コウノドリ2ndシーズンスタート

ああ、もう2話が放送されてしまう。
結局1話の感想書けてない・・・。
とりあえずメモ程度の覚え書き。
クランクインが離島でドクターヘリ?
って、クランクインの情報が出てきた時には、
へ?なんで? って思ったんだけど、
とってもいい導入になっていました。
抜けるような青空と島の景色が本当にきれい。
そして何より、始まった途端、
一気に最初のシリーズを見ていた時の感覚に引き戻された。
そうそう、このドラマはこんな感じだった。
周産期医療の抱えるいろいろな問題を真正面から捕らえて
ドキュメンタリーのような要素を持ちながらも
決して重いだけのものにしない。
かといって重い現実に安易な答えを与えたりもしない。
この絶妙なバランスはまさに「コウノドリ」ならでは。
綾野君のナレーション、好きだなあ。
今回は耳が聞こえない妊婦さんと
仕事を抱えた妊婦さんが平行して描かれました。
どちらも赤ちゃんが欲しくて、妊娠をとても喜んだのは一緒。
でもそれ以外は全く逆の境遇で。
本人が耳が不自由で出産も今後の子育ても困難が予想される妊婦さんの方は
旦那さんがとても優しくて、
いろいろ大変なことはありそうだけど、
この二人なら何とか子育てもしていけるかなあという感じで終わりました。
一方メアリージュンさんが演じた妊婦さんは旦那さんが協力してくれなさそうで
なかなか辛い状態でしたね。
四宮先生の一言が痛快でした。
旦那さんの悪気のない理解のなさって、じわじわと母親を苦しめますもの。
こちらの家族はまだ続きがありそうです。
志田未来ちゃん演じた妊婦さんの方は
耳の障害が遺伝することを危惧されていたものの
結果的に遺伝はしていませんでした。
耳の聞こえない両親のもとで耳が聞こえる子を育てることは
それはそれで様々な困難があるんだろうなあと想像しますが
それでも子供の耳がきちんと聞こえていたというのは明るいニュース。
一方メアリージュンさん演じた妊婦さんの子供は、
健常児が生まれるものとして産後の仕事復帰の段取りばかり気にかけていたら
治療可能とはいえ手術が必要な病気が判明。
ここも見事な対比になっていて、
現実の残酷さがよりクリアになっていました。
志田未来ちゃんの出産シーンの時に無音になったのもよかったな。
妊婦さんの視点にそっと寄り添うこのドラマらしい演出。

今回のシリーズではサクラ先生が何か抱えていそうです。
1stシーズンでは、自分の誕生は母親の命を奪ってしまったことにこだわり
もしかしたら自分は望まれて生まれたのではないのではないか・・・
という思いを抱えていたサクラ先生。
1stシーズンでその大きな引っかかりがある程度解消されたので、
新たな枷が必要だったのかな。
前はサクラ先生の根幹に関わる問題というか、
生まれてからずっと抱えてきた問題だったんだろうから、
悩みがもっと深いところに沈んでいて、
何かの折に顔を出すという感じだったんだけど、
今回はドラマの中でも流れている2年という月日の間に起こった出来事が起因しているようで
ふっと表情がかげるシーンがとても多くて切ない。
サクラ先生が抱えている問題もおいおい描かれていくんでしょうね。

そうそう、ほんのワンシーンでしたが、
1stシーズンで登場していた赤ちゃんが再登場したのにも感動しました。
ドラマの監修をされているお医者さんのTwitterで
この子とか、超未熟児で生まれた赤ちゃんとかが
ちゃんと大きくなっていっていることはなんとなく知っていて
嬉しいことだなあと思っていたのですが
ドラマでもちゃんと追っかけてくれるとは!
このドラマは本当に実際に新生児さんが出演したり
実際に障害を持つ赤ちゃんが登場するから
その功罪というのはやっぱりどちらもあるんだろうと思うんだけど、
こんな風に登場してくれるっていうのは
ご両親もドラマに子供を出演させたこと、
ちゃんとプラス方向に受け取って下さっているんだなと思って
嬉しくなってくる。
今回のシリーズもたくさんの赤ちゃんが登場してくれるようで
やっぱり本物の赤ちゃんって、いいなあ・・・。
見ているだけで幸せな気分になるから。
これから毎週サクラ先生と赤ちゃんたちに会えると思うと
楽しみで仕方ないです。

