スマイル 最終回

「スマイル」の最終回を見ました。

このドラマもほぼ全回一生懸命見ました。



松本潤くんってやっぱりいいなあ。

嵐で歌ったりバラエティに出ている時には別になんとも思わないんだけど。

何かの役を演じているときに、

その役の人物をすごく魅力的に見せる人ですね。

今までは結構元気生意気な男の子が似合うなあって思っていたんですが、

こんなに繊細な表情が出来る役者さんだったとは。

嵐には二宮君っていうこれまたうまい役者さんがいますが、

松本君も負けないくらいいいかも・・・

って、ちょっとだけ思いました(ちょっとだけ、ね)[E:wink]



新垣結衣ちゃんは声が出ない役なので、

必然的に表情に注目してしまうのですが、

もう文句なしにかわいい[E:heart04]

こんなにかわいいのだから、

もうしばらくは変に大人びた役なんかやらずに、

年相応の役をやっていってほしいと痛切に思います。

「コードブルー」の時のような、

実年齢よりもずっと上っていう役はこの先いくらでもできるだろうし、

同世代の戸田恵梨香ちゃんのように器用なタイプでもなさそうなので、

じっくりゆっくり今の新垣結衣ちゃんに似合う役をやっていって欲しい。

あのかわいらしさ、ピュア-さは希少ですものね。



中井貴一さんは始めるまではこの若いキャストたちにどう絡ませるつもりなんだろうと

不思議に思えるキャスティングだったのですが、

若いキャストを引き締める重要な役割でした。

特に裁判シーンでの演説は見事で、すごく説得力がありました。

ああ、このシーンをやりたかったから、

一馬役はしっかりしたベテラン俳優さんじゃなきゃいけなかったんだなって思いました。

私は「風のガーデン」よりもこの「スマイル」の中井さんの方が好きです。

自分の素性を隠して生きてきた男が、

一まわりも二まわりも下のビトの笑顔に揺り動かされて、

自分の本当の名前をもう一度堂々と名乗るようになるまでの心の奇跡を丁寧に演じておられたと思います。

法廷のシーンは本当にかっこよかった[E:lovely]


惜しむらくは、第10回と最終回が宅間孝行さんじゃなかったこと。

初回からずっと

「これは壮絶な生き方を見せた男の物語である」

っていうナレーションが入っていました。

正直言ってあのナレーションは好きではありませんでした。

そんなに無理にあおらなくても、

普通に時間を追って描いていくだけで充分やんって思っていました。

だって「壮絶な」ですよ。

「壮絶な生き様」って先に言ってしまったのなら、

最終回までにその「壮絶な生き方」をきちんと見せなくちゃならない。

でも、正直言ってラストまで「壮絶な男の生き様」を見せられた気はしません。

もし、宅間さんが最後までちゃんと脚本を書いていたら、

どんな結末が待っていたんだろうと、気になって仕方がありません。

ビトが助かったのか、それとも死刑になってしまったのか・・・

どちらにしても宅間さん自身は最後に「壮絶」にふさわしい人生を用意していたと思うのです。

でないとあんなあおりのナレーションを毎回入れられませんもんね。


「BOSS」みたいに1話完結形式の作品なら、

途中の数話を他の脚本家に任せるっていうのはアリだと思います。

(それでもキーになる回は必ず林さんが書いてました)

でも、作家の名前を前面に出して宣伝し、

しかもその作家のオリジナル作品で、

作家性がモロに問われる物語を作っておきながら、

最後の最後で脚本家を変えるっていったいどういうこと?

しかもこの作品は最後の着地点の描き方によって、

作品の評価が大きく変わりそうな作品だったので尚更残念です。

本人の体調不良っていうことなら泣く泣くあきらめもつきますが、

ご本人は元気に朝ドラに出られているので、どうも体調不良ではなさそうです。

一部ネットで噂されているように視聴率が悪かったがゆえのてこ入れっていうのが本当なら、

TBSのドラマ作りの姿勢を疑ってしまいます。

いいドラマが必ずしもいい視聴率を取らない昨今、

作り手にとって厳しい時代ということはもちろんあるでしょう。

今回は役者陣も豪華だったし、その所属事務所からの圧力があったのかもしれません。

(あんまり考えたくないけど[E:bearing])

