]
あと残すところ2回、
裕がこんなに活躍する回があるかどうかもわからないので。

それにしても、6話面白かったですねえ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
予告で葵と裕のケンカのシーンがあって、
裕が
「今度は頸動脈切れ!」
ってぶちぎれていたので、
いったい何をどうしたらあの穏やかな裕がここまでキレるんだ?
と、ドキドキしながら待った第6回。
期待していた通りに、
いや、期待以上に面白かった・・・(≧▽≦)

手首を切った葵を裕の部屋に連れてくる峯太郎。
おいおい、それはあかんやろ・・・Σ(゚д゚;)
案の定、葵を連れて帰ってきた峯太郎を見る裕の複雑な表情・・・。
でもそんな裕の表情にはまっっっっったく気づかずに、
一生懸命葵の世話を焼く峯太郎。
その様子を見るともなしに見ている裕ってば不機嫌オーラ満開(・・;)
怒ってるで・・・怒ってるで・・・(((( ;°Д°))))
でも峯太郎が葵を見張っていて欲しいって頼むと、
不機嫌な表情の上に無理にほほえみを貼り付けて
「わかった」
って・・・ヽ(;´ω`)ノ
どこまでも峯太郎には甘いんだね・・・裕くん・・・(・・;)
裕が困惑していること、ちっとは気付けよ、峯太郎。
でも、自殺未遂を引き起こした葵を心配することでいっぱいいっぱいな峯太郎。
峯太郎がそういう男だって分かっているからこそ、
というか、峯太郎のそういう一直線な所を愛してしまっているんでしょうね、裕は。
ちゃんと見張り役を引き受けて峯太郎を送り出してあげます。
でも、葵には厳しい・・・(・_・;)
裕があんなに低い声を出す人だって思っていませんでした。
だって、峯太郎にはいつも少し高めの甘えたような柔らかい、ちょっと語尾の伸びる話し方。
中性的な感じの役作りをしてるんだね・・・と思っていたのに、
一気に「男!」
ついでにいつもあの部屋で峯太郎と一緒にいるからあんまり意識していなかったけど、
そうそう、この人背が高かったんだ!
葵ちゃんと並ぶとその身長差にドキリ・・・。
大きい男性に低い声で
「縛られたくなかったらおとなしく座ってろ」
って言われたら、ちょっと怖いですよね・・・。
初対面だし・・・。
峯太郎に対するときとの態度の落差にびっくり・・・。
そうか・・・裕ってそういう人だったんだ・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
葵が出て行ったりしないように、見張るともなく見張りながら
アイロンかけてるけどすごい不機嫌オーラ。
葵にトイレの場所も教えてあげないし・・・(;^_^A
でも、時々、いいこと言う。
「わざわざ死のうとしなくても、俺たちはみんな死ぬんだ。
生まれたくないのに生まれてきて、死にたくないのに死ぬんだ」
とか。
この後で葵に言う
「誰にも誰もいないんだよ。みんな一人ぼっちなんだよ」
とか。
裕っていいことを言うキャラに設定されていますよね。
3話の「今がゴールじゃないから」っていう台詞もよかったなあ。
登場人物の中で、唯一、自分の中にある矛盾を自覚してそれを受け入れて生きようとしているから・・・かな。
説得力がある・・・。
うーん、いいポジションの役だ・・・(^~^)
脚本家の持っている価値観の代弁者みたいなポジションなんでしょうね。
裕語録作りたいくらい。