亜人(映画)

初日に見てきました~!
感想はたいていネタバレで書いているんですけど、
今はまだ絶賛上映中なので特に冒頭に書いておきます。
この感想はネタバレを含みますので、お気をつけください。























あんまりマンガ原作の場合は原作を読まないんですが、
この作品は珍しく読みました。
原作の佐藤に綾野君が若すぎると聞いたので、
なんか心配になってしまって、思わず手を出しちゃいました。
だから一応ストーリーと世界観は分かって見たんですけど
原作の持つ核の部分がぎゅっと凝縮してある感じがしました。
人物設定とかすごく変えてあるし、
かなり主要な人物も省略してあるし、
それに伴ってストーリー展開も変わっているんですけど、
それでも私が原作を読んでワクワクした部分が
見事に映像になっているなと思いました。
原作のファンの方で、思い入れが強い人でも
これだったら納得してくれるんじゃないかなあ・・・。

私が原作を読んで一番面白いなあと感じた部分が
永井圭と佐藤の頭脳戦。
ちょっとデスノートの夜月とLを思い出しました。
でもデスノートは主人公たちが直接手を下す訳じゃないので
人の「死」を戦略として描くことに対して
マンガでもアニメでも実写でもそう生々しくはない。
だから夜月とLの頭脳戦を心おきなく楽しめる。
でも「亜人」では実際に銃で撃ったりナイフで刺したりするので
それを描くのはどうしても生々しくなる。
たぶんその生々しさはマンガやアニメ以上に実写では強調されちゃうんだと思います。
でも、それを巧くドライに処理して、話の展開をスピーディに進めて
あくまでも永井と佐藤の頭脳戦に注意が向くようにしてあったのがよかった。
もう、本当にバンバン人が死にますからね。
これが戦争ものだったら、もっと死んでいく人たちの死について考えてしまうと思う。
戦わなければいけない意味とか正義とか考えて、
殺し合っている状況そのものに意識が向いてしまうと思うんだけど、
そういう感覚を持たせる余地もないほどスピーディに場面が展開していくから
西武劇でモブの人たちが簡単に死んでいくのを見ているような、
時代劇で斬られ役の人にはなんの感傷も抱かないのと同じような、
そういう感覚で見ていました。
日本で時代劇の殺陣でこういう殺戮シーンを描くことはあっても
銃撃戦でこれほどドライな戦闘シーンを描くことはあんまりないので
そういう意味でも珍しいなあと思いました。
戦闘シーンをドライに感じさせているのは、
やはり「死なない」という設定が大きいんだと思います。
殺されているのは普通の人間たちなんですけどね。
ここはもう原作の手柄だと思うんですけど、
この設定っておもしろいですよね。
ものの考え方の根底をひっくり返してしまう。
殺してもダメ(死んだらリセットされて生き返るから)なので
とにかく眠らせるしかないから、
あの手この手でリセットを封じ込めようとするのを
次はどんな手でリセットするんだろうとじっと見入ってしまう。
そっちに意識がいっているので、
大量に殺されている人間に生々しさを感じるような余裕がない。
それに、特に映画では冒頭から永井圭に対する非人道的な人体実験が描かれる。
あの行為には強烈な嫌悪感を抱きます。
そこで自然と亜人寄りの視点を持つように作ってある。
それにクライマックスは亜人同志の戦いなので、
純粋に死なない者同士の戦いだし。

もう一つ、この映画がどこかドライな感じがするのは
永井圭のキャラクター設定にも理由があるんだろうと思います。
原作を読んだとき一番驚いたのはこの主人公の人物設定だったんですよね。
非常に合理的で、正義のためとか、人のためということが
行動原理ではないんですよね。
かえってそういう情というか人間らしい感情を欠いた人物として描かれている。
でも土壇場では情に流されて思わず非合理的な選択をしてしまうところが面白い人物なんですけど。
こういう性格の人物がマンガの主人公というのがとて興味深かったんですが
映画でも、マンガほどではないですけど、ちゃんとそういう傾向を持つ人物として造形されていて
それがとてもよかったと思います。
もし永井圭がよくあるような正義感の強い情に厚い人物だったら
もっと陳腐な映画になっていたように思います。
永井は正義の為には戦わないんですよ。
佐藤のやり方に嫌悪感は感じているけれど、
それなら自分が人間を佐藤の手から守る・・・という意識では戦っていない。
ちゃんと戸崎と取り引きして自分を守るために戦っている。
ただ映画の場合原作とは違って最後の戦いは毒ガスを巡っての争いになっているので
若干意味合いが変わってきますね。
あれだけ必死に毒ガスを取り返そうとしている
(東京に毒ガスを巻かれないようにしている)のは
やっぱり永井の持っている正義感が強く出ているということで、
そこはやっぱり映画らしい味付けなんだろうと思います。