でも、作り手が自分たちが作っている作品を信じて、

必死に何かを届けようと思って作らなければ、

見ているものには何も伝わらない。

自分たちの作品を自分たちでおとしめるようなことをしてほしくない。

役者さんたちの演技が素晴らしくて、

途中、いろんな問題提起を含みながら、

人間に対する温かい目を忘れずに地道にドラマを作っていることに

敬意を感じながら見ていただけに、

最後の最後での脚本家の降板が残念でなりません。



もしかしたら宅間さんが最終回まで書かれていたのを見て、

「なーんだ、こんな終わりか」

って思ったかもしれません。

でも、もう永遠に宅間さんがはじめに目指されていた着地点を見ることが叶わなくなってしまった。


最近のドラマはほとんどDVDになります。

ということはTVドラマであれ、

映画のように繰り返しの視聴が前提になりつつあるということです。

一昔前のように流れて消えていってしまうものではなく、

一つの作品として定着して残ることが可能です。

だったら尚更、目先の視聴率にとらわれず作品として完成度が高いものを目指すべきじゃないですか。


あ、別に最後に書かれた篠崎さんの脚本が悪かったって言ってるんじゃありません。

ただ、これは宅間さんの作品だったと思っているので、

最後まで宅間さんが書かれなかった(書かせなかった?)ことがものすごく残念なんです。

途中、ビトの表情にぐっときたり、

いい台詞にジンときたり、

花ちゃんの笑顔に癒されたりしたことも、

なんか吹っ飛んでしまった。

「白い春」と同じくらいがっかりした作品でした。

BOSS 最終回

「BOSS」の最終回面白かったです[E:happy02]

結構よくある最終回のパターンって、

最終回1回前でさんざん盛り上げておいて、

最終回そのものはあっけなく問題が解決し、

後は「○○年後」ってなテロップが出て後日談・・・

ってパターンなんだけど、

「BOSS」は違いましたねー。

今までやってきたありとあらゆる見せ場を詰め込んで、

自分たちが作ってきた刑事ドラマってこういうんだ!!

って力いっぱい主張しているような最終回。

尋問シーンでの大澤ボスと犯人(今回はもと犯人)との迫真の心理戦

大澤ボスの冴え渡るプロファイリング

たまにしかないものの、結構ポイントポイントに使われる銃撃戦,もしくは銃ネタ、

あ、それからボスの華麗なる交渉術、

そして何よりメンバーの脱力ギャグシーン、

そういう、このドラマを特徴づけていた要素をぜーんぶ盛り込んで、

1時間15分をあっという間に走りきりましたね。

1話完結の物語が最後の2話のおかげでうまく連結して、

ああ連続ドラマってこういうまとめ方もあるんだあと感心させられました。

特に初回は最終回を見越した伏線がいっぱいこめられていたんですね。

関西では再放送がなかったので、

もう一度じっくり撮ってあるビデオを見直してみたいです。

それにしても今回だけは犯人の予想がばっちり当たりました。

細かいところははずれたけど・・・。

前回ラストの反町君の「ボス」の意味を読みきれなかったので、

反町君が本当の敵なのか味方なのかちょっとわからなかった。

でも、黒幕は屋田だっていうのはばっちり。

彼が犯人だと、片桐のエピソード回がまた違った意味を持ってくるので、

そうだったらいいなあって願っていたので嬉しかったです。

屋田に対する怒涛のかるーいタネあかしは楽しかった。

最終回はそれまでずーっとすごくシリアスだっただけに、

そーやん、「BOSS」ってこんなノリやったやんって嬉しくなってしまった。

警視総監のスキップもよかったですねえ。

さすが津川さんです。

そーだよねえ、あそこのスタッフがだてに津川さんをキャスティングしないよねえ、

そこからはもう怒涛のようにギャグの連発で。

紹介された弁護士が「間宮貴子」っていうベタなところから、

片桐の「サマンサターバサ」

(すっかり野立さんになついちゃったようです)

木元はいつのまにかミニ大澤になっちゃってるし、

(天海さんが大柄なのに、戸田恵理香ちゃんが小さいから、

ゴジラに対するミニラのような感じでかわいい)

岩井はボスの男らしさにまいってストレートになってるし、

最後の最後まで片桐が内ポケットから大福を出して食べてるし

(玉山君、あんこ苦手じゃなかったかなあ。克服したのかな?[E:coldsweats01])

花火大会でラストに乱れ打ちで花火が上がるみたいに、

華やかでにぎやかな楽しいエピソードが打ちあがって、

そしてボスとお別れって・・・

なんか、最終回として完璧すぎる!!

