2011冬ドラマスタート

毎度毎度のことですが、今回も新ドラマが始まってずいぶんたってます
夏に比べて特にドラマの質が上がった・・・という印象もないのですが、
視聴率はすいぶん高くなっているみたいで・・・ようわからん。
というわけで、今見ているドラマ。

月曜・・・なし。

火曜・・・「カレ、夫、男友達」
月9の「私が恋愛できない理由」、同じNHKの「ビタースイート」と似たような題材が多い中で、
これが一番見ていられるかな・・・という感じ。
江國さんっぽいテイストも感じられるし。
とりあえず次の展開を楽しみにできるドラマではあります。
3姉妹の誰にも共感はできないけどね。


水曜・・・「家政婦のミタ」
一応見ています。
これが今期一番高視聴率のドラマだという事実にびっくり。
しかもここ最近耳にしたこと無かった20%台という数字をたたき出しているとか。
とりあえず話題作に出演して高評価を得ながら、
今までまっっっったく視聴率に恵まれなかった長谷川さんが
ようやく高視聴率ドラマに巡り会えてよかったな・・・と。
でもこの役すごい、きらい。
中身の人の長谷川さんへの熱まで一気に冷めてきそうなくらい、きらいな人物。
なんか気持ち悪い・・・。
というか、このドラマ全体的にとにかく気持ち悪いんです。
脚本家さんやスタッフは「女王の教室」とほぼ同じらしいのですが、
「女王の教室」ほどの完成度は感じられないです。
「女王の教室」は天海祐希演じる先生が異端であっても、
彼女を取り巻く人物(子供達)は共感できる普通の人間だったから
異端な存在を楽しむことができたんだけど、
「家政婦のミタ」はミタさんを取り囲む他の登場人物全てが変です。
家族みんなどっか変だけど、
特に気持ち悪いのがお父さん(つまり長谷川さん)
最初に強烈な違和感を感じたのは初回で長男がミタさんに暴力をふるった時。
もちろんその時は長男を止めたけど、
唇から血を流しているミタさんに特に謝るシーンはなく、
そのまま家族団らんのシーンに突入し、
唇から血を流したままのミタさんにケーキとローソクを要求。
家族仲良くケーキを取り囲む横で
ミタさんが血をつけたまま無表情を立っている・・・。
え? 家政婦っていっても一人の人間だよ。
ミタさんは確かにサイボーグみたいな家政婦さんだけど、
でもだからといって作中の人物達が彼女を人間扱いしなくていいというワケじゃない。
謝ろうよ、お父さん。
一家の長として「息子がひどいことしてすみません」って。
手当してあげようよ。
でも彼にとってミタさんは便利な道具でしかない。
ミタさんに失礼なのは子供達も一緒。
家族がミタさんに対して人として失礼な態度を取るたびに、
家族の人格そのものが否定されていく。
いくらいいドラマを語っても、
根本的なところで人として共感できないので白けたまま。
その一方でミタさんに大切な秘密を明かしてみたり、
助言を求めてみたり・・・。
自分勝手過ぎやしませんか?
挙げ句の果てにドラマの中心が
お父さんの浮気→母親の自殺→お父さん家出
子供を愛しているかどうかわからない・・・
人間性を欠いた人物が人間性を欠いていることを無自覚なまま
いっちょ前に愛について悩んでいるほど滑稽なことはない。
とにかく見るたびに気持ち悪くなるんだけど、
とりあえず長谷川さんが出ているっていうことと、
松嶋菜々子さんの無表情演技につられて見ています。
今感じている違和感も全てひっくるめて
脚本家の計算のうちで、最後はあっといわせるような大団円・・・になればいいのにな。


木曜・・・「ランナウェイ」
主役の人がきらいだし、
実は無実の罪で・・・っていう部分がちゃっちい感じがするんだけど
連続ドラマとしては珍しいロードムービーってうところに惹かれて見ています。
毎回その土地その土地の景色が面白い。
子役の女の子も芸達者です。
かわいさだけ、泣きの演技を強調されるだけ・・・を要求されている
今の子役さん達の演技から一線を画しています。
ま、ロードムービーという仕掛けに飽きたら見るのやめるかも・・・。

「DOCTORS」
同じ時間にドラマを重ねないで欲しいよ・・・、
と恨みたくなるくらいそこそこ見応えがあるドラマが2本重なってしまいました。
沢村一樹さんの魅力を全開に引き出した面白い役です。
人のいい笑顔と計算高い顔の変化が面白い。
「HERO」で見せたような福田脚本の面白さが存分に出ています。
ステレオタイプとは言え、お金のことばっかりの委員長や事務長、
リコ主義的な医者などそれぞれ見ていて楽しい。
特に高島さんのこわれっぷりは半端無くて
最近嫌な医師役が増えてきた中でも出色の演技です。
よくよく見てみれば、看護婦役に黒川智花ちゃんが!
沢村さんとは「雨と夢のあとに」の親子コンビですね。
「雨と・・・」ファンにはちと嬉しいキャスティングです。

