借りぐらしのアリエッティ

ようやく「借りぐらしのアリエッティ」を見てきました。

この夏の間に見に行こうと心に決めていたものの、

バタバタしていてなかなか行けていなかったのですが、

この間NHKでジブリの特集番組を見てとにもかくにも映画を見たくなってしまいました。

それにしても現在公開中の映画を題材にああいう番組作るんですねえ、NHK。

映画「ハゲタカ」の時には、ドラマを再放送するくらいでとにかく宣伝活動をひかえていたのに・・・。

ま、ジブリは一企業というよりもすでに日本のアニメ文化の1つの象徴のようなものだからいいのか・・・。

日本テレビもよく特集番組を作るけど、

最近は変にタレントをいっぱい出して、ジブリ作品をよいしょするような番組が増えた気がして残念だったので、

NHKが代わりにこういう番組を作ってくれてジブリファンとしては嬉しいけど。

特に今回はここ10年来ファンとしては懸念し続けてきた後継者問題について真正面から取り扱っていたので、

特に興味深かったんですよね。

高畑さんが長編アニメを発表しなくなってから、

宮崎さんの作品の合間に制作される作品はジブリの後継者候補の監督達が担ってきていて、

けれども誰も2作目を作っていないんですよね。

やっぱり宮崎さんの影響力(いろんな意味で)が大きいんだなあ・・・と思いながら、

それでもジブリの1ファンとして密かに後継者問題を心配していたわけですが、

とりあえず、今までで一番光明が見えたなあと思って安堵しました。

高畑&宮崎両監督の作品を世に送り出す為の会社とはいえ、

この二人の技術を学び受け継いだ多くの技術者(アニメーター)たちが、

ばらばらになってしまうのは実に惜しい。

そしてジブリは劣悪な労働環境に置かれているというアニメーター達の労働条件を整備し、

制作に打ち込めるように環境が整えられた会社でもあります。

宮崎さんも高畑さんも過去に労働運動に携わっていたし、

劣悪な環境の中で必死に頑張っているアニメーター達を間近に見続けて

必然的に選ばれた雇用形態(アニメーター達を請け負いではなく社員として遇する)だとは思うのですが、

それが今度は足かせとなって、

常に売れる作品を作り続けなければ会社が成立しない状態を作り出している。

(と、これはニュースゼロで言っていました)

安い制作費で大量にアニメが制作される中、

作画作業がどんどん海外に流れていってしまい、

日本国内でアニメーターが育っていないという話を聞いたことがあります。

日本が世界に誇れるコンテンツとしてようやく一般に認知されはじめたアニメが、

認知されはじめた時にはもう制作現場の空洞化が進んで新たな魅力的な作品を生み出す力をなくしていた

・・・ではしゃれになりません。

そんななか、自社で優秀なアニメーターを育てクオリティの高い作品を生み出しているスタジオジブリの存在は

とても大きな意味を持ちます。

だからこそ、そこで長編アニメの監督をするというのはとてつもない責任を背負うことになって、

ますます後継者が生まれにくくなる悪循環なわけですが・・・。

後継者候補と宮崎監督の間でいろいろな問題があったということはよく知られています。

ウィキペディアをちょこっと見ただけでも、

「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」ははじめ外部から監督が招かれていたにもかかわらず、

最終的には宮崎さんが監督になって制作されたとあります。

息子さんの吾郎監督との確執は、PRを兼ねたドキュメント番組を見ているだけでも

そのピリピリ感が伝わって来ました。

とにもかくにも宮崎監督は天才なわけですから、

その天才に真っ向から立ち向かうのはとても難しい。

で、今回はジブリ生え抜きのアニメーターを監督に・・・ということで、

やっぱり真っ先に思い浮かぶのは「耳をすませば」の監督近藤善文さん。

NHKの番組でも彼のエピソードが取り上げられていました。

宮崎さん高畑さんに続くジブリの後継者と目されていた人です。

でも実は私「耳をすませば」はジブリの中でも大っきらいな作品の1つなんです[E:coldsweats01]