予告でちらっと出ていて気になっていた場面は、
葵ちゃんに襲われそうになってキレたのかなって思っていたんですけど、
そうじゃなくて直接の原因は工場の写真を入れた額が割れたせいだったんですね。
「女はダメなんだ、俺」
と言ったら、峯太郎もそうだと思い込んでひどい言葉を繰り返す葵に、
プチッとキレて、でも一生懸命気持ちを抑えて、声のトーンも落として
「君の考え方は形成手術を否定した彼と同じ価値観だな。
マイノリティを認めない。彼と同じだ。狭くて、小さい」
と言うところが好き。
プチッってキレたら一気に感情的になる女性と対照的に描かれている。
会話の言葉の中に急に書き言葉的な、脳内で一杯漢字変換しないと意味がつかめない表現が混じる感じも面白い。
そう言えば、1話か2話で峯太郎の台詞にも普段会話で使わないような言葉が混じって、
はっとしたことあったっけ・・・。
こういうちょっとひっかかる表現をあえて入れてくるっていうところがテクニックなんだろうなあ。
冷静にこういうこと言おうとするところって凄く男性っぽい感じがする。
でもその後写真の額が壊されて一気にブチキレるんだけど( ̄ー ̄;
葵ちゃんと裕の言い合いすごかったあ・・・。
あれ、全部台詞で書いてあったんだろうか・・・(・_・;)
「ゲイのくせに」
「サイボーグのくせに」
は役のことだからいいとして、
「キツネ目のくせに」
とか、
「チビでデブで・・・」とか・・・いいのか? そんなこと言って?。(;°皿°)
ここで額が割られて一気にヒートアップ。
で、予告の
「今度は頸動脈切れ」
登場!!
予告の時は、自殺未遂した人に対して酷いこと言うなあ・・・
って思ったのですが、
あの言い争いの流れでは、葵ちゃんも同じテンションで言い返してるし、
ま、いっか・・・って気になりました(;^_^A
「君の考え方は彼と同じだな」
は葵の心に響いてるけど、
「頸動脈切れ」
は響いてないし。
っていうか、葵ちゃんからも
「同じ空気吸ってるだけで気持ち悪いんですけど」
って言われちゃってるし・・・(*_*)
それよりもこの人はこんな怒り方するんだあ・・・って思ったほうが大きかった。
裕が怒るシーンは好きだなあ・・・。
思えば、黒崎裕という人物を面白いなあと感じ始めたのも3話で峯太郎に怒った時でした。
それまで1回では
「峯太郎と一緒にいられるだけで幸せ」
みたいなことを言っていたし、
好き好きオーラは全開だし・・・で、
この人は峯太郎が何をやっても受け入れる受け身の人なのかと思っていました。
でも、峯太郎が酷いことしたらちゃんと怒れる人なんだ・・・って分かって、
一気に面白くなった。
お飾りじゃなくてちゃんと多面性をもった生きた人間として描かれているってわかったから。
その後峯太郎の言葉にカチンときて怒ってみたり、すねてみたり、
裕の表情に幅が出て、それがまたキュートで・・・。
ますます黒崎裕という人物が好きになった訳ですが、
でもまさか、峯太郎以外の人には(特に女性?)
こんな低い声出して脅したり、感情的に怒る人だったなんて・・・。
面白すぎる!!
この後のシーンの小競り合いは、もうまるで葵ちゃんとの兄弟げんか(^~^)
峯太郎に対する時と葵ちゃんに対するときの態度の違いが・・・。
裕のあの優しい話し方は峯太郎限定だったんですね~。
峯太郎に優しく
「食べないの?」
って言ったあとで、
「水!」
って葵に言われて
(峯太郎と自分にはちゃんとビール出してた(;^_^A)
「てめーで取れよ」
「お前が取りに行け」
「いや、お前がとれよ」
「あんたが取りに行け」
「なんで俺が取るんだよ」
「お客さんです」
「あほらしいわ」
「どこにあるかわかりません」
(さっき自分でコップ出して水飲んでたよね・・・(;^_^A)
っていうやり取りの面白いこと!
半分以上アドリブだったんじゃなかろうか・・・。
結局峯太郎が水を取りに立ってるし(^_^;)
なんか嫁と母親の間に立たされた旦那みたい(^▽^;)

でも、この後、ヒロくんに呼び出された葵に
峯太郎と一緒について行っているので葵のことを拒否しているのではなさそう。
ヒロくんに毅然と別れを告げる葵を見届けて葵の一歩前を歩いている裕を見て、
なんとなく反発しながらも葵を受け入れたんだなあと思いました。
三人で歩道橋の階段を上がっていく後ろ姿を見ながら、
なんかこの3人のバランスいいなあ・・・って(^~^)
葵ちゃん、二人のナイトに守られているみたいですよね。
このまま三人であの部屋に帰ったんだなあ・・・って思うとなんか、ほっこり。