ただどうしてボスが去らなきゃならないのかがよく分からない。

警視総監や野立も大澤の功績は認めているだろうに、

そこをも動かす大きな力で異動させられたっていうこと?

所々疑問点は湧いてきますが、なんかもうノリで許しちゃいましょう!



・・・ってここまで書いて思い至りました。

そういえば、記者に囲まれた丹波さんが

「人事を一新して・・・」

って言ってましたね。

きっと対策室が裏金プールに使われていたために、

その責任を取らされたんじゃないでしょうか。

何も知らなかったとはいえ、名目上はそこの管理職は大澤ボス。

「とりあえずほとぼりがさめるまで、もう一度アメリカに行ってくれ」

とかなんとか野立に言われて、異動を承知させられたんじゃないのかなあ。

そう考えると1話で木元に言ったセリフも効いてくるんですよね。

「警察だって公務員なんだから、異動は当然」

みたいなことを言ってましたよね。

今回も理不尽な異動であることは重々承知で飛ばされていったんでしょうね。




野立さんのキャラは竹野内さんがはじめの頃試行錯誤されたようですが、

軽い軽いチャラ男で正解でしたね。

本人は最後まで軽いままだったのに、

話的には十分野立が優秀だってことが伝わってきて、

なんか奥行きのある面白い人物になりました。

最終回ではどうしてあの男がああいう地位にいるのか、

大澤ボスとタメはっているのか、よく分かりました。

竹野内さんの3枚目キャラ大好きです。

すっごいはじけてるのに、どっか奥の方で照れが残っている感じがすごくいい。

大澤ボスとの楽しい掛け合いは毎回物語のアクセントになっていましたね。

それにしても、これだけふざけた描き方しておいて、

でもなんとなくこいつすごいやつって思わせる脚本・・・すごい。

周りの人間がこぞって褒めまくるのにちっともすごさが伝わらなかった某大河とはえらいちがいだ・・・[E:coldsweats01]



大澤ボスは最後まで完璧でしたね。

完璧すぎて嫌味になりそうな所を、

天海さんの個性と演技力で魅力的なキャラにもっていったような気がします。

もっと、過去ネタがウィークポイントになるかと思っていたのですが、そうでもなかったですね。

彼氏もちゃんといたし(間宮貴子は恋愛に疎いところが一番のウィークポイントだった)

強いし、迷わないし。

でもちょっと欲を言わせてもらえば、

もう少し弱いボスの一面も見てみたかったなあ。

多分唯一のウィークポイントが「貧乳」って・・・

えらくこだわって

「むしろ巨乳」

「巨乳はね、隠せるのよ、しかるべき方法をとれば!!」

って力説していたのがかわいかった。

「むしろ・・・」

っていう反撃は、子供達に

「うわっ、デカ!」

って言われて、

「でかくない。むしろ小柄!」

って感じでよく使われていて、結構好きなフレーズでした。

スキのないボスが時々垣間見せてくれたかわいげの部分ですよね。

このドラマ、結構身体的特徴をギャグにしているんですけど、

(ボスの貧乳、ヤマムーの髪薄など)