宮崎アニメ定番のまっすぐで正義感に満ちて、迷いもせずに上に上に伸びていくような人物を、

現実の日本を舞台にやるとこんなに気持ち悪くなるんだ・・・っていうのがその理由。

架空の、メルヘン世界ではどんどん感情移入できて楽しめるんだけど、

現実の思春期まっただ中の少年少女でやられると、

おしりがむずがゆくなってしまうんですよねえ。

中学生でありながらバイオリン職人を志し、

その目的に向かって一直線に努力して、

好きな女の子に堂々と「結婚しよう」と叫ぶ男の子に、

私は魅力を感じられない。

この作品のどの部分に宮崎さんがどの程度口出しされたのか分かりませんが、

もし宮崎さん自身が監督をされていたら、

それなりにいろんな部分とバランスをとって良質のエンターテイメントになっていたような気がするのですが、

ひどく丁寧に描かれた雫ちゃんの思春期の少女らしい自意識の芽生えや将来に対する思い・・・

そういう雫の微妙で繊細な表現と聖司のバランスがとっても悪い気がするんですよね。

で、今回のアリエッティもそうなってないかなあ・・・という懸念がありました。

もしくは惨めな宮崎さんのコピーか。

でも、映画を見てほっとしました。

というか、かなり嬉しかったです。

ああ、これでジブリもちょっと光明が見えたんじゃないかと。

アリエッティはみごとに米林監督の作品になっていました。

脚本は宮崎さんだそうですから、もっと宮崎さん色が濃くでるのかと思っていたのですが、

「耳をすませば」のような宮崎さんの介入をうかがわせるようなアンバランスさはなく、

終始一貫して米林さんの世界観で貫かれていたように思います。

NHKの番組によれば、米林さんはいくつかの点で大きく宮崎さんの意向を取り入れなかったそうです。

もともと脚本の段階では小人と人間との交流の話だったのが、

米林さんが小人と人間が惹かれ合う話にしてしまったんだとか。

なるほど、二人の会話に「好きだ」という言葉は出てきません。

けれども二人の表情で惹かれ合っていることは十分伝わってくる。

NHKでは米林監督が演技をつけることに腐心して作画している様子、

そしてどこをどのように補正することで心情の伝わり方が違うのか、

ということをとても丁寧に説明していました。

アニメーションの演出ということにもう一つピンときていなかったのですが、

苦心の跡が見て取れてとても面白かったです。

米林監督が主人公達の繊細な心の揺れをいかに絵で伝えるか、その手法を模索した様子がとてもよく分かりました。

次の動きに移る前に一拍重心を残す、とか、

一連の動きの中に1つの違った表情を混ぜ込むことで、

キャラクターが生き生きと感情をたたえはじめる。

その積み重ねが登場人物たちの心の動きを見事に描き出す。

米林監督は「耳をすませば」を見て感動し、ジブリに入社したんだそうです。

そのことがなんとなく伝わるような作風。

この監督は人物の繊細な心の動きを表現することに長けた監督さんなんですね。

スペクタクルな冒険活劇や奇想天外な空想世界を描くよりも

人の心の動きを丁寧に追った作品が好きなのではないかとお見受けしました。

理知的に綿密に組み立てた物語構成を得意とする高畑氏、

飛躍と躍動感に満ちた独特の作品世界を作り上げる宮崎氏。

そこに、繊細な感情表現を得意とする米林氏が加わることができれば、

ジブリの作品の幅が広がります。

本来ならば、近藤氏が担うはずだったポジション。

永久欠番のままかと思っていたのですが、

ジブリの内部で着々とこういう監督が育っていたのですね。

宮崎監督って物語に恋愛シーンが出てくると必ずと言っていいほど

「好きだ」

ってはっきり言わせるシーンをつくります。

(「もののけ姫」や「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」など)

もしくは恋愛要素をスルーしちゃうか。

(「千と千尋の物語」や「ナウシカ」)