1回目見た時はどうして葵がヒロに別れを告げたのかピンとこなかったんですよね。
ヒロくんもあれだけ言ってるんだし、
さっきまで必死にそのヒロくんに話したいって電話していたんだから、
やり直したらいいやんって。
でもきっと葵は本気でヒロくんを好きだったわけじゃないんですね。
ヒロくんが好きだって言ってくれたから、好きになった(気がした)。
ヒロくんがお医者さんの卵だから、
ヒロくんの実家が開業医だから、
安定して、人に自慢できる結婚生活ができそうだから・・・。
それは条件付きの「好き」で、
裕が峯太郎を愛しているのとは根本的に違う。
葵は自分でそのことに気づいたんじゃないのかな。
自分がヒロくんを好きになった根本「ヒロくんが無条件で自分を愛してくれる」っていう部分が崩れてしまったら、
自分の愛情は成立しないって。
ただ、裕とのケンカだけでそこまでの心境の変化は大きすぎますから、
きっと回数を短縮された余波がこんなところに出てしまっているんじゃないかなって気がします(>_<)
葵ちゃんがこういう心境に至るまでにもう少し描写が必要だったのに、
時間がなくなっちゃたんですね・・・きっと。
これからあと2回で決着がつけられるであろう他のいくつかの話題も
いっぱい描写が削られて展開が荒くなっちゃうんだろうなあ・・・。
返す返すも8回終了なんて残念すぎる・・・(ノ_・。)

結果的に峯太郎が葵を裕にまかせた判断は正しかったわけですね。
裕がへんに葵に同情したり、心配したりするような人だったら、
葵はそんなに早く立ち上がれなかったろうし、
女性だったらまたまた自己嫌悪や変な僻み根性が出てしまって、
自分は不細工に生まれたからこんな目にあっているんだ・・・っていう勘違いな方向に思考が行きかねない。
ノーマルな男性だったらヤケになっている葵の挑発にのっちゃってるかもしれない。
そんなことになったらますます葵は救われない・・・。
適当にほっぽいていたこと、
でも決して無視したりはしなかったこと、
そして何より裕自身が秘めたものを心に持っていたことが大きかったんだろうな。
あれだけ大声で言い合いしたらすっきりもしただろうし(^_^;)

で、気がついた。
裕の態度、峯太郎に対する時だけは特別なんだ・・・って思ったんですけど、
きっと、葵に対するときも、それはそれで特別だったんじゃないかって。
裕はちゃんと常識がある人だし、
公務員としてきっちり仕事もこなしているのだから、
本来はあんな風にキレたりはしないと思うんですよね。
ある程度できた人である裕があれだけ感情をぶつけられるっていうのは、
それはそれで葵がある種特別だったっていうことじゃないのかな。
裕はやっぱり峯太郎への想いとか、
峯太郎が少しずつ変化していっていることへの不安とか、
いろいろなものを胸に抱え込んでいるのに、
いつもそれを押さえ込んでいるから、
あんな風に大声出して言いたいこと言って、
感情をぶつけられる相手がいるって裕にとっても貴重なことのはず・・・。
あのケンカは裕にとってもいいガス抜きになったような気がします。

さてさて、あと2回で峯太郎の女性不信克服や、お父さんとの和解、睦との関係、
そしてなにより裕の想いの行方・・・と、盛りだくさんなんだけど、
なんとか収まるのかなあ・・・。
すごく面白いと思うのに、なんでこのドラマが打ち切りなんやろ・・・(`・ω・´)