同様に佐藤にも映画的な味付けがされています。
原作ではもっとサイコパス。
ただただ人を殺すのが楽しいという人。
佐藤の過去も映画と原作では変えてある。
映画では、日本での亜人発見第1号が佐藤であり、
20年間もあの実験施設で非人道的な人体実験を受け続けてきて
毒ガスの開発にも協力させられていた。
これだけで佐藤像がぐっと理解しやすくなりますよね。
その分原作の持つ世界観の広がり・・・という意味では
少し薄くなってしまったかなと思いますが
(佐藤のサイコパスっぷりは本当に恐ろしいので)
映画の尺に併せて物語をコンパクトのまとめるために
これはとてもいい改変だったと思います。
1回目に見たときは映画でのこの設定を知らなかったので
田中を車椅子に乗せて報道陣の前に現れるとき、
目を潤ませて人体実験の非道さを訴える場面を見て、
おお、佐藤、演技すごいな、と思ったのですが、
この設定を知って2回目を見たときは、
ここは自分自身の生々しい感情をあまり見せない佐藤が
ふっと本音を見せたのかもなあ・・・という気がしました。
あの目力は「八重の桜」の容保公を思い出しました。
強い思いを押さえ込んで、必死で耐える目。
同じ目を、佐藤が亜人1号として人体実験をされている回想シーンでもしていました。
包帯で全身ぐるぐる巻きに巻かれて血走った目だけが見えているシーン。
見開かれた目からは血の涙が流れる・・・。
このシーンは映画オリジナルのシーンで、
あまりにも痛々しいその姿に、
つい、佐藤が人を殺すことを何とも思っていなくって
大量殺戮をしようとしているのも仕方ないか・・・と思ってしまった。
ちっともしゃーなくはないんですけどね(;^ω^)
バタバタとSATも死んでるし。
ビルに飛行機突っ込ませてビル破壊しちゃったので
それだけでも死者って百人単位じゃ済まないでしょうし。
田中の車椅子を押すシーンでは、感動的な演説をぶちかましたあと、
不敵に笑う口元のアップが入るので、
あの演説は計算ずくのものであることは自明なのですが、
それでも、あの一瞬、自分が話した言葉に本心が滲んだんじゃないか
と感じさせてくれるところが、原作にない映画版斉藤の魅力だと思うんですよね。
予告でも見られる、彼のアジトで佐藤がイスに座って上を見上げて不敵に笑うシーン。
あれも予告を見ていた段階では、
おおっ、佐藤がまた何かたくらんでにんまり笑っているんだな
くらいに思っていたのですが、
これ、確か新しい仲間に田中が佐藤の過去を話した後に入るシーンだったと思うんですけど
(うろ覚えです。すみません)
その流れの中で、映画館の大きなスクリーンで見ると、
うっすらと笑う佐藤の目には怒りが滲んでいる。
回想で包帯ぐるぐる巻きにされた状態で血の涙を流しながら訴えかける目ほど
明確な怒りではなく、
瞳の奥にひっそりとかくれているような怒り。
その怒りの滲ませ具合が絶品だなあと思ったんですよね。
もう少し感情が出てしまうと佐藤じゃなくなる。
でもこれ以上薄めると怒りが感じられないという絶妙の塩梅。
基本的には映画でも佐藤はサイコパス的要因が強い人です。
単純に人を殺すことが好きなんだろうし(自分でもそう言ってますよね)
目的を達成するために人は普通できるだけ被害が少ない方法を選ぶものですが
逆に人をたくさん殺せそうな方法を好んで選ぶような人です。
そこはちゃんと変えていない。
でも、過去の因縁のエピソードを少し付け加えて人間的な感情をほんの少し出したことで
とても綾野くんと親和性が高くなったような気がします。
たぶん、人間的な感情が欠片もない原作寄りの佐藤でも
綾野君はちゃんと演じきっただろうけど、
私は映画版の佐藤が好きだったので、原作から改変されてよかったなあと思いました。
昔、一時期は、人間らしい感情を持たない役多かったですよね。
「GANTZ2」の黒服星人とか「クローズZERO2」の漆原とか。
まあ、黒服星人に至っては人間ですらなかったんだけど。
だから案外人間性の欠片もない殺人鬼もはまるんですよね。
その後の作品の「るろうに剣心」なんかだとちゃんと感情を持った人間として戦っている。
佐藤は黒服星人と外印の中間になるんじゃないかなあ。
私は人間性を持たない悪人を演じる綾野くんも好きなのですが
今回の佐藤は人間性の欠片もない・・・というよりは、
核に人間らしい感情も持っている映画版でよかったと思います。