唯一例外は臭わせながら最後まで本心を明かさないのが「紅の豚」かな。

とにかく宮崎さんって根っこのところで冒険活劇が好きだから、

そういうところはっきりさせないと気がすまないんでしょうね[E:coldsweats01]

そういう意味でも、あくまでも二人の恋心を匂わす程度にしたこのアリエッティは、

宮崎もどき作品ではなく、

はっきりと米林監督の作品になったなあって思うんです。

一方で、翔と別れ大事な家を去ることになる、という決して単純なハッピーエンドではない結末を、

明るい光の方にこぎ出していく船を描くことで、

アリエッティ達の行く末の明るさを映し出していて、

新しい天地で彼らがたくましく暮らしていくことを予感させる終わり方になっていました。

この辺りは正統なジブリ作品の流れに乗っているなあと思いました。

子供が見ることを前提に作られた作品はやっぱり希望を持って終わって欲しいですもの。

もちろんこの作品の魅力は登場人物達の繊細な感情表現にとどまらず、

小さな小人達の目線から見た視点の面白さや

躍動感溢れるアリエッティの動き、

細かいところまで綿密に組み立てられた小人の生活など、

90分を全く飽きさせません。

物語としてはスペクタクル感いっぱいの冒険活劇ではないし

伏線を張り巡らされたスケール感溢れる話でもないので、

地味かもしれませんが、

だからこそ日常生活の1つ1つの描写が心にしみいる。

心が穏やかになる小品の佳作という趣です。

音楽がまた素晴らしい。

セシル・コルベルさんの歌声が響くと、

一気に作品の世界に引き込まれていくようです。

特に作品の冒頭、物語の導入部では強力な効果を発揮しています。

ジブリの音楽に関しては毎回よくぞこんな作品にぴったりくる音楽を探し出してくるものだ、

と感心させられますが、

今回も音楽のすばらしさに脱帽です。

それから、声もよかったです。

志田未来ちゃんが、とにかくうまい。

プロの声優さん張りの演技です。

ジブリは俳優さんを声優として使うことが多くて、

それは賛否両論あるみたいですが、

本職でない声優さんを使うことである種独特の空気感がでることも事実。

私は俳優さんが声優をすることについては賛成なんですが、

志田未来ちゃんに関してはそんな御託どうでもいいくらいはまっていて安定感がありました。

神木くんに関してはもう言うまでもない。

「千と千尋」の坊、「ハウル」のマルクル、そして今回の翔・・・と、

声も役もだんだん大人になってきました。

自分の成長が声で残っていくってすごいですよね。




ああ、長かった・・・。

これ、最後まで読んでくれる人、どれくらいいるんだろ・・・[E:coldsweats01]

2010年夏ドラマ初回感想

もう各ドラマも中盤に入っているというのに、

今頃初回の感想・・・[E:coldsweats01]

月曜

夏の恋は虹色に輝く(フジ 9時)

売れない2世俳優と明るくてさっぱりした年上女性の恋

・・・っていう設定を聞いただけでうんざり。

典型的な月9の恋愛話を、キャスティングに合わせてお手軽に調理しましたよ・・・臭がぷんぷん。

なにせ前クールでこの手のドラマにほとほとうんざりさせられたので、

1回見たらもういいやろう・・・と思っていました。

竹内結子さんは大好きな女優さんだし、

松本潤も好きな俳優さんの一人だし、

脚本家の大森さんも気にはなっていたんだけれども、

もうそんなことでワクワクできないくらい前クールで期待を裏切られたもので、

その後遺症が大きかった・・・。

でも、なんのなんの。

見てみたら案外いいじゃないですか!!