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開拓者たち

このドラマは綾野君にはまる前から気になっていたドラマでした。
去年の夏に「それでも、生きていく」というドラマを見て、
「カーネーション」と同じくらい感動してはまっていました。
他の役者さんたちもみんなあのドラマでは熱演されていたのですが、
ヒロインである満島さんもすごい演技をされていて、
一気にファンになってしまいました。
その満島さんがNHKで主演された作品で、
しかも満州の開拓団の話だという・・・。
最近、重い戦争物のドラマや映画は苦手であまり見ていなかったのですが、
これは見ておかなければ・・・と言う気にさせられました。
そして、今から考えてみればすごい偶然なのですが、
このドラマの番宣に出ていた綾野君の姿・・・見てるんですよね・・・。
年末に子供を病院に連れて行った時、待合室で。
たぶんBSで放送された番組(BSコンシェルジュ?)を地上波で再放送していたんだと思うんですけど、
お金を払おうとしてふとテレビの方を見たら見慣れた「セカンドバージン」の映像が・・・。
あれあれ? なんで今頃?
と思って画面を見ていると、亮の映像になって、
「主人公るいの息子役を演じた綾野剛さんです」
と紹介が入って綾野君が映った・・・ような気がする。
そんでもって、あれ、なんか役とずいぶん印象違うな・・・
と思ったような気もする・・・。
悲しいことにあんまり憶えてません・°・(ノД`)・°・
でもほうほう、これは「GOLD」の時から気になっていたあの役者さんだわ!
と思って、それからお薬の準備ができるまで、
TVがよく見える椅子に座って画面を注視。
でも番組の構成上、他の番組の紹介映像が先にうつって、
しかもこれが結構長かった・・・。
早く早く~って思っていたから余計。
向井くんの旅番組だったと思う。
でも、それはそれで面白そうで、
いいなあ、BS。やっぱ、BS見られたらいいなあ・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
と思いながら見ていて、
ようやく綾野君再登場。
年明けから放送される「開拓者たち」に出演すると言うことでまずその映像が流れて・・・。
あ、これは、この間から気になっていた満島さんのドラマだ!って気がついて、
そっかあ、このドラマに出るんだ・・・ますますこのドラマ気になるなあ・・・なんて思っていました。
で、タイムアップ。
お薬ができて、帰ることに・・・。
よっぽどそのまま居座ろうかと思いましたが、
年末で忙しくってそんな余裕などなく、
泣く泣く病院を後にしました。
年が明けて、「カーネーション」で周防さんパートが始まってから、
どれだけこの時のことを後悔したことか・・・(´_`。)
あの時、大掃除なんてほっぽいといて、
椅子にかじりついてでもあの番組、終わりまで見ておけばよかった・・・(´□`。)

そんなこんなでずっと気になっていた作品です。
周防さんパートの放送が終わった頃、まずBSで再放送が決定して、
すぐその後に地上波で放送されるって分かったときには狂喜乱舞して喜びました。
でもなぜかBSの再放送時から再編集版になってしまって、
かなりいろんなシーンがカットされてしまったみたいですね。
金次がりんご農園で麦わら帽子をかぶっているシーンやら、
尋問のシーンやら・・・(T_T)
見たかった・・・。
これは・・・BSアンテナあげて、ちゃんとBS見ろっていうことなのですか?
NHKさん・・・。

でもとにもかくにも見られると言うことが嬉しくって、
浮かれて見始めた第一回。
見たい見たいという思いが先行しすぎて、
内容がヘビーなものだって言うことがすっかり頭から抜け落ちていました(;^_^A
第一回はまだ幸せだった頃の話なので衝撃が少なかったものの、
2回目からは内容の重さに気分が落ち込みました。
特に中盤は綾野君の出番がほとんどなく、主人公達の辛い逃避行の日々・・・。
録画して見たのですが、だんだん録画を再生するのが気が重くなってしまって・・・。
裏でやっていた草薙君ドラマも気に入っていたので、
「開拓者たち」を録画して、草薙くんドラマをリアルタイムで見ていたのですが、
まあ、こっちは1回2回抜けても大丈夫そう・・・とふんで、
最後2回は「開拓者たち」をリアルタイムで見ました。
録画だと見る気力がなくなっていきそうだったので・・・。

けれども、内容自体はそれほど目新しいことはなく・・・。
私のこの辺りの知識は「大地の子」から得ているものが多いのですが、
どちらかというと「大地の子」のほうが悲惨さを強調して描かれていた気がしました。
新しいなと思ったのは開拓地を追われ逃避行する主人公と
終戦直前に招集されすぐにシベリア送りになった男達、
関東軍側の視点(金次)、中国に徴用されて残った人たち(富枝・木戸)
を並行して描いたことかな。
特に関東軍の人たちが中国で裁判にかけられていたこと、
残留婦人、孤児という形ではなく
中国にとどめ置かれた人たちがいたことはあまり知らなかったので、ちょっと勉強になりました。
とりあえず周恩来さんありがとう!(T_T)
名前だけは知っているけれど、何した人かよく分からなかったんだけど、
とりあえず周恩来さんのおかげで金次が帰ってこれたんですもんね。
関東軍の人たちがこういう経緯を経て帰って来たことがよくわかりました。