そういえば、過去作を一生懸命追いかけて見ていたころ、
そろそろ綾野君に勝たせてあげてよってよく思ってたなあ・・・。
黒服星人にしろ外印にしろ漆原にしろ
途中まではやたらと強いのに、悪役、敵役で、ラスボスでもないので
結構あっさり形成逆転されて 負けちゃうんですよね。
「ガッチャマン」の時は味方の方だから、今度は勝てるよね・・・
って思ったら、意外とやられるシーンばっかりで。
今回、SAT戦なんかで無敵の佐藤を見ていて、
そうそう、こういうアクションものは見たかったのよ!
と嬉しくなりました。
最終的に主人公に負けるとはいえ、小気味いい戦いっぷり!
もともと素早い動きが得意だけれど、
その早さ故に肉弾戦になるとちょっと軽くなりがちなところがあったんだけど
銃撃戦なら機敏な動きがフルに生かせるんですね!
刀を使った殺陣もすごく巧いんだけど、
ガンアクションもここまでできるとは!
物語の構造上、佐藤のアクションが中盤までを引っ張っていくことになるので
本当に綾野くんのファンにとってはたまらない一作になりました。

去年の今頃・・・かな。
番宣とかでメディアに出てくる時の姿がシルバーの髪にシャープな雰囲気。
シルバーと言っても完全な銀じゃなくて黒みの強い銀で、
うわあかっこいい! 
今何の撮影しているんだろう・・・って思っていたんですが、
この作品だったんですね。
実際に映画でみると思い描いていたイメージとは全く違う役だったんですけど。
あの時銀だ! と思ったほど、スクリーンの中の佐藤は銀髪じゃなく
ただ黒くない、映り方によっては白髪交じりに見える・・・
というくらいの色味でした。
佐藤の年齢っていくつの設定なのか知らないんですけど
(パンフレット買ってないんだけど、もしかして書いてあるのかな)
見かけの年齢よりも白髪が多いとすれば、
それはもしかしたら過去の過酷な人体実験のせいなのかなあって。
そう思うとなんか切ないですね。
それとも、リセットをすると言うことは
そのたびにほんの少しずつ肉体に流れた時間を巻き戻すことだって考えたら、
佐藤はあまりに多く回数をリセットして生きてきたことによって
実年齢よりも若い肉体で生きているのかもしれない。
リセットは死んだ時の状態で再生される。
例えば冒頭の永井くんは人体実験を受けていた時、
肉体を損壊されその数値を記録されている時間分はなかったことになって、
肉体が傷つけられる前の状態で再生していましたよね。
実験されている時間が1時間だとすれば
1時間前の肉体に再生される・・・。
それがつもりにつもれば実年齢と肉体年齢に差が生まれてしまう可能性もあるわけですよね。
佐藤は捕まっていた20年間、数え切れないほど殺されているでしょうし、
自分でもリセット能力をフルに活かして戦うので
他の亜人よりはずっと死んでますよね。
その積もり積もったタイムラグを表現するのがあの髪色なのかなあ・・・
と思ったり。

映画を見ていて思ったんですけど、
亜人いっぱい出てきますけど、佐藤ほど自分でリセットする人いないですよね。
途中で仲間に加わった新人君たちは自分でリセットするより
仲間に撃ってもらっていました。
下村は自分でリセットかけるシーンはなかったような・・・。
やられて死んでリセットというのはありましたが。
永井君の最初の自力リセットもそうでしたが、
やっぱり自分で死ぬというのは怖いものです。
いくら生き返ると分かっていても。
田中ですら、仲間がいるときは仲間に撃ってもらっていましたし。
でも、佐藤は本当にものすごい回数、自分でリセットするんです。
まさに「亜人であることを楽しんで」いるかのように。
だからたぶん、他の人では気にならないほどのタイムラグだけれど
佐藤だけには顕著に表れているんじゃないかなあ・・・。