ここがいい! とはうまく言えないんだけど、

「素直になれなくて」なんかに比べると人物がすごく大切に描かれている気がします。

松本くん演じる2世タレントはすごくやなやつだけど、

そのいやな感じもきちんと作者の計算の中。

ちゃんと根っこの部分の素直さや演技にかける情熱は伝わってくる。

そして久しぶりに松潤をいいなと思ったきっかけを思い出しました。

私が彼の名前を覚えたのは出世作の「花より男子」でもなく「君はペット」でもなく

(でもこの2作は再放送できちんと見直しました)

「バンビーノ」でした。

主人公の熱い感じがすごくよくはまっていて、

なにより時に勘違いして空回りしがちな人物を、

彼の持つ資質がうまくカバーして嫌みじゃなく魅力的に見せていました。

この人は演技のテクニック云々という部分じゃなくて、

人物に魅力を与える・・・という部分でものすごく才能がある人なんじゃないかと思います。

特に若さゆえに暴走しがちな熱い人物にピタリとはまる。

バラエティなんかで素の松潤を見てても何とも思わないんだけど、

はまっている役を演じている彼を見ているとすごく魅力的に見えます。

これもやっぱり役者さんとしての大きな才能なんじゃないかと思います。

このドラマは役の上でも役者として目覚めていく姿が描かれるのでしょうから、

ドラマの中でも役者としての成長が見られるかと思うとそれも楽しみ。

初回、2回目と見ましたが、演技が下手な役者を演じるのうまいな・・・と思いました。

周りが見えていなくて独りよがりな感じがすごくよく出てる。

いまちょっとそういうところに敏感になっているもので、特に気になるのかも・・・[E:coldsweats01]

竹内さんも、彼女を魅力的にみせるど真ん中をついた役。

私が一気に惹かれたのは、猛然と自転車を漕いで浜辺に行き海で大泣きしているところ。

いろんなことを言っても、ちょっと意地悪なことをしても、

この人物の根幹にはこういう一人で大声あげて泣かなきゃいけない部分があるんだ・・・と思うと許せる気がします。

若手俳優に執心する人間としては、

詩織の目線はすごくしっくり来ます。

(詩織は若手じゃなくてベテラン俳優のファンですが)

大ファンの俳優さんからああいう手紙が来たら、

もう天にも昇る気分だろうなあ・・・。

きっと詩織はおっかけとかそういうことはしないけど

(おっかけができるほど財力があるとは思えないし)

一つ一つの作品を丁寧に見て、贔屓の役者さんの努力や工夫や苦心を

きちんと評価し続けてきたんだろうなあ・・・。

そしてそういうファンのあり方って言うのは、私が目指している方向性でもあるので、

詩織の言動も見ていて気持ちいいのです。

とにかく、登場人物の行動、言動にイライラしないですむのは嬉しい。

ドラマとしては当たり前のことなんですけどねえ・・・。

久々に結構楽しみな月9です。






モテキ

深夜時間帯らしい雰囲気のドラマで、

とにかく楽しませようとしているのが感じられて好感が持てます。

段ボールで作ったタイムマシーンとか。

いわば「電車男」と同じような方向なのかな?