でもいろいろな立場の人を描いた分、ドラマとしては焦点が分散されて散漫になった感があります。
まあ、このドラマはドキュメンタリードラマと銘打たれていて、
あえてドラマとして作ったのではなく、
ドラマとドキュメンタリーの中間を狙って作られたのでしょうから、
できるだけ事実を事実として伝える、という点でこれは当然のことかもしれません。
実際にドラマ部分を見ていると、途中でインタビューが挿入されて、
ドラマ部分が決して全くの絵空事ではないことがインタビューで裏付けられていきます。
でも、ドキュメンタリーに挿入されるためのドラマとしては、
非常によくできているんですよね、このドラマ。
ドラマ部分の力が強すぎる。
ドラマの中で感情がぐーっと盛り上がっているときに、
急に現代のインタビュー画面に切り替わるとちょっと気持ちの持って行きようがなくて・・・。
もっときちんとドラマの余韻を味わいたいのにそれが中断されてしまうさみしさ。
あれだけのキャストを集めて、
あれだけの熱演を得て、
あれほど大規模なロケを行って、
あれだけの映像を作り上げたのだから、
ドラマはドラマとして独立した構成を持ち、完結した一つの物語として作ってもよかったんじゃなかという気がします。
フィクションはしょせん現実を越えられない・・・とは思わないんですよね。
確かに圧倒的な現実の前で虚構は儚い存在です。
生の声、現実の出来事の前では多くの作り物は力を失ってしまう。
けれども、本当の良作は時に現実の重みを越えて、
人の心を動かすことがあるのではないかと思っています。
そしてこのドラマはそういう力を持ち得たんじゃないか・・・っていう予感がしただけに、
事実の伝達に重きを置いて、
ドラマとしての結構を持たなかったことが残念です。


中国との国交正常化40年という記念で作られただけあって、
中国の描き方は結構ソフトだったように思います。
中国との共同制作だった「大地の子」よりずっと(^_^;)
文化大革命期をほとんど描かなかったせいかもしれませんが・・・。
チエが子供を預けた中国人もいい人として描かれていましたし、
金次を尋問した人も問題がない中国人を拷問したあげくに殺してしまった関東軍よりもずっと紳士的。
富枝が参加した共産党軍が比較的理不尽な感じが描かれていましたが、それくらい。
中国人と日本人の橋渡しとしての存在である春岐がよかった。
もともとは千振の小作人の息子だった春岐。
史郎たちと一緒に育ったので、
大きくなって日本人が自分たちの土地を奪ったということが理解できるようになっても、
日本人が全て悪人なのではなく、
一人一人を見れば信頼できる人間なのだということをきちんと分かった人でした。
だからこそ、逃走中の史郎たち一行に出会った時にはそっと見逃してくれたし、
金次にも誠意を持って接してくれた。
この春岐が
「俺たちは何もしていない。俺たちはただ千振を守りたかっただけだ!」
と言う金次に
「千振はもともと私たちの土地です」
とはっきりと言い返すところが印象的。
そうなんですよね・・・。
ドラマを見ていると、
千振という新天地に夢を見て、そこで自分たちの生活を築こうとした主人公達に感情移入しているから、
千振を追われ、自分たちの生活の場を無くしてしまったことに同情してしまうのですが、
もともとその土地は中国の人の土地で、
開拓団の人たちはいわばその土地を奪ったようなもの・・・。
かといってじゃあ開拓団が悪いかっていうとそうではなく、
あくまでもあの時の国策で、国が中国に侵攻して満州という国を作り、
そこでの開拓を奨励したからこそ、日本から新天地を求めて海を渡ったわけで・・・。
敗戦に伴って捨て置かれてしまったことからも、
開拓団の人たちはある種国策の被害者であるわけですが、
自分たちの土地をある日突然奪われた千振の人にとってはやっぱりまごう事なき侵略者・・・。
ハツたちが千振という土地に拘れば拘るほど、
その寄って立つ足場のなさに切なくなってしまいます。
ハツたちはその後日本に帰ってきて、
もう一度血のにじむような苦労をして開拓を始めます。
今度こそは自分たちの土地を。
国策に振り回される悲しさ。
けれども、どんな困難にも負けずに
「生きていればなんとかなる」
と前へ進み続けるハツたち開拓団の強さがすがすがしい。
不景気だの、就職難だの、年金がどうのってことばかり気にかかって、
立ち止まってしまっている現代の私たちにはまぶしいほど・・・。
それが、今、この時期に、こういうテーマのドラマを作った意味なんでしょう。