佐藤が戦っているときの音楽もかっこよかったですねえ。
3・2・1・・・と共に生き返るシーンはゾクゾクしました。
主題歌が始まるタイミングもよかったなあ。
ちょっとだけ本編にかぶるんですよね。
もうちょっと主題歌流してもよかったんじゃないかなあという気もしますが
切り替わった音楽も世界観にあっていてよかった。
なんにしろ、悪役が魅力的な作品は面白くなる。
佐藤は作品を魅力的にする力のある悪役(敵役)だったと思います。

2回目は4DXで見たんですが、
4DXではバラの香りがしないんですね・・・残念
生まれて初めての4DX体験。
私はとっても恐がりで、テーマパークにあるこういうライド系のアトラクションも
(それ本体は動かないけど映像と座席の揺れで体感させるタイプのもの)
とってもびびってしまうので今まで避けてたんですよねえ・・・。
私が見ようとする映画で4DXに対応している作品があまりなかったのもあるけど。
一回KINGSGLAIVEが4Dになっていて、
よっぽど初4D体験してみようかと思ったんですが、
見に行けないまま・・・。
でも、今回は応援している役者さんが出る映画で4Dになるのってそうそうないし
日曜は映画の日で安い! 
4DX分を追加してもそれほど高くない!
というわけで、思い切って主人と二人で行って見ました。
(ちなみに初日の土曜は次男と行きました)
本編映像前に流れる4DX紹介映像(カーチェイスのやつ)が始まって
これはやばい! と思いました。
思っていた以上に座席の揺れと映像のシンクロ感がすごくって
こわくてこわくて・・・。
これは最後まで見られへんかも・・・とちょっと泣きそうになりました。
ちなみに、隣に座っていたカップルは、彼女のほうが最初の10分くらいで出て行っちゃいました。
映画が始まってからも冒頭は永井圭の周りをぐーっとカメラが移動するんですけど
その揺れが気持ち悪くって車酔いするう・・・と冷や汗が・・・・
4DXはアクション時の振動というよりも、
カメラの移動とともに座席が動く際の生々しい移動感覚がすごいな
というのが一番の感想です。
だから永井のIBMの視点で階段をぐんぐん上るシーンとかの臨場感がすごい。
でも、この映画の場合はだったのかもしれませんが
カメラそのものが移動するシーンがそれほど多くはなかったので
車酔いする~怖い~という感覚はすぐになくなりました。
怖いという感覚がなくなると、もう、あとは効果を単純に楽しんでいました。
アクションの時に座席が揺れたり、どん! と背中に振動がくるのは当たり前として
おおっ、このシーンで水しぶきか!
ほほう、雪をこのシーンで使うのかあ!!
雪の効果は主人から「こういうのがあるで」と聞いていたのですが、
冬の設定の場面はないし、きっと見られないだろうなあ・・・と思っていたら
予想外の場所で2度ほど使われました。
1度目は雪を他のものに見立てての使用だったのですが
2度目はなるほどの場面で、なんかすごく納得。
水しぶきも水そのものというよりも、
血しぶきとして使われていましたね。
スモークとか耳元で風がぴゅっと吹いたりすると臨場感がすごくあって楽しかった。
ただ・・・やっぱり、次も積極的に4DXを見たいか
と問われたらちょっと微妙かな。
私が映画に求めているのはこういう楽しさじゃない気がする。
臨場感は増すけど、効果に気をとられて作品への没入感が薄れるというか・・・。
でも「亜人」という作品が4DXと相性がいいというのは絶対言えると思います。
IMAXへの対応といい、日本の作品でこういう展開をする作品って決して多くないので
そこに果敢に挑んだって言うのはよかったかなあって思います。
邦画が苦手としているジャンルに真正面からチャレンジして
それがしっかり実を結んだ作品になっていると思いました。
今回返す返すも残念だったのは
MX4Dじゃなかったので佐藤のバラの香りが体験できなかったこと。
今まで4Dの様式が2種類あることもなんとなくしか知らなくて
いざ行こうとしたら行きやすい映画館は全部4DXだったんですよね・・・。
ううう・・・残念・・・。