仲間のいない電車男って感じ。

自虐的で思い込みの激しいモノローグも、

懐かしい音楽が流れるのも楽しい。

2話では「打ち上げ花火~上から見るか横から見るか」のロケ地巡り、

ヒロインと同じ目線でキャーキャー言ってしまいました。

あの釣具店、あのままあるんですねえ・・・。

森山君がいい感じでちょっとうち向きな男の子を演じています。

これも結構楽しみ。






火曜

ジョーカー~許されざる捜査官

堺さんが見られるのが楽しみなドラマでした。

毎回法で裁かれない犯人を堺さんが殺して行く・・・という話かと思いきや、

ちょっと違うみたいですね・・・。

もしそうだったら後味悪いな・・・と思っていたので一安心。

でも、法で裁かれない犯人・・・っていうのがちょっとパンチが弱い気がする。

見ているこちらが主人公と同じテンションで悪人を憎めないと作品として破綻してしまうと思うので、

犯人のあくどさをもっときっちり描いて欲しい気がします。

堺さんが捜査の網から漏れた新事実をつなぎ合わせて真犯人に迫っていく・・・

っていう王道の刑事物路線が中途半端に混じっているので、

なんかいろんなものの焦点がぼけてしまっているように思えます。

・・・が、とりあえず堺さんの熱演につられて見ています。

人の良さそうな笑顔の裏に何かある・・・と思わせる感じ、

まさに堺さんの為に書かれたような役です。

杏ちゃんも若さと青さがいい感じに出ていて、

視聴者の視点をうまく誘導しています。

錦戸くんは・・・まあ、あんなもんでしょう。

相変わらずちょっとうざいです。

回を追うに従って大杉漣さん鹿賀 丈史さんの存在感も増してきました。

鹿賀さんのひょうひょうとした感じ・・・なんか懐かしいなあ・・・と思ったら、

「振り返れば奴がいる」の外科部長だあ・・・

と先週思いついて、自分で勝手にすっきりしていました。

今回もまたひょうひょうとした悪役なんでしょうか。







逃亡弁護士

1回目途中で寝てしまって、そのまま続きをみたいと思わなかったので挫折。

上地くん熱演なんだけど、可もなく不可もなくって感じ。






天使のわけまえ

同じ時間帯にドラマが2つ重なると、

見るのがしんどいのでよっぽどのことがない限りどちらか1つにしぼります。

というわけで、今回は逃亡弁護士よりもこっちの方が面白かった。

料理がおいしそうに見えるドラマってなんか見てしまいますね。

カモメ食堂を思い出しました。

料理そのものももちろんおいしそうなんですが、

料理を作る手つきも見ていて楽しい。

いつもは闊達な人物を演じることが多い観月さん、

実はあまり好きな女優さんではないのですが、

今回初めて、「あ、いいな」と思いました。

話自体はそれほど目新しいことはなく、

最後も無難にまとまって終わったのですが、

何となく安心して見ていられるドラマでした。

八百屋さん役を演じた佐藤祐基くん。

あれ? 名前に馴染みがないや・・・と思ったら改名してたんですね。

「アンタッチャブル」の時からなんかいいなと思いはじめていたのですが、

ますますいい感じになってきましたね。

次の作品も楽しみです。





もやしもん

あら、この時間枠でアニメじゃなくてドラマなんだあ!

と思ってとりあえず見てみました。

ドラマ部分は正直言ってどうでもいいんですが

菌たちがかわいいのなんの!

この話は菌を描くために実写のほうが断然いいです。

アニメだと菌たちの存在感がうまく伝わらない気がするから。

子供達と一緒に「菌」見たさに毎回見ています。

エンディングの菌図鑑が特に好きです。

私たちの日常は菌に満たされている・・・っていうことが

実感としてよく分かります。

人間に役立つ菌とそうでない菌がいるっていうことも。

(O157なんて怖い顔してたもんなあ)







水曜

ホタルのヒカリ2

前回の1は大好きでした。

今回も干物女ホタルのおとぼけぶりは健在・・・

でも、なんとなく違和感。

前回は冷めた部長の視点がいい感じで効いていたんだけど、

ホタルと両思いになった今、

部長の行動もホタルに同調している・・・。

見ていて、ちょっと辛い・・・。

ついでに前回「干物女」「素敵女子」っていうのが対のキーワードで、

耳馴染みの悪い言葉だけどホタルの一生懸命さにほだされてそれなりに見られていたのが、

今回は毎回テーマが変わる分、

余計に馴染みきれなくてうっとうしい。

見始めるとそれなりに楽しんで見られるのですが、

前回ほどのパワーが感じられないのが残念。





木曜

GOLD

はっきり言って今回全く期待していなかった1本。

野島脚本はここのところ「薔薇のない花屋」や「ラブシャッフル」でがっかりし通しなので

なんで野島さんが天海さん使うのよ!

ってむかついていました[E:coldsweats01]

あらすじ読んでもさっぱり食指が動かない内容。

なに? GOLDって。

金と言え、金と!!

なにがビーチャイだ! なにがプアチャイだ!

