コウノドリ2 5話

ついに感想が間に合わなかった(´;ω;`)
ううっ、このままずるずると感想をためていったら
夏休みの宿題できてない小学生みたいになりそう・・・。
もしくは提出レポートいっぱいためちゃった大学生とか・・・。
そんなことにならないようにがんばろっ!

今回は深水さんがすごくよかった。
顔が怖くて寡黙で不器用そうで、
でも昭和っぽくならずにこのタイプの男性を演じられる人って
今の30代俳優さんの中では希少なんじゃないかと思う。
原作は読んでいたんだけど(そんでもってかなり原作に忠実に作ってあったんだけど)
だいぶん前に読んだので話の内容はすっかり忘れてました。
ただ、プリンというキーワードに、
ものすごく悲しいお話やった気がする・・・というくらいの記憶で見ていたので
サクラ先生の宣告に普通に衝撃を受けました。
そっかあ、そうなんだよね。
それまで経過になんの問題がなくても、
病院に入院しているという安全なはずの状況でも、
それでも予期せず命が途絶えてしまうことはある。
これだけ医学が進歩して、
検診制度がかなり普及しているので
お産で亡くなる妊婦さんが激減しているし、
昔だったら考えられないほど超低体重で赤ちゃんが産まれても
大きくなる可能性がある時代になっても
それでもお産という命を生み出す営みには
人知を越えたことがたくさんあって・・・。
それをしみじみと教えてくれる回でした。
忘れちゃいけないことだよね。
今回の深水さんが演じた旦那さんの何が素晴らしかったって、
奥さんも、お医者さんも責めなかったこと。
ただ、同じだけの愛情と悲しみでもって奥さんに寄り添っていたこと。
どこにもぶつけられない悲しみだからこそ、
それを誰かのせいにせず受け止めるのは人としての度量がいる。
奥さんの妊娠を他人事のように感じているような旦那さんだったら、
(産後鬱の時のナオトインティライミさんが演じた佐野さんや
先週の屋形船の旦那さんだったら)
「まあ、しょうがないよ。また次がんばればいいさ」
なんて奥さんを慰めてしまいそう。
もしくは
「病院に入院していたのに、なんでこんなことになったんですか!」
ってお医者さんを責めてしまいそう。
そんな風だったらこの悲しい妊娠が夫婦の間の亀裂になりそうだけれど
このご夫婦なら大丈夫。
この悲しみを乗り越えていける。
そう思わせてくれたまとめ方でした。

Twitterでも監修にあたられたお医者さんや
実際に周産期医療に携わられているお医者さんから
たくさん意見があがっていました。
特にサクラ先生のモデルになったお医者様が
僕もああいう場合には頭を下げますとつぶやいておられたのが印象的でした。
医者が悪かったと認める訳じゃなくて
ただ妊婦さんの悲しみの圧を下げるために頭を下げるって
たいへんなことだと思うんですよね。
お医者さんってエリートだから
頭を下げること=自分の非を認めることって考える
もしくは頭を下げてしまうと訴訟されかねないと考えるタイプの人多そう。
サクラ先生はそんな邪念を取っ払って
ただあの時頭を下げることが妊婦さんの悲しみの圧を下げられるなら
と自然に頭を下げらる人なんだ・・・と感動していたら
本当にそのように考えて実践しているお医者さんいるんだあ・・・。
とそのことにも感動。
昔、このドラマを見るまでの、もしくはマンガを読むまでの私の産科医の印象って
あんまりいいものではありませんでした。
昔は、お医者さんが深夜のお産や休日のお産をさけるために
促進剤を多用して医療事故になったって話よく聞いたし。
つい最近も麻酔医を常勤させる等の措置をとらずに無痛分娩をしていて
医療事故を起こした話ありましたよね。
なんか利益を優先されているお医者さんが多いのかなあ・・・って思ってました。
自分のお産では、長男の時は地域の周産期医療の核になっているような大きい公立病院
次男の時はママ友から聞いた地元の有名な個人産科院でお世話になったけど
どちらも病院や先生にあんまりいい印象がなくて・・・。
でも、コウノドリを見て産科のイメージが一新しました。
こんなにも懸命に命を守ろうとしてくれるんだ!
しかもそれがドラマ上の美談ではなく、
実際のお医者さんをモデルにしてるんですもん。
今回も亡くなった赤ちゃんの為にこんなにいろいろしてくれるんだ・・・
一晩一緒にいさせてくれるんだ。
霊安室じゃなくこんなところでみんなで誕生を祝ってくれるんだ・・・
病院の正面玄関から見送ってくれるんだ・・・
とびっくりしたのですが、これらも実際に病院を取材して
かなり忠実に再現されていたそう。
それどころか、まったく私は気づいていなかったのですが、
沐浴のシーンで入浴後に着せるベビー服が用意されていましたが
あのベビー服、小さい赤ちゃんようのベビー服なのだそうです。
普通よりもずっと小さく生まれてしまった赤ちゃんにも
ちゃんと体にあったベビー服を着せてあげたいと
小さいベビー服を作られているところがあって
ドラマでもそこのベビー服が映っていたのだそう。
監修の先生がつぶやかれていました。
本当に細かなところまで配慮したドラマだなあと改めて思いました。
そして、以前の私のように
なんとなく産科医にいい印象を持っていない人たちには
特にこのドラマ、見てほしいな。
現場で疲弊しながら、それでも懸命に新しい命を守ろうと働いている人たちがいる。
そのことをきちんと伝えてくれるドラマだから。
・・・と、改めて思ったのは産科の先生のつぶやきに
「実際にドラマのような場面で医師を責める人もいます。
どうしようもない怒りを医師にぶつける気持ちもわかりますが
あまりに理不尽な状況で疲弊してしまった仲間が多く現場から離れていきました」
(ものすごく意訳。こんな感じのことつぶやかれていました)
というのを見たからです。
このドラマを見て、今の医療でもどうしようもない事態があること、
でも先生方は過酷な現場で必死に命を守ろうとされていることを知っていれば
もう少し周産期医療の現場で働く人たちが働きやすい世の中になるのではないかなあ
としみじみ思った次第です。