今回嬉しかったのは、玉山くんがドンピシャではまっていたこと。
玉山君って端正な顔立ちをしているので、
こういうお堅い、ドSタイプの役を振られることが多いのだけど
私はどちらかというと3枚目寄りの役の方が好きなんですよね。
特にTVではご本人の性格が何となく滲んじゃってドSになりきれないところがあるから
中途半端な感じになっちゃうことが多いような気がして・・・。
今まで唯一このドSタイプで巧くはまった! って思えたのは
「ハゲタカ」の劉でした。
その劉以来、久々にこのタイプの役で、ぶれずにはまったなあ・・・と
嬉しくなりました。
案外、映画ではこのタイプの役でもはまるのかもしれないなあ。
こういうタイプの役の方が容姿も引き立ちますしね。
原作では下村との関係ももっと描いているので
二人の関係がわかりやすいというか、
守る人、守られる人の関係がもっと理解しやすいのですが
映画では徹底的に説明が省かれていますから
玉山君と川栄ちゃんの佇まいで二人の特殊な関係を伝えるしかないのですが
ちゃんと説得力をもって成立していたと思います。
宣伝番組の「亜人カフェ」でも言っていたみたいに
玉山くんがほぼ真下に川栄ちゃんを見下ろすという絵が面白かった。
それから、血だらけになって倒れている下村を
介抱したりすることなく、いたわる言葉をかけるでもなく
見下ろしたまま「俺を守れ」と言うシーンも
二人の関係性を表していてよかった。
下村を自分を守る捨て駒としか思ってないわけじゃないよなあ・・・
と感じさせる部分もあって、でも、Sな部分は貫いたままで。
玉山君に関してはアクションはあんまりなかったんだけど
それでもちょっとはあって、
でも、人間だから、人間らしいアクションになっていて
それもよかった。かっこよかった。
綾野君と玉山君がそれぞれ個性を十二分に活かして活躍しているという点でも
私にとってはとってもお得な見応えのある映画でした。
でもきっと役者目当てではなくても楽しめる作品だと思います。






posted by HaHa at 02:31Comment(0)映画

僕たちがやりました

全話見終わって、何とも言えない気分になりました。
面白かったか、面白くなかったかと問われたら
迷わず面白かったと答えるし、
放送を楽しみに待って、できるだけリアルタイムで見ようとしていたドラマでもありました。
かなり賛否両論あったみたいですね。
私がTwitter等で感じていた反応は、
視聴率は悪いけれどネット上には熱いファンがたくさんいて視聴熱は高い作品・・・
という感じだったんですけど、
かなり過激な表現も多かったので批判も多かったみたい・・・。
というのも、今このドラマの正しい表記を見るためにググって
とりあえず目に付いたいくつかの感想を見たところ本当に賛否両論だったので。
私自身、最初の数回で本当にあかんと思って
見るのをやめようと思っていたんだけど、
それを踏みとどまらせてくれたのはあるネット記事でした。
どこの記事だったのかもう忘れてしまったんだけど、
「このドラマの主人公たちの行動のわからなさは
Twitterにバカな写真を投稿して炎上させた若者たちのわからなさだ。
そういう今時の若者がしでかすわからなさを
わからないという言葉で切り捨ててしまいたくないから
このドラマを見続ける・・・」
というような内容が書いてありました。
例えば仲間内でのノリでバイト先の冷蔵庫に入り込み
その写真をTwitterにあげてしまうような若者に対して
やっぱり「なんでそんなアホなことするんやろう」と思う。
誰かがやらかしたその結果を見て、
ああ、こんなことをしたらダメだと思うこともなく
あちこちでそういう事例があがり、その度に炎上しているのを見ると
その行動の「わからなさ」に途方に暮れる。
その「わからなさ」は世代差によるものなのか、年齢的なものなのか
はたまた性別の差に寄るものなのか、個人差なのかわからないのだけど。
確かにこのドラマで初回に見せた主人公たちの行動の浅はかさは
そういう炎上を引き起こす若者たちに感じるようなものに近いなと思って
そのネット記事を読んでから、
このドラマを見続けることで、なにか「わかる」かも・・・
という思いで見続けた中盤。
勢いでやらかしてしまった大惨事に対して
事実から目を背け、みっともなく逃げ回るだけで、
それも行き当たりばったり、その場しのぎの逃亡劇で
どこまでも人のせいにして自分の罪をなかったことにできないかともがく
若者たちの姿を見ていると、これは真正面から人間を描こうとしているんだなあ
という気がだんだんしてきました。
考えてみれば往年の名作映画ってこういう若者たちの
訳の分からない暴走を描いた名作多かったですよね。
ある意味正統派の青春ものと言えるのかもしれない。
そして、物語は残酷なまでに主人公たちに「許し」を与えない。
「救い」も与えない。
逃げて、もがいて、足掻いて、なんとか自分たちで責任をとろうともしてみて
でも、何をやっても10人もの命を身勝手な理由で奪ったことは
彼らの人生に、心に、残り続ける。
例え始まりが軽いノリであっても、
しでかしてしまったことは元には戻せない。
その残酷さを窪田くんが軽い演技に包みつつ繊細に演じていて
最終回は特に胸に迫りました。
決して容易に感情移入できるような主人公ではなかったのに
その苦しさをちゃんと視聴者に届けることができる演技というのは
やっぱりさすがだと思いました。
繰り返される暴力描写や9時スタートのドラマとしてはかなり突っ込んだ性表現もそうですが
この作品を選んで、これをドラマにしようとした制作者側の心意気に
敬意を表したいと思います。
こいういう青春ものがもっと作られてもいいよな。
こういうのばっかりになったらイヤだけど。

