2011夏ドラマ 初回感想その1

夏のドラマは前クールが終わったら間髪をおかずに始まるから

なんかうまく気持ちの切り替えができない[E:gawk]

でも、今回は前クールのドラマの感想をとりあえず書ききったので、

気分よく次のクールに進めます。

夏クールのドラマは不作が多いと言われますが、

とりもなおさず、テレビ雑誌を読む限り確かに楽しみなドラマがほとんどない・・・[E:despair]

でも、前クールの『鈴木先生』のような掘り出し物のドラマに出会えることがあるから、

あまり見ず嫌いをしないようがんばって初回は見よう!

と心に決めて、とりあえず見られた分。

・ブルドクター(水10 日本テレビ)

江角マキコ主演で、監察医もの・・・という情報でイメージしたそのままのドラマ。

相変わらずこういう我が道を行くタイプのキレのいい女性を演じさせたらうまい江角さん。

このドラマでも現場にズカズカ乗り込んでいく強引な監察医を嫌み無く演じています。

物語の終わりにはちゃんと軽い(軽いというのがミソ)カタルシスもあって、

まずまず合格点の滑り出しといえるんじゃないでしょうか。

監察医を主役にすると、

監察医は通常死体解剖のみを行い現場には出ないため、

事件の解決に主人公を関わらせるためにどうしても無理をする部分が出てきます。

この部分をどう飽きさせずに、かつ矛盾なく解決していくか

脚本家の力量が問われる部分なんじゃないかと思います。

細かいところでは江角さんの役を独身女性にせずに家族がいる設定にしたことと、

石原さとみの演じる刑事の性格設定が面白い感じがします。

志田未来ちゃんも久々にもろ脇役の役でのびのび演じているのも楽しいかな。

それにしても志田未来ちゃん、きれいになりましたね。



・それでも、生きていく(木10 フジ)

今期一番楽しみにしていたドラマです。

とはいえ、私の中では当たり外れが非常に大きい坂元裕二脚本。

さて、どうなるか・・・と思っていたところ、

見てみると期待以上のドラマに仕上がっていて、圧倒されてしまいました。

去年の「Mother」「チェイス」に続いて完成度の高い脚本で、

今回も殺人事件の被害者家族と加害者家族に焦点を当てた難しい題材にもかかわらず、

設定の奇抜さに捕らわれることなく、

丁寧に人物が描かれていて、

加害者側にも被害者側にも心を寄り添わせることができます。

役者さん達にとってもやりがいがある作品なんじゃないかな。

瑛太くんは去年の「素直になれなくて」ではかなり貧乏くじをひいたと思ったし、

あの役は俳優瑛太の魅力を吸い取ってしまうようなひどい役だったこともあって、

ちょっと瑛太くん自身に興味をなくしかけていたんだけど、

改めてこの世代の役者さんの中ではかなり上手い役者さんなんだと思いました。

台詞の言葉面だけでは表現できない思いが表情に立ち姿に声に溢れている。

それは他のすべての登場人物にも言えて、

見事に実力派の役者さんを適所に配置してあります。

風間俊介くんはずっと昔金八先生で印象深かったので、

その後役者としてもっとブレイクするかと思っていたのに

あまり見ないままわすれていたんですが、

思いがけないところで登場してビックリ。

大人になった彼の演技を見るのも楽しみです。

同級生が妹を殺したというこのドラマの中の事件は、

十数年前に起きた事件を想起せずにはいられません。

現実の犯人の現在や本当の意味での殺人動機は知ることはできませんが、

このドラマの中では坂元さんなりの答えを見せてくれるといいなあと思います。




・名探偵コナン~工藤新一への招待状(木 読売)

とりあえず見てみました。

漫画のキャラクターが実写になっての違和感がないといえなくもないのですが、

見慣れてくるとそれなりにはまっているのかなあ・・・という気もしてきました。

ただし、ドラマとして新しい切り口があるわけでもなく

(ホワイトルームに閉じ込められて過去の事件を回想しながら謎を解く・・・

という形は物語の枠組みでしかなく、

本質的なドラマ部分の斬新さではない)

単純な推理ものがあまり好きではないので興味が続かず・・・。

こういう推理ものに興味を抱くには(あくまでも私が、ということです)

キャラクターの面白さが不可欠だと思っているので

(例えば「古畑任三郎」や「時効警察」ですね)

キャラクター自体は漫画原作やアニメにおんぶに抱っこのドラマには

新鮮味を感じられなかったということです。




・「ドンキホーテ」

身体と魂が入れ替わる物語はたいていが面白くなるので、

それなりに期待していたドラマではあります。

でも、肝心の入れ替わりシーンがしょぼくて一気にテンションダウン。

ついでに踊りのシーン(サルサ?)が唐突で引いた・・・。

ただ、各話の最後にはカタルシスもあって、

すっきりするところもあるので、まあ、次も見てみようかと・・・。

残念なのはヤクザ役が高橋さんである点。

入れ替わってからのキャラクターに違和感があんまりないんですよね。

どっちかというとヤクザ役をされている部分のほうが無理しているように見える・・・。

ここは入れ替わりドラマの王道で、

入れ替わった時に違和感ありありの役者さんにしたほうがよかったのでは?