今回、このメインの話に対して
下屋の話もうまくリンクしていましたね。
現代の医学で助けられる命だったから、緊急カイザーで赤ちゃんを助けた。
けれどもご夫婦の心情にうまく寄り添えなかった為に
せっかく助けた命が再び危険にさらされている・・・。
精一杯見守っても助けることができなかった命だったけど、
サクラ先生や小松さんがきちんとご夫婦の気持ちに寄り添うことができたから
辛い現実を受け入れることができたサクラサイドの話と
きちんと対になって組まれているんですね。
患者の命を救うことのみを考えてきた下屋が
本当の意味で患者を救うためには、患者の心に寄り添わなければならない。
そのことまで考えられる医者になるためのスタート地点にたったんですね。
下屋はちゃんと1stシーズンからの成長が描かれていて、
2ndシーズンではすっかり一人前に描かれているんだけど、
一人前になりたてのマイナス面もきちんと描かれてきました。
後輩に厳しすぎたり、自分の目の前のことに集中しすぎて全体が見えていなかったり・・・。
6回はそんな下屋が中心になる回。
私、1stシーズンでも下屋が中心になる回(初めて自分で超未熟児を取り上げる回とか)
すごく好きだったんです。
松岡さんの表情の豊かさがはまっていて。
2ndシーズンで下屋は成長しているのでもうあんなオロオロしたり
感情を目に溢れさせてたたずむシーンはないのかなあと思っていたんだけど
そうか、このお話、やるんですね。
・・・と、5回の最後を見て思いました。
で、昨日実際に見て・・・の感想はこの次に書きます。
今度は間に合うように・・・。






コウノドリ2 4話

今回は周産期医療の現場における人手不足の話とトーラックのお話。
人手不足の深刻さは、この点においては現場のお医者さんのつぶやきが多かったので
本当なんだなあとしみじみ。
妊婦や患者にとって良心的な病院ほど
医者の人間的な時間を犠牲にして成り立っているという現実。
医師の使命感や良心だけではもう支えきれないところまできているんですよね。
日本が今、出産で死亡する率が下がっているのは
単純に医療の技術があがったからだけではなくて
お医者さん側の献身もとても大きな要素なんだな。
ということは、このままお産の現場や小児科の厳しい現状が続いて
若手のお医者さんたちが周産期医療の現場を避けていって
今いるお医者さんたちが倒れていってしまったら・・・
これはもうシステムとして何か手を打ってもらわないと個々人や病院の努力では
如何ともしがたい部分。
政治家の皆さんにも是非このドラマを見てもらって
何か変えていってもらえないかなあ・・・。
少子化対策として大事な要素の一つなのに
保育所対策ほど重要視されていない気がする。

トーラックに関しては経験したお母さんたちのツイートがとても多かった。
つまりそれだけ身近な話題なんだろうなと思う。
私は出産で入院中に一緒だった帝王切開で産んだお母さんが本当につらそうで、
移動も車椅子じゃないと授乳室までこれなかったり、
体調不良でなかなか授乳室にも出てこれなかったり・・・
というのを実際に見ていたり、
友人が帝王切開で産んで、産後がとても痛くて辛かったという話を聞いていたので
帝王切開のほうが辛い・・・という認識なんだけど・・・。
だって、お腹を切るんだもん。
楽なわけないじゃない!と思うんだけど。
でも実際に「自然分娩じゃないと・・・」って思っている人たちもいる。
そういう人たちはなんの悪気もなくそういうことを口にする。
私も妊娠中、近所のおばさんに呼び止められて
「うちの嫁は帝王切開で産んだから・・・」
とまるでお嫁さんの落ち度のように話されて、聞いているだけでげんなりしたことあったなあ。
帝王切開というだけでそういういわれのない非難を受けるのって、あんまりだ。
ツイートでも、帝王切開だって辛いんだからドラマでももっとそのことを伝えてほしかった
っていう意見も多かった。
ただ、ドラマの描き方としてはあれでよかったんだと思うんですよね。
帝王切開だって自然分娩以上に辛い・・・という方向に話をもっていくと
辛いことを乗り越えるのが尊い・・・ということになってしまう。
それは本質から外れるんだと思うんですよね。
ドラマで描かれたように、どう産むかが大切なのではなくて
その課程が大切。
人手不足の中で、大きなリスクを抱えてトーラックに挑戦する
というのは、本当なら四宮先生の言うように無謀なことなんだろうと思う。
それでも妊婦の思いに少しでも寄り添おうとしてくれるサクラ先生の優しさと
その決断にしっかりついてきてくれる仲間っていうのは
本当に理想的な産科医療の形なんだろうと思います。
でもそれも、危険を見極め、決断しなかればならない時はしっかりと判断できるからこそなんですけどね。