「蜜の味」
菅野美穂とARARTA、脚本は「セカンドバージン」の大石静・・・ということで、
かなり期待度が高かったドラマ。
でも、期待していた割には・・・。
菅野の怖さは面白いけど、
ARATAのよさがあんまり伝わってこない・・・。
今週から時間が現代になって、
ARATAの不自然な若作りがなくなったのでもうちょっと様子を見てみようかな。


「深夜食堂」
これはもう文句なしに好き。
前シリーズから引き続き同じオープニングというのも嬉しい。
あの映像を歌で、一気に作品の世界に引きずり込まれていきます。
毎回心がほっこりするような形で終わるのもいい。
でも、前シリーズもそうだったんだけど、
どうしてエンディングだけ今風の音楽にするんでしょ?
なんかちょっととってつけたような気がしてしまうんですが・・・


金曜・・・「11人もいる」
これも脚本がクドカンということと神木隆之介くんが出ると言うことで期待していたドラマ。
クドカン作品って好きなものと苦手なもの真っ二つに別れるんですが、
このドラマは1話目はニガテかなと思ったものの、
2話がべらぼうに面白くてすっかりはまってしまいました。
めんどくさい長男、かわいいです。
2話でいろいろコトが成った時に、
4種類くらいのイメージ画像で全てを物語ったのがめちゃ面白かった。


土曜・・・「妖怪人間ベム」
企画を聞いた時に一番興味がなかったのに、
いざ見てみるとすごく納得いった作品。
確かにアニメのあの暗い独特の雰囲気はないけれど、
アニメよりもずっとずっとビジュアルが綺麗になっているので見やすい。
妖怪の本性を現す前の人間の姿で居るときの美しさは、
吸血鬼もののイメージに近いですね。
妖怪の姿が特撮ヒーローものの敵キャラっぽいのはご愛敬。
よく見れば妙にかわいいし。
杏ちゃんも色っぽいし、福くんもかわいい。
それから、物語も1話完結でなかなか上手くまとまっている。
人間の欲望やコンプレックスが悲劇を生み出していく・・・というのがいいですね。
人間になりたい妖怪と
人間でありながら易々と人間であることを捨てる人間。
北村さんがこれからどう関わっていくのか、
柄本さんの目論見は?
っていうところが今後の見所ですかね?


日曜・・・「南極大陸」
えらいお金がかかってそうなドラマですな。
「官僚達の夏」と「JIN」を足して2で割ったような感じ。
でも、今この時期だからこそ、
これでもかと翻る日の丸を見るのは嬉しい。
これは、アレですかね?
裏番組のドラマを放映している局へのあてつけ?
ま、それはおいておいて、
この先お涙ちょうだいの展開になることは見えているこの物語を
どういう切り口で見せてくれるのか。
今のところ、かけている予算、豪華俳優陣等々に対して
脚本の力が弱い気がします。
大きな破綻はない・・・
でもその分、役者のネームバリューを超える力もない。
とにかく、なにがなんでもキムタクを称えるだけのようなお話は
そろそろやめにしませんか?
ま、とりあえずはまだ見ます。



で、初回見たけれど途中で挫折したドラマ。
「私が恋愛できない理由」「謎解きはディナーの後で」「HUNTER」
「秘密諜報員エリカ」「専業主婦探偵」「ここが噂のエルパラシオ」
実は前クールの「それでも、生きていく」の後遺症をまだひきずっていまして、
ちょっとやそっとのできのドラマはなかなか見る意欲がおこらないんです。
いつもならそれぞれに一言感想を書くところなんですけど、
全部この一言で感想が終わってしまうのでまとめてみました。
つまりそれだけ「それでも、生きていく」というドラマの印象が強かったということです。
視聴率が好調な今クールのどのドラマより、
やっぱり「それでも・・・」のほうが完成度が高いドラマだったと思います。
嬉しいことに、週間テレビジョンのドラマで賞を独占してました。
アイドル向けの記事が多いテレビ情報雑誌で、
そういう賞はアイドルファンの組織票がものをいうんだろうな・・・と思っていたものですから
(実際読者票はもう一つでした)
「それでも、生きていく」の受賞はとても嬉しいものでした。
視聴率という尺度だけではない、
ファンの組織票の大きさだけじゃない、
ドラマそのものを評価してくれる場がちゃんとあったんだ。
視聴率は悪くとも、人の心に残るドラマになったんじゃなかと思います。

で、また、余談なんですけど、
瑛太が出ている車のCM。
新しいバージョンでは佐藤江梨子さんが登場しました。
このCM、キャスティングした人は「それでも・・・」を見ていたんじゃないか?
と思わせるような絶妙なタイミング。
サトエリが言っている台詞も聞きようによってはどこか意味深だし。
作った側に意図するものがなくて、ただ単に偶然だったとしても、
「それでも・・・」のドラマファンにはとても嬉しいCMでした。
あのドラマの世界でもサトエリが目を覚まして、
双葉ちゃんが解放される日が来たらいいのになあ・・・と
勝手に夢想して喜んでいます。