それほど嫌な感じがしなかったのは、役者さん達が吹っ切れた演技で笑い飛ばしてたから。

役者さんたちを信用していればこそ書ける台詞なんだと思います。

このドラマ、できればこのまま2クールくらいでやって欲しかった。

やっとチームがチームらしく機能し始めたところで終わりなんて寂しすぎる。

9回でみんなが生瀬さんにストラップを仕掛けにホールに行くところ、

しびれましたもん。

ボスを先頭にみんなが歩いている様子。

こういうの、もっと見たかったな。

片桐のトラウマ回復回が思ったより遅かったので、

チームがチームとして動いている話が少なくなっちゃって。

今のチームの団結力で、もう1クールくらい事件解決してもらって、

その事件を通して毎回誰かが成長していく・・・ってやって欲しかった。

でももしかしたら「BOSS」はそういう話の形態をあえて避けたのかな・・・という気もしないでもない。

私の勝手な私見ですが、

脚本家の林さんって主要メンバーのエピソードと、

その回のゲスト登場人物のエピソードをうまく絡めながら描くのがすごく上手い人だと思っているんですよね。

「離婚弁護士」なんてまさにそういう作りだったし、

「救命救急24時Ⅱ」もそう。

「ドクターヘリ」なんて5人のドクターが受け持つ患者のエピソードをバラバラに進行させて、

毎回最後にうまくまとめてたし。

そしてそのエピソードに滲ませる人情味の入れ加減がうまい。

今回の「BOSS」もそういう路線でいくのかと思ったけど、

1話、8話、10話、11話以外は完全に1話完結(あ、4,5話は2話完結)で、

ほとんどチームの誰かの成長を描くことはしなかった。

だから途中、このドラマは一体何を目指しているんだろう・・・

と思ったのですが、

見終わってみるとちゃんと一つの刑事物のスタイルを作ってた。

今振り返ってみれば、きっとこのドラマは

プロファイリングや犯人との交渉術や心理戦なんかをメインに据えた新たな刑事ドラマのスタイルを作りたかったんでしょうね。

その中に連動する部分を潜ませて、最後の大ボスに繋げる辺り、にくいですねえ。

あと、初回からずっと「刑事は演技してなんぼ」っていうのも言い続けていたんですよね。

初回はやる気がなくふてくされている片桐にボスが言うセリフとして出てくる。

そのセリフに触発されて片桐が見事に演技して武田鉄矢扮する犯人をおとす。

そこでこのセリフは完結しているのかと思いきや、

8話でやはり片桐が演技してボスがそれに乗って犯人を確保。

そうして、最終話ではこの言葉が実は警視総監からボスが教わった言葉だということが明かされて、

これが「BOSS」という話の一つの軸だったんだっていうことが分かる。

最終話ではチームのみんな壮大な一芝居うつほど成長しているし。

1話、8話、10話、11話がいろんなキーワードで飛び石のように繋がっていることが、

「BOSS」を単純な1話完結の刑事物に終わらせない特徴になっている気がします。

でも、ラストが分かった段階で、もう一度見直したら、

他の回もちゃんと伏線で繋がっていたりして・・・。

やっぱりもう一度ちゃんと見直さなければ・・・。

「BOSS」は「離婚弁護士」のスタッフが作っているし、

キャストもかぶっている人が多いので、

「離婚弁護士」を刑事物に焼き直しただけの2匹目のドジョウを狙ったドラマって思われた人もいるようですが、

多分、制作する際に「離婚弁護士」で使った手法のいくつかを意識的に封印した、

もしくは違った手法を模索したんだという気がします。

それが上手く実を結んだかどうかは、私的には微妙・・・なんですが、

とりあえずは視聴率という形でちゃんと成果がでたことは単純に嬉しいです。

ただ、個人的な好みとしては、

このメンバーの続きの話を見てみたい。

林さん得意のメンバーの成長と事件解決が上手くリンクして、

最後にほろっとさせるような形の物語を。

昔はドラマって必ずしも1クールものだけじゃなかったじゃないですか。

長く続くタイプのものもあった。

ホームドラマや刑事ものなんて長かったですよね。

毎週、そのチャンネルにあわせばおなじみのメンバーに会える。

そういう安定したドラマを作れるようなチームのメンバーに成長したような気がするので、

この段階で最終回、おしまい、っていうのは惜しいなあ。

まあ、あのメンバーを1クール以上拘束しておくのは難しそうだけどね[E:coldsweats01]

是非、パート2を期待したいけど、

(この作品は絶対に映画向きではないと思う)

パート2になったらメンバー変わるだろうしな・・・。

結局はスケジュールの都合によるんだろうけど、

もし「離婚弁護士」の時のようにテイストを少し変えたい・・・って制作陣が思ったとしたら、

片桐はかなり切られる可能性がつよいキャラだと思う。

大ボスだった屋田に一番関連があったからねえ。

それにトラウマを克服して単に優秀な刑事になった片桐を

今後どう扱っていくかも難しくなるだろうし。

あくまでもボスが中心にならなくちゃいけない物語で、

立ち位置が難しくなるキャラだろうなあっていう気がして・・・。

でも、私は片桐のキャラ大好きなんで、

是非是非もっと見てみたいです。

素でぼけるキャラの片桐大好きです。

玉山君って、自分がバタバタ動いて面白い状況作るよりも、

フツーの顔して面白いことやる方があってる!!