綾野くんに関して言えば、
よくこの役を綾野剛に・・・って思ってもらえたなっていうのが一番の感想。
この役のオファーが来たから髪を切ったって言うのは有名な話。
長髪でもなく、
現代風のイケメンという雰囲気も必要ではなく
(というかそういうイメージとは真逆の役)
彼特有の色気とか妖しさとかそういうニュアンスもいらない。
もちろん「GANT」や「クローズ0Ⅱ」で見せたような身体能力が要求されるでもない。
いわゆるそれまで綾野剛という俳優に求められてきた要素を一切含まない役を
あえてオファーしてきたNHKって面白いな・・・と思いました。
そういういかにも綾野剛的な要素を封印された彼が、
あんなに素朴な青年(最初は少年だし(^~^))の顔を見せてくれるとは!
綾野くんの顔って本当に不思議で、
美少年の役を演じているときは本当に美しい少年に見えるし、
妖しい役をしたら妖しく見えるし、
素朴な役の時は本当に素朴に見える。
役者向けの顔だよなあ・・・。
そして何より目が最強。
この目が何より雄弁にいろんな感情を映すんですよね。
金次はいろんな感情をその胸に飲み込んで生きている人です。
本当は開拓民を守りたくて関東軍に入ったのに、
実際は関東軍が全く開拓民を守る組織ではないって分かったときも、
理不尽な上司に拷問を命じられた時も、
軍事裁判で自白を強要されたときも、
いろんな思いをぐっと飲み込んで耐える役。
でも、その目が彼の飲み込んだ思いを雄弁に語っている・・・。
ああ、綾野君のこういう所を見込んで、
この役をオファーされたのかなあ・・・という気がしました。
綾野くん自身もこの役でいろんなものを得たんじゃないかな・・・。
綾野君の役者としての方向性を一つ広げた役だったような気がします。

いいとも(玉山鉄二)

わお、もう「いいとも」出演から1週間もたってるわ・・・(^_^;)
1週間前の水曜日、翌日玉がいいとものテレフォンショッキングに出ると知って、
あわてて予約をいれようとしたら、予約が重なっていて予約できない。
(うちのはダブル録画ができないため。
買った時はまさかこんなにハードに使うとは思っていなかったので(-。-;))
あれ? こんな時間になんだったっけ?
と思って調べてみたら「もう一度カーネーション」とばっちり重なってる!
「もう一度カーネーション」って二十数分の番組だから多少ずらして録れる分だけでも・・・
と、頭を巡らせてみても、ちょうど放送時間がかぶっているので無理!
え? どうしよう・・・(゚_゚i)

ごめん、玉!

というわけで「もう一度カーネーション」を優先することに。
せめてリアルタイムで見られればよかったんだけど、
たまたまその日はシフトが入っていて無理。
「もう一度カーネーション」はすでに再放送のようなものなのでもう一回再放送はほぼ無理だけど、
「いいとも」には日曜の増刊号があるし・・・。

・・・それでも数年前なら絶対玉をとってたな・・・(;^_^A
本放送と増刊号どっちも大事に保存版にしてるもんな・・・。
でも、今は
カーネーション>玉 なんだ・・・ごめんm(_ _ )m
と、心の中でわびつつ日曜まで我慢することに。

一応ネットでどんな感じだったんだろうと探したら、
なんと綾野君から花が来ていたらしい!Σ(・ω・ノ)ノ!
私の頭の中では二人は全くつながっていなかったので、
え? なんで? と思いっきりびっくり!!
いままでほとんど作品でも重なっていないのになあ。
唯一重なっている作品が「NANA」なんだけど、
一緒のシーンでは絶対にないし。
綾野君の役はレンの元いたバンドのボーカルで、
玉山君の役はレンの今のバンドのベース。
しかも二人ともびっくりするくらい映らない・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ
玉山君目当てで見た時もあまりの出番の少なさに驚いたけど、
綾野君はそれ以上だったもんなあ・・・。
DVDを一番早い早送りにして探したら見つからなかったくらいだし・・・。
おそるべし、「NANA」!