かっこつけんなあ![E:angry]

・・・でも、実際見てみると意外や意外、かなり面白かった。

ドラマ全体としてどっちの方向に向かおうとしているのかちょっとつかみかねるんだけど、

一つ一つのシーンは面白いところが多い。

久々に台詞がうまい脚本家という評判に見合う作品。

こねくり回した造語の連発はあるんだけど、

テンポがいい掛け合いが見ていて楽しい。

とにかくこの役、天海さんにぴったりとはまっている。

長い演説をぶつシーンが多いんだけど、

それがことごとく説得力を持つのは天海さんの役者としての資質をすごくうまく活かしてるから。

舞台経験の長い天海さんだからこそ、

長い台詞でもだれずに見ているものを引き込んでいくんだなあ。

長澤さんも、最近いい子ぶりっこ、かわいこぶりっこ話し方が鼻についてきたんだけど、

そこを逆手にとって掛け合い漫才のネタにしている。

思いの外天海さんと長澤さんの相性がいいこともびっくり。

関西ではこの間「トップキャスター」を再放送していたんだけど、

矢田亜希子とのコンビよりもずっといい。

悠理が本音で演説をぶったりするまじめなシーンと、

長澤さん演じる秘書との対話のシーンがメリハリ効いていていい感じ。

ドラマも中盤に入ってきて、

ところどころ強引な話運びが目につきはじめたけれど、

それと同時に毎回なかなか面白い要素が出てきて

とりあえず次回も見ようかなって気にさせてくれます。

悠理のお兄さんの息子を演じている綾野 剛さん、いいですねえ。

なんか雰囲気がある・・・って思ってググってみたら、

「Mother」の実母の交際相手だったんですね・・・、びっくりした[E:coldsweats02]





日本人の知らない日本語

原作に興味がありながらも未見です。

仲さん(ワイルドライフ)

青木君(逆境ナイン、銀色のシーズン)

池田さん(プリズナー)

朝加さん(牛に願いを)

・・・と、玉山君が過去に競演した人がいっぱいでてる~!

でも、どっちかというとドラマの本筋よりも、

個性豊かな生徒達が教室で好き勝手なこといって先生を困らせてるシーンが一番面白い。

教室のシーンだけで話作ってくれればいいのに・・・。

とんちんかんな生徒見たさに眠い目をこすりながら(時々は寝るけど)一生懸命見ています。


金曜

崖っぷちのエリー

子供達と私が大好きなアニメ「毎日かあさん」

その西原さんの自伝的なドラマと聞いて楽しみにしていました。

う~ん、可もなく、不可もなくってところ。

山田優さんは意外に吹っ切れた演技をしていて、

今まで見た中では一番好き・・・かな。





うぬぼれ刑事

クドカンっていうことで楽しみにしていたんだけど、

なぜか第1話のスタート日を1週間間違えていて、

2話からしか見られていません。

2話から見たら、このドラマはいったいどういうテンションで見ればいいんだ・・・

としばらく呆然としてしまいました[E:gawk]

それでも、2話は蒼井優の回でそれなりに小ネタのギャグもうまくはまって、

何回か大笑いしながら楽しんで見ましたが、

3話はヒロインが樋口さんになって、ちょっとギャグがしんどかったかな。

でも、最後の最後でホロリとさせる手腕はさすがクドカン・・・

って思わなくもなかったのですが、

4話の戸田恵梨香の回になってそろそろついて行けない気分・・・。








熱海の捜査官

「時効警察」のオダギリ・三木コンビと聞いて楽しみにしていました。

予告の映像も雰囲気のあるものだったし。

でも・・・これも、どう楽しめばいいのか分かりにくい作品。

「時効警察」の時は1話完結でもう少し笑い所が分かりやすかったんだけど、

「熱海の捜査官」はなんかよくわかんない。

もちろん三木監督独特のギャグはいっぱいちりばめられているんだけど・・・。

オダギリさんと栗山さんの相性もあんまりよくない気が・・・。

この二人のやりとりで笑えないところが多いように思えます。

登場当初は単に変な人だったのが、

少しずつ謎に絡んでいることが判明して、

まさに怪しい人々になっていて気にはなるんだけど、

なんとなく見るのがしんどい作品。





土曜

ハンマーセッション

一言・・・もこみちくん下手・・・[E:shock]