ここのスタッフは玉山君の使い方をよく分かってますよね[E:catface]




玉山君は「BOSS」の撮影現場、本当に楽しかったみたいですね。

それはBOSSブロ(公式ブログ)なんかでもすごく伝わってきました。

最終話放送の時に天海さんが「めざましテレビ」に出ていたのですが、

その時のチームのVTR出演、関西弁でしたもんね。

今まであんまりテレビで関西弁しゃべってるの聞いたことなかったのでビックリしました。

メイキングの中とかではひょろっとしゃべってたりするんだけど、

あんまりテレビでは関西弁が出ない人なんですよね。

どうも気を許せる場面では関西弁になるみたいな気がしているんですが、

きっとBOSSのメンバーと一緒にいると本当にリラックスしていたんでしょうね。

他にもケンコバさんに突っ込んだ言葉が聞きようによってはちょっとアレだったんで、

すかさず天海さんがフォローしてくれてたり。

(別に普段の会話では全然問題がない程度なんですがTV的にはひっかかる人がいるかもって程度です[E:sweat01])

そういうのも、気を許してるからでるんだろうな。

(最近はTVでもかなり気を使ってしゃべっているっていうのがうかがえるので)

そういえばケンコバさんを突っ込みではたいてたVTRもあったなあ・・・。

えーっと、ケンコバさんって年齢的にはずっと上ですよね[E:coldsweats02]

それだけ仲良かったってことですねっ。

公式HPのダイアリーもあり得ないインターバルで更新してくれました。

(なんと20日あまりで更新してた!! いつもは年に数回なのに!!)

とってもおちゃめな「振り向き片桐ピーポー君」までプレゼントしてくれているし、

ごきげんですね[E:happy01]

それにしても・・・ダイアリーを書く時ってどういうキャラ設定をしてるんだ・・・。

インタビューとかで真面目に話している様子を頭に浮かべて読むと、

イメージのギャップが大きすぎる・・・[E:coldsweats01]

劉を見てファンになって、このダイアリーに行き着いた人・・・びっくりするだろうなあ。

なんかキャラクターを固定されたくないから意図的にやっていそうな気はするのですが。

でも、どんなキャラで書いててもいいから、

どんなにくだらない内容でもいいから、

もっと更新してくれると嬉しいな。

一応公式のHPを毎日のぞくんですが、

ダイアリーの更新の文字を見るとものすごく嬉しいもの。

特にこれからは一気に露出が減ってしまうし。

今年に入ってから大河、「BOSS」と半年もの間毎週姿を見られて、

しかもその間に映画が3本も公開されて、

この贅沢な状況に慣れてしまっていたのですが、

しばらくは寂しい日が続きそうです。

出演作がないと雑誌やTVのバラエティ出演もないだろうから、

本当に「今何してるの?」っていう状態になりそう。

しばらくは録りためたDVD見るしかないのかな。

「海容~アイシテル」と「白い春」

そろそろ続々と4月-6月期のドラマが終わっていますね。

恒例のドラマの感想です。


「海容~アイシテル」

初回からすごくテンションが高く、

ずっと楽しみに見ていたドラマのひとつです。

長男が犯人の少年と同い年、

次男が殺されてしまった少年の1こ下、

ということもあって、

被害者、加害者どちらの母親にもものすごく感情移入して見ていました。

重い問題をセンセーショナルに取り上げ茶化してしまうのではなく、

丁寧に描こうとしていた点はすごく評価ができるなあと思いました。

でも、終盤に近づくにつれ(つまり犯行動機がわかってくるにつれ)