自分が犯した罪の大きさは感じながらも、
10人の命を奪ったことに実感を持てない主人公が
友の死を通じて人の命の重さを実感した8話がとても印象的でした。
これで死んだら自分の命をもって罪を償う、
生き残ったら自分は生かされているんだから、罪はなかったことにして生き直す
と決意して屋上から飛び降りた主人公。
結局一命を取り留めて、新しく生きなおすことを決意する。
たまたま入院した病院に、爆破事件の発端になった市橋が入院していて
市橋と意気投合、親友と呼べる関係になるも、
事故によって自分が負った後遺症を悲観して市橋は自殺してしまう。
この回はだんだん仲良くなってくる主人公と市橋の様子がほのぼのと描かれて
主人公が片思いをしていた幼なじみとの恋の進展もあったりして、
珍しく明るいトーンでドラマが進んでいただけに、
最後に主人公が市橋から送られてきたビデオメッセージを見ていると
後ろでズンという音がして振り返ると市橋が飛び降りて死んでいた・・・
というところで終わった8話は鳥肌が立ちました。
市橋が死んだのは、ちょうと主人公が「実は連子(幼なじみ)と付き合ってるんだ」
と市橋に告白した直後のこと。
市橋が自殺した直接の原因である後遺症も主人公が引き起こした事故のせいだし、
その市橋の最後の心の支えだった蓮子を奪ったのも主人公。
幾重にも責任を負わせて、なおかつ心を許し合った直後に
その親友の死でもって主人公に死の重さを理解させたんですよね。
あのズンという音が本当に怖かった・・・。

登場人物もみんなすごく魅力的でした。
新田真剣佑くんは本当に画面映えのする美形で
でもどこか寂しげな表情がすごくよかったし、
間宮祥太郎くん葉山奨之くんのトライストーンコンビもよかった。
特に葉山くん演じたマルのサイコパスっぷりというか壊れっぷりが
腹がたつほどはまっていました。
でもなんと言っても印象的だったのはパイセン役の今野浩喜さん。
丸刈り頭に白いランニングという、ちっちゃな山下清か!というような出で立ち。
でもどこか哀愁があるんですよね。
序盤はトビオたち仲間以外の人からは相手にされない寂しさを
終盤は親から愛されていない寂しさを感じさせてくれる。
永遠に大人になれない子供のような人物に
今野さんの存在感がピタリとはまった。
このドラマ、正統派の美形が多かっただけに
余計に今野さんのぶちゃいくさ(ごめんなさい)が際立って、
そういう点でもドンピシャでした。
特に終盤では、一言では言い表せないような微妙な表情がいくつもあってすごかった。
今期は「脳にスマホが埋められた!」の安藤なつさんや
「わにとかげぎす」の有田さんなど
お笑い畑の人たちの活躍が目立つクールでしたが、
その中でも特に今野さんの演技は印象に残りました。