ブラザービートの頃からちっとも成長してないんだね・・・。

「新参者」でちょっといい感じに思えて見直しかけていたのに、

やっぱり考え直します。

と言うわけで即挫折。







美丘

難病ものっていうことで、

結末が見えていて見るのがやだな・・・っていうことと、

裏のNHKドラマを録画しているので必然的に生で見るしかなく、

でも土曜って結構夜出かけてるからあんまり見られていません。

でも、時間があればきちんと見たいと思わせるドラマです。

吉高さんと林遣都くんの透明感溢れる存在感が気持ちいい。

林君の周りを取り囲んでいるグループの仲間とのやりとりも

こういった世代を描く常道ではあるけれども見やすいです。

この子たちのやり取りを聞いていてふと「素直になれなくて」のスナナレ会の会話が浮かびました。

スナナレ会もこれくらいの年代を描くならもう少し違和感がなかったのかもしれないなあ。

というか、すでに社会人であの会話はないやろ・・・[E:despair]

と改めて思いました。






日曜

GM~踊れドクター

うーん、もう一つピンと来ない。

いろんな設定が無理がありすぎて、

医学的な考察のスリリングさが売り物の本筋に合わない。

あれだけ専門用語を連発して聞いたことがない病名をいっぱい出し、

症状から病名を推察する難しさを主眼に置くならば、

なぜいらない要素をくっつけるのか、理解に苦しみます。

と言うわけで挫折。






・・・と、今回とりあえずちょっとでも見たドラマはこんな感じ。

さて、何本最後まで見るかなあ。

なんとなく今回はマニアックなドラマが多くて、

思いっきり肩入れして見たくなるようなドラマがないのが残念。

映画「ハゲタカ」地上波初放送

今日は映画「ハゲタカ」の地上波初放送[E:happy01]

案の定、一気にブログのアクセス数が上がりました[E:coldsweats01]

最近ちっとも更新してないのに、

更新したときよりもずっとアクセス数が多い・・・。

いや、新ドラマの感想など書こうとしているんだけど、なかなかまとまらまくて・・・暑いし[E:coldsweats01]

と、言い訳してみる・・・。




「剣岳」も見たかったんだけど、やっぱりどこをどうカットされているか確認したくて、

「ハゲタカ」をビデオにとってまで見ました。

ちゃんとセルDVD持ってるのに・・・[E:coldsweats01]

見たらどこがカットされているかすぐわかる自信があったんだけど、

意外と分からなかったです・・・[E:sweat01]

もちろんいくつかのシーンが短くなっていたり、カットされているのは分かったんだけど、

私が見つけた分ではとうてい10分にもならない・・・。

エンディングをカットしたのは大きかったとは思うんだけど・・・。

すごーく細かくカットしていったんだろうなあ。

また改めて自分の持っているDVDと比べてみたい。

それでもやっぱり監督が丁寧に再編集をするといいものになるなあ・・・と思いました。

よくあるTV放送用のカットの仕方とはひと味違います。

作品の核になるところ、見せ場はきっちりと押さえ、

尚かつ、ストーリーもきちんと伝わる。

無神経なカットだなあ・・・と感じるところは私には1つもありませんでした。

何よりNHKだからコマーシャルが入って作品世界が中断するということがないのがいいですね。



そして改めて、やっぱり劉を演じている玉はひと味違うわあ[E:lovely]

というより、もう玉には見えないです。

劉という別人にしか見えない。

それは大森さんも一緒で、

「ハゲタカ」の鷲津だけは大森さんって感じがしません。

武市半平太は見ながらなんとなく素の大森さんを想起できるんだけど、

鷲津はできないもんなあ。

玉も大森さんも「ハゲタカ」という作品の中で生きている劉と鷲津そのもの。

よい作品に出会う、よい役に出会うっていうのはこういうことなんだろうなあと思います。

久々に「ハゲタカ」にとっぷりはまっていた日々の楽しさを思い出しました。

ただ、三島由香と劉が同じ画面に映ると

「ああ・・・この作品の時に知り合ったんだよなあ」

と現実がちらり・・・。

うーむ、やっぱり俳優さんのプライベートはあんまり表に出ない方がいいなあ[E:despair]

さっさと認めちゃって(なんなら結婚でもなんでもしちゃって)騒ぐ余地をなくしちゃえばいいのに!