で、落ち着いて考えて見たら、山田くんだった・・・orz
山田くんを軸にして二人はつながっていたんだねえ・・・。
あんまりそんな印象なかったけど・・・(;^_^A
なんか、勝手に、山田君のお友達グループが何個か会って、
玉のと綾野君のグループは違うんだって思いこんでました。
(小学生の女の子じゃあるまいし、そんなグループないよなあ・・・。
でもこの世代の人たちの、しかも華やかな仕事をしている人たちの
プライベートな時間のイメージってちっとも想像がつかないんだもの・・・)
二人ともインタビューで友達は「山田くん」って公言してるけど、
それぞれの名前をだしてるの見たことないし。
そう言えば、昔5LDKに山田君が出たときに、
綾野君も玉もコメント出してたなあ・・・。
そんでもって玉のコメントに、
「綾野君とばかりスーパー銭湯行かないで、たまには僕とも行って下さい」
って感じのがあったっけ・・・。
玉のコメントやインタビューで綾野君の名前が出たのは(私が知っているかぎり)この時だけで、
なんだか焼きもち焼いているような内容だったので、
なおさら綾野君とあんまり仲がいい印象がなくって・・・(^_^;)
それにしても、玉山君にしろ、綾野君にしろ、
どうしてそんなに山田君が好きなんだろう・・・。
二人ともかなり積極的に友人の話となると山田君の名前出してますもんね・・・( ̄_ ̄ i)

で、いよいよ日曜に増刊号で実際に見て、
・・・よかったあ・・・、今回は(比較的)まともな格好だった・・・。
(ってか、毎回テレビに出る度に、舞台挨拶する度に、着るモノにどきどきしなくちゃならないってどういうことやねん!(´Д`;))
シンプルなボーダーのカーディガンがよく似合っていました。
でもやっぱり下がびみょうな色合いのブルー、びみょうな丈・・・。
男性のおしゃれってよくわかんないからなあ・・・、
あれが今時のおしゃれなんだろうか・・・。
最近読んだ雑誌のインタビューでは、あんまり着るモノにこだわりがなくなってきたって言っていたんだけどな・・・。
こだわりがなくなったんならなおさら、ごくごくシンプルなものを着た方が似合うと思うんだけど。
シンプルだけど生地がよくってラインの美しいジャケットとか、
あっさりした柄のシャツとか・・・。
顔立ちが整っているんだからそう言うものの方が引き立つと思うんだけど・・・。

増刊号だからかなりカットされていたせいもあるんでしょうが、
ずいぶん安定した印象になりましたね。
穏やかなほほえみ、笑うとくしゃくしゃっとなる目元。
危なっかしい発言もほとんどなく、
言わずもがなのことをつい言っちゃうこともなく・・・。
安定した・・・というよりも、
自分の中で玉山鉄二としてメディアに露出するときはこういうイメージで・・・
というのが確立したんじゃないかっていう気がします。
穏やかで優しげな雰囲気の笑顔。
ああ、やっぱりこの人はかっこいいなあ・・・と思って、
はたと気がついた。
私、役に入っている時の顔より素の(ある意味素じゃないんだけど)顔がかっこいいと思い始めると、ダメなんです。
スタジオに張り出してあった「カエルの王女さま」の劇中写真。
役に入った顔と、トーク中の顔を見比べたときに、
ああ、やっぱり役に入っている時の方がかっこいいわ、素敵だわ・・・っていうのが好き。
役者さんってそういうものだと思うし。
それがなくなりつつある今、本気で冷め始めてるのかな(((゜д゜;)))
あんまり乾 一希っていう人物が魅力的でないことも大きいんだけど。

驚いたのは最後のストラップのクイズの時。
なんとなんと、ハムスター話を始めたではありませんか!
実は我が家も数ヶ月前にハムスターを飼い始めて、
我が家でハムスターが一大ブームになっていたので、
なんで玉がハムスター???
と、びっくりしました。
だって、別に世間でそんなにハムスターのブームが来ているわけでもなく、
しかも芸能人なのに、
ずっと犬好きって言ってたのに、
なんでハムスター?(゚Ω゚;)
しょぼいやん!!
犬飼ったらいいやん、犬!
って言ってもしかたないんですが、(;^_^A
玉の日常とうちの日常が思いがけないところで共通項があったっていうことにびっくり。

綾野君からの花(増刊号では確認できなかったのでネット情報だけなんですが)
ハムスター・・・と、
思いがけなく今の私の大きな関心事項にひっかかった反面、
玉山君に関しては熱が冷めつつあるのかなあ・・・と実感した
玉山鉄二inいいとも(2012)