例の四宮先生が会っていた女性の正体が分かりましたね。
原作に出てくるあの人がモデルなのかな?
でも登場の仕方もお子さんの設定も少し原作から変えてあるようなので
これからどう描かれていくのか気になります。
四宮先生の枷というわけではなかったのですが、
医師が自分自身の生活と仕事をどう両立させるか
という方の問題に絡めていきそうですね。

今回、遊びの場面が少ないのが少し寂しいかな。
緊迫した状況が続くので仕方ないのかもしれませんが。
とてもまじめな問題を真正面から扱っているからこそ、
肩に力を抜いて見られる息抜きのシーンがもう少しほしいかなあ・・・
って思ってしまうのは、贅沢な希望なんでしょうか。
もう少し、ピアノを弾くシーンも見たいんだけどな。

コウノドリ2 3話

今回ようやくサクラ先生の心に陰を落としている要因がわかりました。
そうじゃないかなあとは思っていたんだけど、
実際にサクラ先生が苦しそうに話す様子を見ると切ない・・・。
放送開始前に綾野君が「今回は僕たち医師についても描かれます」
といっていたのはこのことだったんだな。
1stシーズンの時はサクラ先生には出生の秘密
四宮先生にはつぼみちゃんという要素がありました。
2ndシーズンではサクラ先生には救えなかった母親というのが枷になっていくんですね。
それはきっと1stシーズンよりも患者との向き合い方に直接影響するだろうし
産科医という専門医がどこまで患者に関わっていくか
という命題にもつながって行くんだと思います。
あ、そうか、だから2ndシーズンは離島からスタートしたのか。
離島の医療は専門医とは対極の医療。
2ndシーズンはもう一度あの島に帰っていくお話なのかもしれないな。
そして、きっと四宮先生にもつぼみちゃんに変わる何かが用意されていますよね、きっと。
2話で白川先生が見たカフェで四宮先生と会っていた妊婦さんがそうなのかな。
今回心配のあまり自分のラインのIDを患者さんに渡そうとして
めちゃくちゃ小松さんが叱られていました。
もし彼女が患者さんなら、患者さんとプライベートな場で関わると言うことは
専門医の領分を越えていることになる。
彼女が医師として関わった患者さんなのか、
もともとプライベートでつながりのある妊婦さんなのか、
気になる~。

1話からずっと登場していた佐野さん夫妻。
生む前から赤ちゃんより自分の仕事にこだわる妊婦さんに、
最初は出産&子育てはそんなに思い通りにはいかないもんだよ~。
というか世の中には自分の努力じゃどうしようもできないことがあるっていうことを
思い知らされ続けるのが親になるっていうことだ
って思っているので、
早くそのことに気づいて欲しいなあと思って見ていました。
自分ではどうしようもないことだからこそ
他のたくさんの人の手をかりていかなくちゃならない。
自分で何もかもできないことを認めないと
人の助けを受け入れられないから、どんどんしんどくなるのになあ・・・
って思っていました。
1話2話どどんどん目がうつろになっていく佐野さんが辛かった。
3話で、佐野さんを追いつめているのはそういう自分だけの問題じゃなくて
実の母親や夫でもあるんだなあということが描かれました。
実の母親のあの言葉はキツイですね。
なんとなく身に覚えはありますが。
「母親とはこうあるべきだ」という考えの押しつけと、
本来関係がないはずの赤ちゃんの疾患を母親の行動のせいにする。
先天的なもので、母親にはどうしようもないことを
なんの根拠もなく感覚的に母親のせいされると、
もう逃げ場がなくなりますからね。
こういうことは、おうおうにして
「他人は言えないから私が忠告してあげる」
という親切心で身内のものが追いつめちゃうことが多い。
本人に悪気がないぶんキツイんですよね。
最近ではすっかり忘れかけていた
子供たちのおちび時代にしょっちゅう感じていた息苦しさを思い出しちゃいました。
自分が元気だと別にこんな言葉、何でもないんです。
でもうまくいかないことが多くてへこたれているときにこういう言葉を聞くと
堪えるんですよねえ・・・。
このカップルは旦那さんが四宮先生の前で不用意な発言を繰り返して
四宮先生にキツく怒られていました。
一見、耳障りのいいこと言っているけど、
結局はちゃんと奥さんやお子さんと向き合えていない。
見せかけだけのイクメン夫。
その中身のなさををズバリといい当て断罪する四宮先生、かっこよかった。
これで主婦層の心を鷲掴みにしていましたね。