・・・ってそんな簡単にはいかないんだろうなあ・・・。



最近、玉のファンの方のブログを見つけまして、

数日前に玉に苦言を呈しておられたんですけど、

ここしばらく何となく感じていてもやもやしていたことと同じようなことを書いていらっしゃってたのでびっくり。

そっかあ、やっぱり同じようなことを考えている人がいるんだ・・・と。

と言っても私の場合情報収集力が弱い&金欠でファンクラブにも入っていない

(ま、これは金欠が理由だけではないですけど)

ので、ちらちら立ち読みしているインタビューでなんとなくそう思った・・・という程度なんですけど。

カフーの頃のインタビューはどれも結構いいこと言っていて、

ああ、こういうスタンスでこういう考え方していけばいい俳優になれるだろうなあ・・・

って思えるものが多かったんですけど、

シーサイドモーテル関連のインタビューはちょっと危なっかしく感じていて・・・。

奮発して「シーサイドモーテル」のオフィシャル本買おう♪と思っていたのに、

中身のインタビューをちらりと立ち読みした段階でやめてしまった[E:coldsweats01]

うまく言えないんだけど、バランスが自意識過剰の方に傾いているなあ・・・っていう感じが強くしたんですよね。

彼はあれくらいの世代の俳優さん達の中では、

与えられた役が作品の中でどのように機能すればいいのかを結構冷静に考えられる役者さんなんだと思うんですけど

(そして必要とあらば一歩ひいて演じることができる)

ちょっとその認識を改めなきゃならないかなあ・・・と。

彼の事前に一生懸命役について考える、下調べをするという姿勢はすごく好きなんですよね。

若い頃からその場のフィーリングで演じるばかりだと、

すぐに壁にぶち当たるような気がするから。

1つの作品を作るという物作りの楽しさを役者として味わうには、

やっぱり一生懸命役について考えることは必要なんだと思うんです。

でも、だからといって、それを主張しすぎてはいけないんじゃいないかって思うんです。

やっぱり作品は(特に映画は)監督のものだから。

失礼な言い方をさせてもらうと、役者は駒に過ぎない。

いくら素晴らしいオーケストラでも、

指揮者なしで名演奏ができないように、

役者として輝くためにはきちんと指揮者(監督)の指揮下に入ることが必要なんですよね。

もちろんそんなこと百も承知だって思うけど、

ちょっとバランスが狂って来ているようなきがして。

そしてそのことを無自覚に(得意げに)インタビューで話している感じが

すごくやだなって感じたものですから。

玉もそろそろ中堅俳優といわれる年代に入ってきて、

これからは本人にそのつもりがなくても、

監督が玉より知名度が低かったりや経験が浅かったりして、

本人が思う以上に玉の意志や意見が通ってしまうこともあると思うので、

その辺のことをきちんと自覚して謙虚に役者として精進していって欲しいです。

いくら本人に工夫や役作りが活かされた作品でも玉だけが浮きまくっている駄作を見るよりも、

作品世界に溶け込んで、

「え? あれって玉山鉄二が演じていたの?」

と言われるくらいでも、作品として秀作を見られるほうが嬉しいもの。

ま、つまらんファンの戯言です[E:coldsweats01]

今、なんかの作品撮ってるのかなあ・・・。

どうか、いい脚本、いい監督、いい出演者、いいスタッフさん達に出会って、

いい刺激を受けられる作品でありますように・・・。