なんか違うんじゃないかなあ・・・という思いが強くなってきました。

非常に難しい問題なので難しかったろうなあとは思うものの、

なんか加害者側に都合よすぎる理由だった気がして、

現実はあんな風にきれいに理由がわかることなんてないんだろうな

と冷めた目で見てしまいました。

もっと稲盛さん演じる加害者の母親と加害者少年の関係がクローズアップされるのかな、と思ったんですけど、

なんか上っ面をなぜたような「本当はお母さんが大好きなのにお母さんに嫌われていると思っていた」ってところに落ち着いちゃって・・・。

このドラマで出てくる3人のお母さん(加害者の母、被害者の母、家庭裁判所の調査員)の中で一番母親としてのリアリティを感じなかったのが、

加害者の母親さつきなんですよね。

私の感覚では小学生くらいの子供と母親の距離ってもっと近い。

ほかの二組の親子のように、

親の方からむやみやたらと触ってみたり、

ほっぺを意味もなくつっついてみたり、

とりあえずぎゅっとしてみたり、

子供の方からも気がつくとくっついてきてたり・・・

と、なんかもっとこう、スキンシップが多い気がするんですよね。

その上で怒ったり笑ったり話したりしてる気がするのですが、

加害者親子は綺麗でなんでも完璧にやってのけそうなお母さんと、

かしこくて物わかりのいいお子さんが、

育児雑誌に載ってるようなさらっとした関係に描かれていて・・・

これは母親を演じられている女優さん3人の中で稲森さんだけがお子さんをお持ちでないからかな・・・、

とも思ってみたり。

いやいやそうじゃなくて、こういう親子関係の中に闇が潜んでいるって描きたいのかなって思い直して、

意図してこの感じを出しているならすごいよなって思いながら見てきたのですが、

やっぱりそこには触れず終いでした。

事件前は「きちんと子供のことが見えていなかった」

事件後は「そう言う子供とどう接していいのかとまどう」

ために、最初から最後まで他人行儀な関係で。

でも子供の方はとってもとってもいい子で、

大好きなお母さんの悪口を言われたからつい・・・って、

なんか、いかにも大人が頭で考えた子供像って感じ。


逆に被害者になってしまった男の子は妙にリアルな感じがしまいた。

あの年代の男の子ってああいうこと、言います!!

自分の価値観、自分の生活環境が唯一無二の真実って信じているようなところ、
あります!!

そして、思ったことを遠慮無く口に出して言います。

そんでもってそういうところも全てかわいくてかわいくてしかたないって感じの被害者家族のお母さんも、

すごくリアルだなって思いました。

そういう親の態度に傷ついているお姉ちゃんの存在も。



ただどちらの家族も傷ついて悲しんで、

その中で一生懸命気持ちの落ち着きどころを探してて、

その真摯な描き方には好感が持てました。

加害者が、弟が生まれて初めて命の大切さを知り、自分のしたことの重大さに気がつくくだりは・・・

ちょっとベタかなあって思いましたが、

被害者、加害者、どちらであっても自分が当事者に置かれたら、

どうするだろう、どうしたらいいんだろう・・・っていうことを、

ドラマの登場人物と一緒に考える時間が持てたことは、

すごく有意義だったなあと思いました。

このドラマは話の運び方を云々するっていうよりも、

視聴者に考える場を与えたって言うことに意義があったのかもって思います。

ただ、ドラマのうわべだけをサラッと見たまだ子供を持っていない世代の人達が、

やっぱり子育てって大変そうだわ、

ちょっと育て方を失敗して子供が事件なんて起こしてしまったら自分は親として責任がとれないもの、

やっぱり子供は欲しくないわ・・・

なんて感想を持って欲しくないなとは思いました。

ドラマの中でも誰一人、子供なんて産まなければよかったなんて言ってないですもんね。

責任を取るために親になるんじゃない。

それはドラマからも十分伝わってきました。



「白い春」

途中、ちょっと自分の中で中だるみして、

ながら見程度で流して見ていたのですが、

春男がパン屋で働き始めるあたりから面白くなってきて、

真面目に見始めました。

こちらの子供「さち」ちゃんはこれはもう大人が頭で考えた子供です。

多分男の人が理想とする娘ですね。

言うことなすこと、リアリティがない。

娘がいたらあんなことしたいなあ、こんなことして欲しいなあ・・・

っていう願望のオンパレード。

でもこれはこれでファンタジーとして成り立っているかなあ、

阿部ちゃんの顔も初回と比べて毒っけがなくなったし、

いやあ、いい話だった。

・・・って終わると思ったら、なんですと!![E:coldsweats02]