館ひろしが女子高校生・・・くらいに違和感があるとそれだけで面白いもの。

それにしても成海璃子ちゃんは2期連続の連ドラって珍しいですね。

「BOSS」の最終回にちょこっとしか出なかったのは

もしかしてこのドラマの撮影のせい?

なんて、つまらぬ勘ぐりをしてしまいます[E:coldsweats01]







・華和家の四姉妹(日9 TBS)

始めは何処に行ってもお姫様扱いの観月ありさに違和感。

たしかに綺麗だけどさ、

これだけ漫画チックな描写が成立するほどの美人か?

ついでに男の好意に甘えまくって当然という顔をしている様子に不快感。

バブル期じゃないんだからさあ・・・

現代でこういう女の描写で物語は成立するの?

ところが後半はその嫌な女が一気に曲がったことは許さないスーパーウーマンに変身。

ありえへんやろ・・・とは思いながら、

嫌なセクハラ上司をやっつけるくだりはそれなりにすかっとしたりして。

うーん、とりあえずはもう少し見る・・・かも。

コレが「JIN」の後番組だと思うと寂しい限りだけど。






・「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス」(日9 フジ)

こっちも「マルモ」の後番組としてフジは何考えているんだろう・・・という気が・・・。

せっかく「マルモ」で日曜の夜は家族揃ってドラマ

っていう視聴習慣が定着しつつあったのに、

まったくターゲット層が違うイケメンパラダイスなんて・・・[E:despair]

しかも今期はやたらと男装する女の子にイケメンわらわらドラマが多いし・・・。

ま、そのイケメンわらわらドラマの草分け的存在であるこのドラマ。

前の作品は見るともなく見てた・・・程度だったんだけど、

それでも今回のドラマを見ながら

ああ、この役は誰々がやっていた役だ、

っていうのがすんなり浮かんでくる。

つまりそれだけ前回ドラマ化された時のキャストががんばってキャラクターを作り上げていたっていうこと。

言い換えれば今回のキャストはその一旦作り上げられたイメージにそのまま乗っかっているだけとも言える。

原作〈漫画)があるので、

前回のキャストが100%作り上げたキャラクター像とは言えないけれど、

それでも二次元の人物を生身の身体で再現したって言うのは事実。

いいのか、これで・・・

髪型や動きなど見かけ的な部分まで真似ているので、

一生懸命演じれば演じるほど前回のキャストが頭に浮かんでくる。

いったいこのドラマはなんの為にリメイクされたんだろう・・・。

前回のドラマもイケメンブームに乗っかった安易な企画と感じていて、

あんまり好きなドラマではなかったけれど、

それでもあの当時の若手役者さんたちが一同に会して演技を競っていたんだなあ・・・と

今になって思う。

姜くんなんてめちゃくちゃはっちゃけてましたもんね。

ついでに主役の瑞希もイマイチ。

堀北真希ちゃんはまだ見ようによってはかわいい男の子に見えたんですよね。

役者さんの持っている生硬な雰囲気がいい感じで中性的な魅力につながっていて。

でも、前田敦子さんにはそういう中性的な魅力が欠けてる。

演技でどうこうっていうのも無理がある。

女っていい男がいっぱいっていうのももちろん好きだけど

(一般的には、です)

女性が男装するっていうのにも萌え[E:lovely]っときちゃうところがあるんですよね。

だからこの手の枠組みのドラマでは

かっこいい男の子を集めるはもちろんだけど、

男装したときに魅力的な女の子をキャスティングするって言うのも大事なはず。

演出も前回のほうがあり得ないほどぶっ飛んでいて、

どうせやるならいっそあれくらいやってくれちゃうとそれなりに見られるのに・・・

とも思いました。




「全開ガール」(月9 フジ)

企画の段階できっと見ないとおもっていたドラマ。

でも見てみたらテンポがよくてそれなりに面白いじゃあーりませんか!