それはないやろう、というエンディング。

昔好きだったドラマに「若者のすべて」っていうのがあって

(キムタクが出ていたんですよ)

ものすごく熱心に見ていたし、毎回ビデオに録って永久保存版として残してあるんですが、

あれもラストがあり得ないほどあんまりなんですよね。

あのラストが待っているかと思うと、

見直す気にもならない。

岡田惠和脚本で唯一どうしても許せないラストで今まで見た中で最悪って思っていたんですが、

それを彷彿とさせるものがあります。

自分が父親だと自覚を持った時に、

自分が殺した男の息子から

「どうしてオヤジを殺したんだ」

と刺されるっていうのは確かに因果応報めいているし、

必死でエンケンさんを守って

「こいつだけは殺さないでくれ」

っていうのも感動的ではありますよ。

でも、やっぱりそれは禁じ技だと思うんですよ。

やっぱり登場人物を最後の最後に感動を盛り上げるために殺すのはゆるせへん!!

と思って、ふと思い出しました。

映画の「ハゲタカ」見た感想のいくつかも同じことが書かれていたんですよね。

そうやん、劉も最後の最後に殺されてるやん!!

でも、私は劉の死は納得したんですよ。すごく。

見る前に先に死ぬことを知っていたせいもあるだろうし、

ゆっても劉は脇ですからね。

鷲津が死んでたら怒りまくってると思います。

それから、物語の中で劉の生き方にどこか死に繋がっているような、

予感めいたモノもあったと思うんですよね。

彼の生い立ちと、まるで生き急ぐかのような行動は、

映画「ハゲタカ」のすごく大事なものを担っていたと思うし。

でも「白い春」は娘との交流を通じて人間性を取り戻していく男の話でしょ。

人間性を取り戻した後に別に死ななくてもいいやん。

ベタでもなんでも、自分はひっそりと生きていて、影ながら娘の成長を見守り、

さっちゃんの結婚式には密かによばれたりして・・・

なんて展開でいいやん。

それに何より、この展開はさっちゃんがかわいそうすぎる。

このドラマでさっちゃんは一貫して実に都合のいい存在として描かれていますが、

最終話は特にひどい。

吉高ちゃんが「おじさんは本当のお父さんなんだよ」って言いたい気持ちは分かる。

でも、知ってしまったら例えあれくらいの子供でも、

アイデンティティを揺るがされるようなショックがあると思うんですよ。

今までお父さんだって思っていた人が実はお父さんじゃなかったってことになるんですから。

彼女にとって絶対的に安心できるはずのあの家庭を喪うようなショックを受けるはずなのに、

彼女はなーんも反応していません。

彼女が一人の人格を持つ人間としてではなく、

動くお人形さんとして描かれているから。

でもね、見てる方はそこに思いを馳せずにいられない。

春男さんを殺したら、彼女の本当の両親はこの世にいなくなってしまうんです。

しかも吉高ちゃんによって、薄々この人が本当のお父さんかもって思っている。

まるで彼女を独りぼっちにしようとしているようです。

でも、ドラマは都合よくしかさっちゃんを描かないんですよね。

きっと、病院で春男の手を取って看取るシーンが描きたかったに違いない。

そんな計算高さだけが目についてしまいした。

今まで10回分かけて少しずつ積み上げてきた二人の心の交流も、

最後の最後で一気に踏みつぶしてしまうようなひどいラストだったと思います。


でも、大橋のぞみちゃんはかわいかったです。

はじめの頃は、話題性でキャスティングされたんだろうなあ・・・

としか思えないくらいどう見てもさっちゃんじゃなく大橋のぞみにしか見えなかったのですが、

回を追う毎に上手くなって、

最後はかなりいい演技してましたもんね。

子供の成長力ってすばらしい。

だからこそ、きちんとさっちゃんを描いてあげて欲しかったです。