冒頭から主人公が自分の世代について自虐的に説明するところは

ちょっと「彼女たちの時代」を思い出しました。

あのドラマは名作だった・・・。

でも、このドラマは「彼女たちの時代」路線ではなくもうちょっとコメディ寄りのお話になりそう。

どう見てもできる女・・・という感じではないガッキーが、

一生懸命できる女を演じているのがかわいらしい。

たぶん脚本の字面だけだったら嫌な女であるはずの若葉が、

初回からちゃんとかわいげを感じさせているのはガッキーの魅力でしょう。

それでも、ずいぶん演技の幅が広くなったなあ・・・と感心しました。

一方何を見ても同じ感じの錦戸君。

子供相手というのは前作に引き続きだし、

今回はお得意の見守り系の役だし・・・ということで

それなりにやってくれるんじゃないかとは思っています。

演出がいいな・・・と思ったら、「のだめ」の演出をされていた方でした。

ウィキでググったところ、

好きだった作品の多くがこの人の演出作品だったことが判明。

(前出した「彼女たちの時代」もこの人でした)

この演出家さん、好きかもしれない・・・。

とりあえず楽しみな作品です。




・特殊犯罪潜入捜査~絶対零度(火9 フジ)

絶対零度の続編かあ・・・と思っていたら、

全くテイストが変わっていたのにびっくり。

よく見たらタイトルも「未解決事件特命捜査」から「特殊犯罪潜入捜査」に変わってた[E:coldsweats02]

緻密な尾行のやり方は「外事警察」を思い出しました。

桐谷健太くんが普通にかっこいい役で出ていてびっくり。

私にとって彼は「ポストイット(@流星の絆)」のイメージが強いので、

あんまりかっこいいというイメージがなかったもので・・・[E:coldsweats01]

相変わらず主題歌がLOVE PSYCHEDELICOなんですね。

また主題歌だけ聴くために終盤にチャンネルをあわせる・・・

という見方になりそう・・・。





・チームバチスタ3 アリアドネの弾丸(火10 フジ)

面白くないわけではなかったのに、

なぜか途中で・・・寝た[E:sleepy]

撃沈です。

霧に棲む悪魔

これもちゃんと最後まで見ました。

最後の3週間はビデオにとってきっちりと。

最終週でそれまで謎だった物事が怒濤のように片付いて

それなりにみんな収まるところに収まってちゃんちゃん。

そこに思ったほどのカタルシスはなく・・・。

うーん、やっぱりこのドラマ、公式HPのあらすじ読んでいる時が一番おもしろかった・・・

ということは原作を読めば済んだってことなのか?

入山法子さんはどこか昔の高木美穂さんに似た雰囲気を持っている女優さんで、

生まれながらにお嬢様って役にあっている気がしました。

相手役の姜くんは最後までもうちょっとなんとかならんかったかなあ・・・という思いが・・・。

姜くんってもっとかっこよかったって思うんだけどなあ・・・。

役もそれなりにかっこいい役なのに、

弓月役をやっている時ってどんどんくすんでいく感じがしました。

なんでなんだろ・・・。

とりあえず気になって仕方なかったのは、

ダンサーであるはずの弓月が猫背でボーッと立っていること。

ダンサーの人って日常でも姿勢いい人多いですよね?

なんか全体的に弓月の元一流ダンサーという設定が

あくまでも設定で終わっていて、

あんまり活きていないような気がしました。

だから最後弓月がダンスの世界に戻るのが唐突な感じがして・・・。

そう言えば確かに弓月ってダンスのポスター見てたっけ・・・。

でも、あんまり姜くんの演技からそういう感じを受けなかったんだよなあ・・・。

面白くなりそうだったのに、

なんとなく不完全燃焼で終わってしまった感じがするドラマでした。

アスコーマーチ

典型的な青春もののドラマ。

見ていてとてもさわやかでした。

でも、見る前は工業高校っていう一種の専門的な空間を

いろいろおもしろネタを探し出して見せてくれるのかな・・・

と期待していたのに、

あんまりそういう一面はありませんでした。

例えば「動物のお医者さん」の獣医学部や

「のだめ」の音楽大学

「ハチミツとクローバー」の芸大みたいに

ドラマに絡ませながらその世界の雰囲気を垣間見せてくれたら

工業女子・・・っていう言葉ももうちょっと定着したかな。

途中から直ちゃんとクラスの男子達・・・って感じで、

すっかりクラスの中心人物。

みんななんだかんだいって直ちゃんのいいなりになってるし・・・。

その段階で、ああこれは工業高校を舞台にした学園ものっていうよりも

女の子一人にイケメン男子わらわらのドラマとして見るべきなのか・・・と方向転換。

そう思って見ると、

直ちゃん役の武井咲ちゃんはかわいいし、

クラスの男子もそれなりにキャラクターがきちんと描き分けられていて

かつお馬鹿でかわいいし、

イケメンわらわらドラマ嫌いの私でも十分楽しめるドラマでした。

でも、これ以上見ていたら直ちゃんの行動が鼻についてきそうな予感・・・。

そんなになんでもかんでも首をつっこんで解決してたらおかしいやろ・・・

って疑問を持つギリギリのところで最終回。

主要メンバー3人があっさり転校するのは腑に落ちないけど、

ま、なんにしろめでたしめでたし。

でも最後まで納得いかないことがひとつ。

どう見ても有人くんより玉木くんのほうがいいと思うぞ、直チャン[E:smile]